アイラウイスキーの特徴とおすすめの銘柄

スコットランドで造られるウイスキー(スコッチ)の中でアイラ島で造られるものを『アイラウイスキー』・『アイラモルト』等と呼ばれます。

この記事ではアイラウイスキーの特徴や歴史、そしておすすめの銘柄をご紹介していきます。

アイラウイスキーの産地『アイラ島』と歴史

アイラ島はスコットランドの西側に位置し日本で言えば瀬戸内海にある淡路島と同じくらいの大きさの島である。

この島が一大ウイスキー産地にどうしてなったのかというと、一説によれば、ウイスキーの製造技術はアイルランドからスコットランドに伝わったと言われています。

アイラ島はアイルランドに近く、まずアイラ島に製造技術が伝わったのではないかと考えられる理由です。またアイラ島には大麦・水・ピートとウイスキーの原料も豊富であるため、ウイスキーの生産にうってつけであったと言える。

アイラ島の豊富なピートは海藻香を含み潮風と相まって独特の香りをアイラウイスキーにつけたわけじゃな。
えのき先生
えのき先生

アイラウイスキーの特徴

アイラウイスキーの大きな特徴は『香り』でしょう。
潮風が強くその潮風を受けたための潮の香り、またピートに含まれる海藻からの磯の香り、また湿った潮風を受けるアイラ島だからこそピートで焚く時間が長くなるためのスモーキーさがアイラウイスキーの癖・特徴となっています。

もちろん各銘柄によって調整は行われていますが、この香りを表現するのにヨード香という言葉が使われます。また『正露丸』とも言われるのですが、好き嫌いがハッキリします。

しかしアイラウイスキーのファンは日本でも非常に多く、このクセのあるウイスキーが堪らなくなるそうです。

有名人でいえばタモリさんが愛飲されている事でも知られているんじゃ。またTwitterで「SEKAI NO OWARI」のメンバーSaoriさんが「アイラ島のウイスキーが好きです。」と発言しておったのぉ。
えのき先生
えのき先生

アイラウイスキーおすすめ銘柄

ではアイラウイスキーをこれから飲み始めるという方からアイラウイスキーじゃなきゃ駄目だという方までおすすめできる銘柄をまとめてみる。
えのき先生
えのき先生

ボウモア12年

ボウモア

アイラ島の中心部のボウモア町にある蒸溜所。年間生産量は200万リットル。ボウモアはアイラの女王と呼ばれています。

ピート香はアイラウイスキーの中では中位。磯と煙の香りの中にキャラメル・花の香りも感じる。パパイヤ・マンゴーの果実風味。

容量700ml・アルコール度数40度

ボウモア 12年 40度 700ml

ラフロイグ10年

ラフロイグ

アイラ島南岸で造られ、南岸は特にピーティでスモーキーな事が有名。使用する樽はファーストフィルのバーボン樽のみ。『アイラの王』の愛称でも有名です。

薬品・コーヒーの苦い香りの中にレモンや少しバターのアロマを感じる。ピーティだが甘く、マスカットやマンゴー、ナッツのようなフレーバー。滑らかでややオイリーなコク、海藻を思わせる後味。

容量700ml・アルコール度数43度

ラフロイグ 10年 43度 700ml

アードベッグ 10年

アードベッグ10年

アイラ島南岸で造られ、南岸は特にピーティでスモーキーな事が有名。年間生産量は140万リットル

アイラモルトの中でも最も煙臭く、潮を感じ、ヨード香が強い。しかしその中に甘さと酒粕・オレンジピールといったフレーバーが感じられる。

容量700ml・アルコール度数46度

アードベッグ 10年 46度 700ml

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

蒸留所はボウモア蒸留所の対岸の半島部分。ブルックラディはボトリング設備を有し大麦の調達からボトリングまでアイラ島で行うことが可能。

アイラモルトの中ではライトなタイプで柑橘系のフルーツをほのかに感じるフレッシュな味わい。

容量700ml・50度

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ 50度 700ml

ポートシャーロット10年

ポートシャーロット 10年

以前は限定生産であった10年熟成がポートシャーロット スコティッシュ・バーレイの後継としてポートシャーロット 10年が定番商品になった。

香りはドライで力強くヘビーピートでスモーキー。味わいはオークから引き出された甘さとスモーキーさが良い。

容量700ml・50度

ポートシャーロット10年 50度 700ml

キルホーマン

キルホーマン マキヤーベイ

蒸溜所の位置はブルックラディのある半島の反対側。特徴的なのは他のアイラの蒸留所と違い海に面していない蒸留所です。

ピーティさとバニラの甘さがマッチし、海藻・胡椒やミックスフルーツのアロマを感じる。燻製ナッツの余韻と少しのチーズ香が面白い。

容量700ml・アルコール度数46度

キルホーマン マキヤーベイ 46度 700ml

カリラ12年

カリラ12年

蒸留所はアイラ島北側にあり、ジュラ島の対岸でもあることからCaol(海峡)Ila(アイラ)からCaol Ila(カリラ)と名付けられました。当初は殆どがジョニーウォーカーのブレンド用だったのですが、2002年以降にシングルモルトシリーズとして入手しやすくなりました。

ピートが効いてスモーキー。その中にはハーブ・ローストされたアーモンドを感じるスパイシーさも。口全体にチョコレートのような甘さ、バニラを感じる。

容量700ml・アルコール度数43度

ラガヴーリン 16年 (700ml・43度)

ラガヴーリン 16年

アイラ島南岸で造られ、南岸は特にピーティでスモーキーな事が有名。麦芽はポートエレン製を使用しています。

アイラモルトの中では最もリッチで重厚なウイスキー。強烈なピート香でスモーキー。黒蜜のような深い甘さとカカオミルクやスイートチョコのなめらかな味合い。

容量700ml・アルコール度数43度

ラガヴーリン 16年 43度 700ml

まとめ アイラウイスキーの選び方

わかば
わかば
先生!結局どれを選んだらいいのかわかりません。
そうじゃな、ではこれからアイラウイスキーに挑戦する方向けをまずピックアップしてみるとこれからアイラモルトを飲んでみたいという初心者の方ならスモーキーさのが殆どないブナハーブン、キルホーマン、ブルックラディ。
もう少しアイラらしさが欲しいという方はボウモアを選んでみるといいじゃろう。
えのき先生
えのき先生
ちーたくん
ちーたくん
じゃ先生、ボウモアを飲んでもっとアイラウイスキーを知りたくなったらどれを選ぶのかにゃ?
アイラ上級者になるとそのクセを楽しんで欲しい。それらをまとめてみるとこのような感じじゃ。
アイラらしさを存分に味わいたい方にはラフロイグ、アードベッグ、ラガヴーリン、カリラがおすすめじゃ。
勿論各銘柄で特徴は違うが、ヨード香目当てならラフロイグ・アードベッグで間違いないじゃろう。
えのき先生
えのき先生

 

キルホーマン・マキヤーベイ
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