キャンベルタウンの少量生産品のキルケラン。歴史のある古い蒸留所ですが長期間閉鎖しており、本格的に再稼働しはじめたのは2004年。そんな今後が楽しみな蒸留所から新作が発売されました。では今回のリリースはどのようなものなのでしょうか。
キルケランについて
グレンガイル蒸留所は1872年にキャンベルタウンで創業。元はスプリングバンクの共同経営者だったが兄と喧嘩しグレンガイル蒸留所を建てたそうです。しかし1925年に蒸留所は閉鎖、その後2004年に敷地内に新蒸留所を建てる。このグレンガイル蒸留所の復活はスプリングバンク蒸留所のオーナーです。
グレンガイル蒸留所なのに造られる銘柄の名前が「キルケラン」というのは、グレンガイルはすでに他社ブランドとして登録があったため、キャンベルタウンの旧名でもあり「セント・ケアラン協会」の名前をとってキルケランと名付けられました。
キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ5の特長
ヘビリーピーテッド麦芽（フェノール値84ppm）を使用した“ピート・イン・プログレス” シリーズの第5弾です。
今回のバッチは、バーボン樽原酒を85％、シェリー樽原酒を15％使用したカスクストレングスボトリングで、日本への入荷は660本です。
へビリーピーテッドならではの力強いスモーキーさにキャンベルタウンに吹き込む潮風が加わり、ビスケットのようなモルトの甘みとフルーツの味わいが広がります。ぜひこの機会に新たなキルケランの魅力をお楽しみください。
公式テイスティングノート
香り：焼きマシュマロ、ピートスモーク、潮風、赤い果実
味：ピートスモーク、灰、ビスケット、バナナ、リンゴ、ほんのり潮
容量700ml、アルコール度数57.7度
おすすめの飲み方
おすすめの飲み方はストレートですがピートがきついと感じたら加水で飲むのをオススメします。
榎商店STAFFより
比較的新しい蒸留所ながら、飲み方も人も選ばない非常にバランスの良い味わいが特徴のキルケラン。通常のキルケランはフェノール値15ppmと比較的とっつきやすいですがこのヘビリーピーテッドは84ppmとのことでなんとアードベッグ以上の煙臭さです。アイラやピートがたまらなく好き！という方はぜひ手にとってみてください。
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