キャンベルタウンのグレンガイル蒸留所で造られる『キルケラン』蒸留所名と異なる名の銘柄。ここではキルケランの種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
キルケランの歴史と蒸留所
グレンガイル蒸留所は1872年にキャンベルタウンで創業。元はスプリングバンクの共同経営者だったが兄と喧嘩しグレンガイル蒸留所を建てたそうです。しかし1925年に蒸留所は閉鎖、その後2004年に敷地内に新蒸留所を建てる。このグレンガイル蒸留所の復活はスプリングバンク蒸留所のオーナーである。
グレンガイル蒸留所なのに造られる銘柄の名前が「キルケラン」というのは、グレンガイルはすでに他社ブランドとして登録があったため、キャンベルタウンの旧名でもあり「セント・ケアラン協会」の名前をとってキルケランと名付けられました。

キルケランの種類と味の特徴

キルケラン12年
バーボン樽70%とシェリー樽30%を使用した12年熟成。
香りは蜜蝋、ピート、バニラ、リコリス、ライム、レモン、ホワイトペッパー。味わいは潮、メロン、蜂蜜、トフィー、ピートスモーク、ジンジャーブレッド、コーヒービーンズチョコ
容量700ml・アルコール度数46度
キルケラン ヘビリーピーテッド
ヘビリーピーテッド麦芽(フェノール値84ppm)を使用した“ピート・イン・プログレス” シリーズ。バッチによってバーボン樽原酒、シェリー樽原酒の構成比率は変わりカスクストレングスで瓶詰めされます。
香りは焼きマシュマロ、ピートスモーク、潮風、赤い果実。味わいはピートスモーク、灰、ビスケット、バナナ、リンゴ、ほんのり潮。
容量700ml・アルコール度数57.7度
注意:テイスティングノート及びアルコール度数はバッチ5のものです。
キルケランのおすすめの飲み方
キルケランのおすすめの飲み方はストレートですが、アルコールがキツイと感じたら加水してもいいですし、ロックも非常に美味しいです。
キルケラン ヘビリーピーテッド バッチ2 キャンベルタウンはバーボン樽とシェリー樽を使用し複雑な風味が楽しめるのでストレートが一番美味しさを感じられます。
そういう方はトワイスアップやロックにして少し薄めて飲んでも十分美味しいんじゃ。

キルケランの選び方
キルケランはスプリングバンク蒸留所のフロアモルティングされた麦芽を使っているのでスプリングバンクと飲み比べてもいいかもしれません。
スプリングバンクほどの塩気はないが、キルケランでも感じることが出来るじゃろう。

えのき商店STAFFの意見
スプリングバンクと姉妹蒸留所でもあるグレンガイル蒸留所、そこの銘柄が「キルケラン」。しかも使用するモルトもスプリングバンクのフロアモルティングされた麦芽という事で、スプリングバンクファンには一度飲んで頂きたい銘柄です。
品切れになりやすい銘柄ですので、再入荷通知や各ショップメルマガ、Twitter(@enokishouten)のフォローして頂けますと入荷情報等もアップしています。
最後にキルケランに関して当店スタッフが解説動画をYoutubeにアップしていますので、是非ご覧になってください。
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