若鶴酒造のHARRY CRANESがリニューアルし三郎丸蒸溜所のポットスチルZEMONの原酒を使用した缶ハイボール「三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボール」が先日リリースされたので購入しました。
今回は三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボールを飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。
ポットスチルZEMONとは
まぁこれを慌てて購入した理由は「世界初鋳造製ポットスチル「ZEMON」」に興味があったからで、三郎丸蒸溜所のシングルモルトなんかはなかなか入手が出来ませんんものね。
そしてZEMONで蒸留された酒質を調べてみたところ、ZEMONは銅が約90%、錫が約8%含まれる銅錫合金で造られており、錫は古来より酒の味をまろやかにすると言われているそうです。
ということは三郎丸のスモーキーな原酒の特徴から考えると、口当たりはまろやかなヘビリーピーテッドという事でしょうか。凄く気になりますね。
三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボールの感想
私は三郎丸蒸溜所のシングルモルトは残念ながら、これまで飲む機会には恵まれませんでした。しかし以前飲んだ「ムーングロウ10年 リミテッドエディション2019」で思いの外しっかりしたスモーキーさに驚きました。
普段アイラモルトを好んで飲む私も納得の美味しさだったので、もしもこの「三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボール」がハマったら、ちょっと今後の私のウイスキーの買い方が変わるかもと思っています。
公式テイスティングノート
取り敢えず缶に書かれた原材料を見るとモルト、グレーン/炭酸となっていますね。アルコール分は9%の355mlになっています。
前面にちゃんと「ウイスキーとソーダだけでつくりました。」と書かれていますね。
1952年にウイスキー製造をはじめてから、スモーキーな香りにこだわってきた三郎丸蒸留所。その三郎丸蒸留所が日本で初めて開発したスモーキーハイボール缶がさらに美味しくなりました。多層的なピート香とキレのある飲み口をどうぞお楽しみ下さい。(缶裏面を引用)
では実際に飲んでみた感想を書いてみます。
三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボールの味わい
缶ハイボールなんで冷やして氷を入れずに飲んでみることにしました。
香りはふんわりと香るスモーキーさとレモンのような柑橘の香りがします。そして後から少しフルーティな甘さもあるかな。バニラとか蜂蜜という感じではなく、私の脳裏によぎったのは日本酒の酒粕を焼いた時のような甘い香りに感じました。
飲んでみるとピートとスモーキーさがちゃんと感じられますね。ただやはり以前ムーングロウを購入して自分で作ったハイボールに比べるとスモーキーさは物足りない感じ。
それでも確かにキレがありスモーキーで美味しいですね。食中酒には抜群に良いと思います。
氷を入れると風味の変化もあるとは思いますが、取り敢えず今回は缶ハイボールということでそのまま冷蔵庫で冷やして飲んでみました。
三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール ナッツ＆幻魚セット
因みに私が購入したのは三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール4缶＋ナッツ＆幻魚のおつまみが付いたセットです。
スモークナッツ with 能登塩 70ｇとスモーク幻魚 15ｇというのにも興味を惹かれちゃいました。
スモーク幻魚の頭の部分がかなりホラーですが、食べてみるとほんのりとスモークが効いてて海の潮っぽさもあり凄く美味しいですね。
スモークナッツ with 能登塩も美味しいですね。流石だと思ったのが塩加減がちょうどハイボールに合います。
三郎丸蒸溜所のスモーキーハイボール 個人的評価
缶を開けるだけで飲めるハイボールと考えるとスモーキーで美味しいとは思います。コンビニなんかで見つけた際は「買い」ですね。
そして例えばアイラモルトが苦手という方にも、スモーキーウイスキー入門用として凄くよいと思いました。まぁ私のように爆発的スモーク好きな方ばかりではないと思いますので、この程よいスモーキーさとピート、そしてレモンのような柑橘系の爽やかさに、かすかに感じる甘みというのは多くの方に美味しいと思わせるハイボール缶だと思いました。
今飲みながら書いているのですが、飲めば飲むほど後引く美味しさですね。ただ24缶セットを買うかと言われたらアイラ島のシングルモルトを私は買います。
最後にポットスチルZEMONの酒質に関してですが、すいません私程度では判断がつかないというのが正直な感想です。
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