アイラ・アイランズ・ハイランドのモルトを使いハチミツの甘味やヘザーそしてスモーキーさが楽しめる「ブラックボトル」。今回はブラックボトルを構成するキーモルト(原酒)の解説をしていきます。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
ブラックボトルの特徴とキーモルト
ブラックボトルのキーモルトは
- ブナハーブン(アイラ)
- トバモリー(アイランズ)
- レダイグ(アイランズ)
- ディーンストン(ハイランド)
上記4つを特にキーモルトとして多種のモルトとグレーンをブレンドして造られます。
キーモルト1:ブナハーブンの特徴
アイラの中では異色なオフィシャルスタンダードのボトルはノンピートの麦芽を使用しています。またブナハーブンはアイラモルトの中では最も軽いと言われておりフレッシュな風味が特徴です。
おすすめ:ブナハーブン12年
キーモルト2:トバモリーの特徴
香りは潮、バニラ、シトラス、ミント。そしてカカオのビターな香りが特徴。味わいはかなりドライでスパイシー。柑橘系とオレンジピールのようなビターさが感じられる。
おすすめ:トバモリー10年
キーモルト3:レダイグの特徴
レダイグはトバモリー蒸留所で造られ、ヘビリーピーテッドになります。トバモリーに比べ潮気とスモーキーさが際立ち、口当たりはオイリーさや広がるスモーク香が特徴的です。
おすすめ:レダイグ10年
キーモルト4:ディーンストンの特徴
ハイランドらしく、バニラ香やモルトの香ばしさに微かに花の香。マイルドな口当たりでクセがなく非常に飲みやすい。ディーンストンはピートを焚かない事でもしられています。
おすすめ:ディーンストン12年
ブラックボトルのおすすめポイント
ブラックボトルはスモーキーさとアイランズの潮っぽさ、そしてシロップのような甘みがとてもバランスよく感じられます。フィニッシュには少しクッキーのような香ばしい麦感もあり最後にはスパイシーな余韻も。
ストレート、ロック、ハイボールと飲み方を選ばず愉しめます。
ブラックボトルからのおすすめ銘柄
ブラックボトルから次に飲む銘柄としては、ブレンデッドウイスキーでは2つをご紹介します。1つ目はスモーキーさが欲しい方に「ビッグピート」がおすすめ。アイラのモルトを使って非常にスモーキーなボトルです。
2つ目はアイランズのブレンデッドモルト「ロックアイランド」。アイランズモルトのみが使われているので、アイランズの潮っぽさやヘザー、ハチミツのような甘みを楽しめます。
そしてシングルモルトではキーモルトになっている、4つを飲んでみるといいですね。
アイラの蒸留所の中で異色のブナハーブン。ノンピートながらも評価は非常に高く飲みやすい。またトバモリーとレダイグは同じ蒸留所で造られるノンピートとヘビリーピート。この飲み比べも面白いですね。最後にディーンストンはハイランドらしいエレガントさが楽しめると思います。
本日のおすすめ商品はこちら
榎商店の各店舗はこちら
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています