ウイスキーの風味の表現方法として使われるピーティとかスモーキーってよく聞きますが、ウイスキー初心者からはなんのこっちゃ解りません。
そこで今回はえのき先生にウイスキーのスモーキー、ビーティについて解説して貰います。
ウイスキーのピーティとは
ウイスキーの原料である麦芽を乾燥させる際にピートという泥炭が使用されます。
このピートとは寒冷地に生える植物(ヘザー、コケ、シダ等)が枯死し長い年月をかけて堆積して出来た泥炭です。
このピートを使用し乾燥させた際についた香りをピート香と呼び、ピート香の強いウイスキーをピーティと表現します。
ピートを焚く時間とスモーキーなウイスキー
ピートを使って麦芽を乾燥させる際の麦芽自体の水分量で乾燥時間が異なってきます。
水分量の多い麦芽を乾燥させるには時間がかかり、それだけピート香が重厚になりスモーキーなウイスキーになるのは想像が付くと思います。
ピーティとノンピーティなウイスキー
ピーティ代表 ポートシャーロット10年
スモーキーさでクセが強く個性的。
ウイスキー中・上級者にファンが多いシングルモルトスコッチ
ノンピーティ代表 ブルックラディ ザ・クラシックラディ
ピートをほとんど焚かないのでクセがなく上品でまろやか。
飲みやすさで初心者から上級者まで幅広く飲まれています。
クセがないので物足りないと感じる方もいるかもしれんが、幅広い層に支持されているんじゃ。
ちなみにこの2つの銘柄はアイラ島にあるブルックラディ蒸溜所で造られています。
スモーキーの表現はピーティだけじゃない
スモーキーという表現の中にはピーティだけでなく、全部で3つの種類があります。
それがピーティ・メディシナル・ハーシュです。
メディシナルなウイスキーの特徴と銘柄
メディショナルと表現されるウイスキーはヨード香や薬品香というような表現がされることもあり、極端な表現に「正露丸」なんて言われ方もします。
メディショナル代表 ラフロイグ
アイラの王と呼ばれるラフロイグ、ヨード香と言われる独特の香りとその甘さが病みつきになるとファンも非常に多い銘柄です。
ハーシュなウイスキーの特徴と表現のされ方
ハーシュと表現されるウイスキーはザラザラとしたスモーキーさを表す時に使われる事が多く、決して心地よい感じがしない時に使われます。
まとめ
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