アベラワー アブーナ レビュー

アベラワーのカスクストレングスといえば「アベラワー アブーナ」。前々からいつかはと思ってましたが先日購入しました。

今回はアベラワー アブーナを飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。

アベラワー アブーナの感想

アベラワーはこれまでに12年ダブルカスク、そして10年フォレストリザーブを飲んだのですが、いずれも凄く美味しかったんですよね。

いろいろと飲んだ後に最後にデザートとしてストレートで飲んで素晴らしく美味しいウイスキーなんですが、飲み慣れてくるとやはり飲んでみたくなるのがカスクストレングス。極限の甘みを堪能したくなりますね。

では早速と飲んでみる前にアベラワー蒸留所の公式テイスティングノートを見てみようと思います。

公式テイスティングノート

A’bunadhはしっとりしたレーズンと自家製フルーツケーキの豊かで複雑な風味を確保するために、各バッチが作成され、最初から最後まで手作りのウイスキーです

オロロソシェリーの豊かで深い香りと調和するミックススパイス、プラリネ、オレンジの香り。味わいはオレンジ、ブラックチェリー、ドライフルーツ、ジンジャーにダークビターチョコレートをスパイクし、シェリーとオークを豊富にしました。フルボディでクリーミー。余韻はエキゾチックなスパイス、ダークチョコレート、オークのほろ苦い香り。
引用元:Aberlour A’bunadh Single Malt Scotch Whisky – Aberlour

※Google翻訳ですので若干の違いはご了承下さい。

では実際に飲んでみた感想を書いてみます。

アベラワー アブーナ ストレート

アベラワー アブーナ ストレート

香りは加水せずにストレートそのままだと、思ったよりもガツンとは来ないですね。ドライフルーツ、レーズン、オレンジピールといった少し酸味とも取れる香りと甘いフルーティさ、糖蜜のような甘い香りがふんわりと感じられます。

味わいは口に含むとアルコールのアタックは当然あります。なにせ61.2%のアルコール度数なんですから。ただアルコールの濃さイコール味わいの濃さで、赤いフルーツ系(ブラッドチェリー、レーズン)の酸味を伴う深い甘さが広がり、ジンジャーのスパイシーさが感じられ、そこからダークチョコレートのような深い味わいが続いていきます。

超濃厚ですね。凄く美味しいです。ストレートを普段飲まない方にはアルコール感が強すぎるかもしれませんが、慣れてくるとこれほどの深い甘みとスパイス感はなかなか他では味わえないですね。

アベラワー アブーナ ロック

アベラワー アブーナ ロック

ロックにすると冷やされることで更に香りは穏やかになりますが、口に含むとしっかりとドライフルーツの甘みと、余韻のダークチョコ感が素晴らしい。

クリーミィさもロックのほうがクリーミィな気がしました。氷が溶けるにつれて更にクリーミィな味わいと共に、ストレートで感じたビターチョコのような味わいが、ミルクチョコを感じさせる甘みを伴う余韻になった気がします。

アベラワー アブーナ ハイボール

アベラワー アブーナ ハイボール

ハイボールにしてもしっかりとした味わいは流石にカスクストレングスというところでしょうか。ソーダ割りにすることで柑橘感が増しスッキリとした印象を受けます。

ただシェリー樽熟成ですので、やはり渋みも感じますね。そして何故か私にはバーボンをハイボールにした時に感じる溶剤感といいますか、そうした印象を受けました。

まぁストレートやロックでこれだけ美味しいボトルですので、ハイボールはあまりおすすめはしません。

アベラワー アブーナ 個人的評価

ストレート、ロックでは文句なしの美味しさですね。これだけ濃厚な味わいが1万円前後と考えるとシェリー樽熟成好きの方は1度は飲んだほうがいいとおすすめできるボトルです。

シェリー樽熟成のカスクストレングスは本当に美味しいですね。このアベラワー アブーナは61.2%もあるので、自分の好みの濃さに加水して調整しても美味しいですね。ただトワイスアップまで加水するのはあまりおすすめしません。

あとはアベラワーの酒質でしょうか、これほどの濃さのシェリー樽熟成を飲んでも結構サッパリしてるんですよね。ドシッともたれないところも私は評価の基準かなと思いました。

アベラワーアブーナ 61.5度 700ml

 

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