新しく今後確実に注目されるであろう「エシカルスピリッツ」。クラフトジンをリリースしているのですが、そのコンセプトがとても興味深いのです。
今回はエシカルスピリッツで造られるジン種類と味や特徴、そしてどんなジンなのかをご紹介。
エシカルスピリッツとは
エシカルスピリッツは「東京リバーサイド蒸溜所」でクラフトジンを製造している会社で、その創りから面白く、1F蒸留器のあるフロアの路面側にはストアがあり、クラフトジンや限定グッズが販売されていて、2FにはBar&Diningがあり、屋上ではクラフトジンの蒸留や２F「Stage」でのカクテルやフードメニューに使用するボタニカルやハーブを育てているそうです。
当然面白いのは蒸留所の建物だけではなく、廃棄されそうなものをリユースしてこれまでになく、そして現在流通しているものを凌ぐクラフトジンを研究されていて、より華やかなジンを製造しているのです。
エシカルスピリッツの種類と味の特徴
シリーズがあり、これまでリリースされたボトルを紹介していこう。
LAST MODEST
酒粕をリユースして作るクラフトジン、「LASTシ リーズ」の第一弾。 鳥取県の酒蔵(千代むすび酒造)が蒸留した酒粕を 使用し、酒粕のポテンシャルを最大限に引き出しま した。
使用ボタニカル：粕取り焼酎(鳥取県製造)、ジュニパーベ リー、生姜、コリアンダーシード、レモン、 アンジェリカ、シナモン
生姜とジュニパーベリーの香りが感じられるドライジンで、しっかりとした味わいと飲みやすさが特徴。ジンベースのレモンサワーのような味わいが、食中酒としてもおすすめです。
容量200ml ・375ml ・アルコール度数43度
LAST ELEGANT
酒粕をリユースして作るクラフトジン「LASTシリー ズ」の第二弾。 鳥取県の酒蔵(千代むすび酒造)が 蒸留した酒粕を使用しています。
使用ボタニカル：粕取り焼酎(鳥取県製造)、ジュニパーベ リー、ハイビスカスティー(ローゼル)、 ピンクペッパー、コリアンダーシード、ラ ベンダー、カルダモン、生姜、シナモン、 カフィアライムリーフ、花椒
ラベンダーに代表されるフローラルな香りとピンク
ペッパーやカルダモン、そして花椒のスパイシーさが唯一無二のアロマを織りなします。複数のボタニカルの組み合わせが織りなす、複雑で華やかな香りのフレーバードジンスタイルに仕上げました。
容量200ml ・375ml ・アルコール度数47度
REVIVE from NINJA
飲み頃を過ぎてしまった日本酒を再生させたジン。
原酒には滋賀県甲賀市に構える酒蔵(瀬古酒造)の日本酒『忍者』を使用。
使用ボタニカル：清酒(滋賀県製造)、ジュニパーベリー、摘果す だち、茗荷(茎)、古木茶、コリアンダーシー ド、アンゼリカルート、煎茶、カモミール
スダチ、茗荷の爽やかな香りに続き、柔らかく甘い日本酒由来の香りが感じられます。口に含むと、煎茶や古木茶のゆったりとした苦味が広がり、カモミール、ジュニパーベリーの余韻が続きます。
容量375ml ・アルコール度数45度
REVIVE from Hoegaarden
コロナ禍の影響で余剰となったビールを再生させたジンの第二弾。ベルギーホワイトビールブランドで ある『Hoegaarden(ヒューガルデン)』の「ヒューガルデン・ ホワイト」を使用。
使用ボタニカル：ビール(Hoegaarden)、ジュニパーベリー、八朔ピール、バレンシアオレンジピール、コリ アンダーシード、レモン、ローズペタル、 ティムールペッパー、ホーリーバジル
バレンシアオレンジと八朔の甘く爽やかな柑橘香とコリアンダーシードの爽やかさが組み合わさることで、非常に清涼感のあるジントニックに最適なジンに仕上がっています。
容量375ml ・アルコール度数45度
REVIVE from IPA
コロナ禍の影響で余剰となったビールを再生させたジンの第二弾。シカゴ産のIPAを蒸留 。
使用ボタニカル：ビール、ジュニパーベリー、レモン、抹茶、コリアンダーシード
原酒由来のフルーティ でパンチのある味わいとホップの青々しさに、レモンの 爽やかさと抹茶の優しく甘い香りが効いた、個性的な味 わいに仕上がっています。
容量375ml ・アルコール度数54度
エシカルスピリッツのおすすめの飲み方
エシカルスピリッツからリリースされるジンのおすすめの飲み方はソーダ・お湯割りがおすすめ。
特に日本で製造される酒のリユース商品に関しては日本独特の特徴がしっかりと出ており、お湯割りで飲んで楽しめる味わいになっています。
エシカルスピリッツの選び方
エシカルスピリッツは現在コアラインナップとなるレギュラー製品はないものの、こうした面白いジンはそうそう購入できないので、主原料をもとに選んでもいいかもしれませんね。
またLASTシリーズの200mlはリーズナブルなので、お試しに飲むのに向いていると思います。
榎商店 STAFFより
エシカルスピリッツが製造する廃棄されるはずのものが新たにクラフトジンと形を変え、大きく展開してくのは酒業界は勿論ですが、日本酒やビールなどの今後の形の始まりかもしれませんね。
今後さらに面白いクラフトジンのリリースも増えてくると思います。興味がある方は要チェックですね。
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