カルヴァドスとは?
カルヴァドス(カルバドス、カルバトスとも呼ばれます)はりんごのブランデー(アップルブランデー)です。
しかしカルヴァドスを名乗るためにはかなり厳しい条件が必要で、
- フランス北部カルヴァドス産のリンゴを使っていること
- 上記のシードル(りんごの発泡酒)を蒸留し、最低2年以上樽で熟成させたもの
この条件を満たしたものだけがカルヴァドスの名称を使うことができます。
カルヴァドス産のりんごは質が高く、フルーティーな香りを大切にしているため、飲んでからも口の中がりんごの香りで満たされるのが特徴です。
この地域以外で造られるものはカルヴァドスと名乗れず、全てアップルブランデーと呼ばれます。
なお、カルヴァドスはブランデーのようにお酒の種類を示すことばとして定着しており、特定の銘柄、商品を示している言葉ではありません。
カルヴァドスの飲み頃と保存できる期間
度数が40度あるため、若いカルバドスほど刺激的な感じがあり、熟成が進んでいるものの方がまろやかです。
しかし100年クラスになるとお酒としての状態が悪いものもあります。(50年ぐらいならば大丈夫です)
香りとアルコールのバランスが丁度良くなる熟成6~15年ぐらいのものがおすすめです。
カルヴァドスのおいしい飲み方
食後のチーズや、シガーとの相性がよいカルヴァドスですが、カクテルベースとしても頻繁に使われています。
定番ジャックローズからコーヒーに入れて飲むホットカクテルまでいろいろなカクテルが楽しめるお酒です。
ストレート
カルヴァドス本来の香りや味わいを楽しむならストレートで。
カルヴァドスに慣れていないと刺激を強く感じる人もいるため、刺激が苦手な方はロックがオススメです。
りんごジュースで割る
カルヴァドスの刺激が苦手な方や、初心者の方はりんごジュースで割るのがオススメでし。
りんごジュースを少し足すことで甘みが追加され、飲みやすくなります。
カルヴァドス・トニック
- カルヴァドス 45ml
- トニックウォーター 135ml
グラスにブラー カルヴァドスとトニックウォーターを入れ、ライムまたはレモンを絞ります。
ジャックローズ
- カルヴァドス 45ml
- フレッシュライム・ジュース 15ml
- グレナディン・シロップ 15ml
材料をシェークしてカクテルグラスに注げば完成です。
ライムジュースのかわりに、レモンジュースでも代用可能です。
おすすめのカルヴァドス
ブラー カルヴァドス
ブラー社はオージュ地方にアペラシオン(産地)を持ち、厳選した上質なりんごを使用してカルバドスを造っています。
カルバドス市場で最高品質のひとつとされるブラー社のカルバドスの約80% は、世界4大陸に輸出されています。
カルヴァドスの中でも定番の銘柄。
迷ったらまずはブラーがオススメです。
シャトー ド ブルイユ
カルヴァドス最良の産地といわれる、ノルマンディー・ペイドージュ地方にあるシャトーで、数百種類のりんごを使って生産されています。
小規模ながらも由緒あるシャトーは、重要文化財級の豪華な建物で、格調高いテイスティングルームを持ちます。
昔ながらの製法を守り、じっくりと時間をかけて蒸留された原酒を選びぬいたリムーザンやトロンセのオーク樽に入れて熟成させています。
デュポン
世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っているブランドです。
熟成には内側を焦がしたオーク樽を使用したり、新樽への移し変えを贅沢に行うなど、異色の高級カルヴァドスです。
クール・ド・リヨン・ポム・プリゾニエール
熟成期間は5年。
りんごがまるまる1個入っているため、見た目のインパクト大!
プレゼントに最適です。
中のりんご食べられるけどガラスを割らないと取り出せないため、無理して食べる必要はない。
キャップはロウを溶かす必要があります。
まとめ
上記以外にもブランデーと同じくたくさんの銘柄があります。
日本では製パンや製菓などにもよく使われるカルヴァドス。
紅茶にちょっと入れてもOK。
ブランデーとは違った、りんご特有の爽やかさとジューシーさが楽しめるカルヴァドス。
気楽に楽しんでくださいね。
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