悲劇の女王と言われたスコットランド女王が名前の由来になっている「ハイランドクイーン」。ここではハイランドクイーンの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
ハイランドクイーンとは
1893年にマクドナルド&ミュアー社が創案し、エジンバラ外港のリースで創業されました。悲劇の女王と言われたスコットランドの女王であるメアリー・スチュワートがリースと深く関係があった事からハイランドクイーンという名前を付けたそうです。
当時は構成原酒にタリバーディンを中心にグレンモーレンジィやグレンマレイを使っていたそうですが、現在はグレンモーレンジィは入っていないそうです。
現在ハイランドクイーンを製造するのはタリバーディンを所有しているフランスのテロワール・ディスティラーズ社となっています。
ハイランドクイーンの種類と味の特徴
ハイランドクイーン ブレンデッドスコッチ
蜂蜜やリンゴ、トフィーのような甘くすっきりとした香り。最初に感じるのは蜂蜜とリンゴの甘く軽やかな味わい。最後に少しだけリコリスの風味を感じる。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン シェリーカスクフィニッシュ ブレンデッドスコッチ
麦ほのかな香りと、シェリー樽由来の甘くスパイシーな香り。とても滑らかで、ウッディさとシェリーの甘さがバランスのいい味わい。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランド・クイーン シェリー樽フィニッシュ 40% 700m
ハイランドクイーン 8年 ブレンデッドスコッチ
ダークチョコレート、麦、バタースカッチの香り。口当たりはとても滑らかで香ばしいナッツとドライフルーツの甘味。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン 12年 ブレンデッドスコッチ
青リンゴ、砕いたブラックペッパー、バニラの香り。味わいはヘーゼルナッツ、モルトの風味、すっきりとしたフルーティさが特徴。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン 1561 ブレンデッドスコッチ
ほのかな塩キャラメルとトフィート、そしてりんごとシナモンの香り。シナモンのスパイシーさとリンゴ、そしてわずかに感じるドライフルーツの優しく温まるような味わい。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン マジェスティ クラシック シングルモルト
軽やかなフルーティーさと優しく甘い香り。オークのタンニン感のバランスが良く。柔らかくエレガントな味わいが特徴です。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン マジェスティ12年 シングルモルト
華やかでフローラルな香りと繊細で滑らかな甘さを感じる穏やかな香り。丸みのある上品で優しい味わい。ナッツの香ばしいさとああ実を感じる。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーン マジェスティ16年 シングルモルト
ドライフルーツ、チョコレート、スパイシーさと立地な熟成感を感じる香り。滑らかで甘くトフィーや麦芽の甘さの中に感じるスモーキーさとピーティさのバランスが良い。
容量700ml・アルコール度数40度
ハイランドクイーンのおすすめの飲み方
ハイランドクイーンのおすすめの飲み方はストレート、ロック、ハイボール、水割りとどのような飲み方でも美味しく楽しめます。
ノンエイジといった年数表記なしのものほどハイボール向きで、熟成年数が長くなるほどストレートやロックで楽しみやすいですね。特にハイランドクイーン マジェスティ16年 シングルモルトはロックが非常におすすめの1本です。
ハイランドクイーンをおすすめする方
ウイスキー初心者の方やハイボールしか飲まない方からちょっとウイスキーに慣れ親しんだ中・上級者まで楽しめるラインナップの豊富さがいいですね。
華やかで甘味のある優しい味わいの銘柄が飲みたい時におすすめです。
えのき商店 STAFFより
さて冒頭で触れたハイランドクイーンの名前の由来ともなっている悲劇の女王メアリー・スチュワートにちょっとだけ触れておきます。
メアリーはスコットランド王ジェームズ5世の第3子として生まれるがジェームズ5世がまもなく急死、生後6日で王位を継承する。メアリー5歳の時にイングランドの政権を握ったエドワード・シーモアの攻撃を受け、王母の提案でメアリーはフランスアンリ2世の元に逃れる事となります。
1558年メアリーはアンリ2世の王太子 フランソワと結婚式し、王太子が フランソワ2世として即位し、メアリーはフランス王妃となるが、1560年フランソワ2世が16歳で病死、メアリーは翌年にスコットランドへと帰国する。
少し端折りますが、メアリー自身の最後は廃位ののち国を追われ、エリザベス1世の命によりイングランドで刑死します。その波乱万丈な人生からも「悲劇の女王」と呼ばれる所以かもしれません。特に最後の刑死につながる流れも
このメアリーに関しては幾つか映画化もされているそうで「ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年)」は最近の作品なので興味を持った方は是非。
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