音楽のみならず様々なシーンで存在感を見せるブルーノ・マーズのブランド「セルバレイ」。今回はセルバレイの種類と味や特徴、そしてどんなラムなのかをご紹介します。
セルバレイとは
2014年にスタートしたパナマのジャングルで手がけた上質なラム酒ブランド「セルバレイ」。
3名の創業者が「ブルーノ・マーズ」にラムを送ったのをキッカケに、元々ラム好きであったブルーノ・マーズがセルバレイに感銘を受け、創業者と関係を築きました。
現在ではブルーノ・マーズがセルバレイのオーナーになり精力的に情報を発信しています。
セルバレイラムの特徴
キューバ製のラムで、非常に個性が強いタイプのラムです。
パナマは世界中の潮が流れてきていることから海と火山のミネラルが豊富で、ここで育った滋味豊かなサトウキビを使って造られています。
また平均気温が30度強と非常に高いため、害虫がおらず、サトウキビ栽培に農薬を使う必要がないのも特徴です。
サトウキビは機械を使わず全て手で収穫。パナマのジャングルのパイナップルに自生する自然のイースト菌で発酵させ、蒸留後は内側を炙ってバニラの甘みを強めたバーボン樽で熟成させています。
蒸留からボトリングまで1つの土地で行っており、1つのところで全て行う珍しい形態のラムです。
セルバレイ ラムの種類とオススメの飲み方
セルバレイ チョコレートラム
5年熟成のラムに天然チョコレートを注入したことで固有の豊かさが強化され味わい深さと丸みのある口当たりになっています。
本来の風味の広がりだけでなく、チョコレートのフレーバーや甘いトフィーのような香りが感じられます。
芳醇な甘いチョコレートの香りがある反面、味に全く甘さがないのが特徴です。
容量700ml・アルコール度数35度
おすすめの飲み方
セルバレイチョコレートラムはロックやコーヒーカクテルにおすすめ。
「セルバレイチョコレートラム：コーヒー＝3：1」でチョコとコーヒーの風味が絶妙にマッチしたカクテルに仕上がります。
その他、スモーキー系のウイスキー（ラフロイグやタリスカー）で割ってさらにハイボールにすると、ランクの高いハイボールに。
また、ジンジャーエールで割るのもGood！
セルバレイチョコレートラムは非常に甘いチョコの香りが特徴ですが、甘いわけではないので、リキュール代わりには使えません。
甘めのものが好きな方は、コーラやシロップなど、甘みのあるものを追加すると美味しく飲めます。
セルバレイ ホワイトラム
アメリカンオーク樽で３年熟成と５年熟成のラムをブレンド。ターコイルフィルターで色を抜いていますが、味わいはしっかりとしたラムです。
サトウキビの風味がしっかり残る3年熟成、カラメル・バタースコッチの香りがする５年熟成を合わせることで、風味豊かなホワイト・ラムに仕上がっています。
容量750ml・アルコール度数40度
おすすめの飲み方
セルバレイホワイトラムはモヒート、キューバリブレ、マイタイのベースにおすすめ。
またジンジャエール割りやトニックウォーター割りでも美味しいです。
「セルバレイホワイト：サイダー＝1：3」で割って、飲みやすいカクテルとしてもお楽しみいただけます。
セルバレイ ココナッツラム
２年熟成の色抜きラムにココナッツエキスをブレンド。人工的な甘さはなくサトウキビ本来の甘味と天然のココナッツの香りが感じられます。
容量700ml・アルコール度数30度
おすすめの飲み方
セルバレイココナッツラムはパイナップルジュース、コーラ割りで個性的な簡単カクテルとして楽しめます。
セルバレイ ラムの選び方
セルバレイ ラムはブルーノ・マーズ ファンのみならず、多くのファンを持つラムで、特に他にないチョコレートラムと2021年に日本で流通が始まったココナッツラムは日本でもファンが多いボトルです。
おすすめはやはりチョコレートラムとココナッツラム。特によくラム酒を飲む方にこそおすすめです。
逆にラム初心者の方はホワイトラムで、まずラムの基本といいますか、ラムの美味しさを知って頂けると思います。
ブルーノマーズのデザイン変更エピソード
現在流通しているセルバレイのボトルデザインは鳥の「オニオオハシ」ですが、以前は「ゴリラ」でした。（下記画像参照）
ゴリラデザイン自体もブルーノマーズが監修したものです。しかしあるとき、突然こっち（オニオオハシ）にしようとブルーノマーズから提案が。
モチーフの動物と、ボトルの形状が大幅に変更されることになりました。
メンバーが変更の理由を訪ねたところ、「なんとなく」とのこと。特に理由はなかったようです。
創業メンバーは、ブルーノマーズの意見に基本オールオッケーなところがあるので、
「そっか～。オーナーがそう言うなら」
ということで現在のデザインになったそうです。
えのき商店 STAFFより
セルバレイ ラムを一躍有名にしたのが第63回グラミー賞授賞式で、ブルーノ・マーズが会場に持参してからですかね。そこからファンの間で一気に広がり今やファンのみならず多くのラムファンに愛飲されるラムになっています。
上記のとおり、チョコレートラムとココナッツラムは独創的なラムで是非飲んで頂きたいボトル。サトウキビ本来の甘味に熟成による特徴、そこからのチョコレート・ココナッツの風味を是非一度は楽しんで頂きたいです。
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