世界5大ウイスキーの中で最も歴史が浅くスコッチに近いと言われているジャパニーズウイスキー。しかし近年世界中から注目されています。
今回はジャパニーズウイスキーの定義や特徴そして魅力をえのき先生に解説して貰いましょう。
ジャパニーズウイスキーの定義
日本での定義は他のウイスキーの定義と若干異なり酒税法上の定義が大きく関わっています。
- ①発芽後の穀物・水を原料として糖化、発酵させたアルコール含有分を蒸留したもの(95度未満)
- ②発芽後の穀物・水によって穀類を糖化させて、発酵させたアルコール含有分を蒸留したもの(95度未満)
- ①・②にアルコール、スピッツ、香味料、色素または水を加えたもの。ただし①・②のアルコール分総量が③で加えた後のアルコール分の総量の10以上のもの。
- ①・②の酒類でしらかばの炭、その他政令で定めるもので濾したものは除く
- アルコール含有物を蒸留する時に発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させたものは除く
ここで①と②に注目すると一般的に①がモルトウイスキー、②がグレーンウイスキーでその次の加えた(ブレンド)させたものがブレンデッドウイスキーとなります。
他の国と大きく違うのが、生産国(地)・樽・熟成の年数には触れられていない点です。
ジャパニーズウイスキーの特徴
冒頭でも書きましたが、ジャパニーズウイスキーは5大ウイスキーの中で一番「スコッチ」に近い特徴を持つと言われています。造られるウイスキーの酒類もモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーとスコッチと同じです。
製法もまたスコッチと同様の手法で行われています。唯一違うのはスコッチは他の蒸留所間で樽の交換や売買が行われるのに対し、日本ではそういった習慣がないので各社によって様々な原酒が造られています。
熟成に使用する樽は『ミズナラ樽(日本固有のオーク)』が使用され、オリエンタルな香味を纏うと高い評価を受けています。
メーカーと蒸留所から生まれた銘柄
日本のウイスキーメーカーで良く知られているのはサントリーとニッカウヰスキーが特に有名です。
評価の高い銘柄は蒸留所の名前が使われてます。
- 山崎:山崎蒸留所(サントリー)
- 白州:白州蒸留所(サントリー)
- 知多:知多蒸溜所(サントリー)
- 余市:余市蒸留所(ニッカウヰスキー)
- 宮城峡:宮城峡蒸留所(ニッカウヰスキー)
他にも近年評価の高い蒸留所は多くあり富士山麓(富士御殿場蒸留所)、イチローズモルト(秩父蒸留所)、透明のウイスキー長濱ニューメイク(長濱蒸留所)、岩井トラディション(マルス信州蒸留所)が有名です。
他にもまだまだありますが、それは個別記事で対応したいと思います。
ウイスキーの酒類がわかってきたら、蒸留所の事もしりたいですね。
まとめ
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