バランタインシリーズの中でも2021年非常に話題になったのが「バランタイン 7年」。今回はバランタイン 7年を構成するキーモルト(原酒)の解説をしていきます。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
シーバスリーガルの特徴とキーモルト
バランタイン 7年・17年は検索してみると同じ「魔法の7柱」が使われているようで
- スキャパ(アイランズ)
- オールドプルトニー(ハイランド)
- バルブレア(ハイランド)
- グレンカダム(ハイランド)
- グレンバーギー(スペイサイド)
- ミルトンダフ(スペイサイド)
- アードベッグ(アイラ)
上記7つをキーモルトとして40種類以上のシングルモルトウイスキー・グレーンウイスキーを合わせています。もちろんブレンド比率は7年と17年で違っているとは思います。
キーモルト1:スキャパの特徴
新鮮な洋ナシやパイナップル、トロピカルフルーツを思わせる香りと、花(ヘザー)のような甘い香り。ハニーデューメロンのような爽やかさ。バニラのような甘さ。ロックやハイボールにおすすめ
おすすめ:スキャパ スキレン
キーモルト2:オールドプルトニーの特徴
香りは甘いリンゴやバニラ、洋梨の香り。シトラス。 ほのかなバタースカッチを伴う微かな木の香り。味わいはほのかなバニラ、花の香りとかすかに残る潮風。バランスのとれた味わい。オールマイティな飲み方で。
おすすめ:オールドプルトニー12年
キーモルト3:バルブレアの特徴
クリーミーなバニラや青りんごが層をなしたエレガントなレモンピール。強烈なハチミツの甘さに包まれたスパイスやドライオレンジ。ストーレートやロックがおすすめ。
おすすめ:バルブレア12年
キーモルト4:グレンカダムの特徴
草っぽい香り。フレッシュでスパイシーな樽のニュアンスとと柑橘香。まろやかな口当たり。モルト感と甘さとソフトなウッディさのバランスが良い。ストレート・ロックがおすすめ
おすすめ:グレンカダム10年
キーモルト5:グレンバーギーの特徴
特徴はりんごや洋梨の香りにナッツの香ばしさ。甘くフルーティーでハチミツのような味わい。長い余韻が特徴の銘柄です。ストレートがおすすめです。
おすすめ:バランタインシングルモルト グレンバーギー12年・15年・18年
バランタイン シングルモルト グレンバーギー 12年 700ml
キーモルト6:ミルトンダフの特徴
シナモン、フローラルな香り。クリーミーな口あたりにゆっくりと広がる甘味とフルーティな味わいが特徴です。ストレートがおすすめです。
おすすめ:バランタインシングルモルト ミルトンダフ15年
キーモルト7:アードベッグの特徴
甘いけどスモーキー。洋梨、綿飴のような甘い香りにオレンジピールや酒粕のようなフレーバーも。オイリーでほろ苦く、深いコクと柑橘。そしてヨード臭。口当たりは、最初少しぴりっとした刺激があり、その後重厚感が現れ甘美な味わい。ストレート、ハイボールにおすすめ。
おすすめ:アードベッグTEN
バランタイン 7年のおすすめポイント
香りはふわっと甘いバニラの香り。りんご・洋梨の味わいと甘いはちみつ感。濃厚な味わいと長く続く余韻が素晴らしいです。甘く濃厚なテイストは最高ですね。ストレート、ロック、ハイボールと飲み方を選ばず愉しめます。
バランタイン 7年からのおすすめ銘柄
バランタイン 7年の次という事で、当然熟成年数が10年も増したバランタイン17年は外せないでしょう。
そしてシングルモルトを価格や入手のしやすさ等も踏まえて考えると、オールドプルトニー12年やアードベッグTENがおすすめかと思います。しかし注意が必要なのは、バランタイン7年の次にアードベッグは少々荒っぽい気がします。
アードベッグはスモーキーなスコッチ中でも代表にされるくらいスモーキー。例えばバランタインだけを飲んだ次という方には、キーモルトではないですがカリラ12年のほうがまだ飲みやすいと思います。
あとはバランタインのシングルモルトシリーズでリリースされているグレンバーギーやミルトンダフですね。こちらはスペイサイドの華やかなシングルモルトなので万人受けすると思います。
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