アイラ島の蒸留所キルホーマンの樽でフィニッシュしたことでウイスキーファンに話題となったラム「サンテティエンヌ」。今回はサンテティエンヌの種類と味や特徴、そしてどんなラムなのかをご紹介。
サンテティエンヌとは
16世紀当初は砂糖の精製工場として建設。その後1882年に所有者が変わりラム蒸留所となりました。
1994年にはシモン蒸留所のオーナーであるイブ、アィヨ両氏によって買収され、伝統的なクレオールスタイルの銅製スチルはシモン蒸留所の敷地内へ移設、以前からのノウハウを活かしてラムの生産が続けられています。
サンテティエンヌの種類と味の特徴
HSE サンテティエンヌ ブラン
新鮮なサトウキビの味わいと典型的なテロワールが感じられ、フローラルでフルーティーな香りが秀逸で、ほのかなホワイトペッパーの香りと相まって、完熟したサトウキビのパワフルなアロマが特徴。
容量700ml・アルコール度数40度
HSE サンテティエンヌ ブラン2000
世界でも珍しい「ビンテージ入り」ブラン。4年以上もの期間をかけてゆっくりと成長した高品質のサトウキビ使用。
白い果肉の果実、西洋カリン、マスクメロン、スイカズラのような白い花、白コショウ、アーモンド、バターを混ぜた麦芽シロップなど、複雑なアロマが特徴。
容量700ml・アルコール度数50度
HSE サンテティエンヌ ラム・ビュー
オーク樽で3年以上熟成。ほのかにスパイシー、黒コショウとスモークのブレンド、バニラの甘み、チェリーを含んだバーボン香が特徴。
容量700ml・アルコール度数42度
HSE サンテティエンヌ ラム ビュー 700ml
HSE サンテティエンヌ VSOP
バーボン・カスクとフレンチオーク・カスクで熟成。芳醇な砂糖漬けのフルーツの香り。アプリコットやピーチ、マスクメロン、炒ったアーモンドやキャラメル、クローブを添えたバターコーヒーの味わいが特徴。
容量700ml・アルコール度数45度
HSE サンテティエンヌ XO
一番古いビンテージ1960を含む厳選された商品。ココアやモカ、タバコが混じりあう中に、ひときわ目立って心地よいスパイスが特徴。
容量700ml・アルコール度数43度
サンテティエンヌ エクストラ ビュー キルホーマンカスク フィニッシュ
オーク樽で5年以上熟成後、アイラシングルモルト・キルホーマンカスクでさらに4,5ヶ月間フィニッシュ。
香りはピーティでスモーキーな世界へと引き込まれ、しだいにトロピカルフルーツ、砂糖漬けオレンジ、タバコなどのアロマが満ち溢れる。味わいはバランスがよくフルボディで、アイラモルトらしい特徴的なピートが感じられる。フィニッシュはフルーツや珍しいスパイスのアロマによってさらに豊かさを増す。
容量500ml・アルコール度数44度
サンテティエンヌのおすすめの飲み方
サンテティエンヌ ブランはホワイトラムなのですが、ストレートでも美味しくいただけます。ただやはりカクテルベースにおすすめ。
サンテティエンヌ ラム・ビュー、VSOP、XOはストレート、ロックや炭酸割りがおすすめです。熟成によるスパイシーさと熟成年数による味わいの違いを是非試していただきたい。
さらにキルホーマンカスク フィニッシュはアイラ島のウイスキーらしいピートが感じ取れるのが面白いです。
サンテティエンヌの選び方
サンテティエンヌを初めて購入される場合にカクテルベースで使いたいならサンテティエンヌ ブラン。ストレートやロックで飲みたい方はサンテティエンヌVSOPやXOがおすすめです。
特にサンテティエンヌXOの熟成感は圧巻ですね。
そしてウイスキーファンなら「サンテティエンヌ エクストラ ビュー キルホーマンカスク フィニッシュ」を是非飲んでいただきたい。ピートが感じ取れるラムもなかなか美味しいですよ。
えのき商店 STAFFより
やはりウイスキーファンにはキルホーマンカスクフィニッシュですね。キルホーマンと言えばスモーキーでピーティなアイラモルトですが、その熟成樽で後熟されたサンテティエンヌにはしっかりとキルホーマンのピート香が入ってますね。
トロピカルフルーツや砂糖漬けオレンジといった甘くフルーティな印象から、スモークとピートそしてサンテティエンヌのサトウキビの甘味がとても素晴らしいハーモニーを奏でてくれるでしょう。
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