スペイサイドの蒸留所のモルト原酒をキーモルトにした「J&B」。今回はJ&Bを構成するキーモルト(原酒)の解説をしていきます。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
J&Bの特徴とキーモルト
J&Bのキーモルトは
- ノッカンドゥ(スペイサイド)
- オスロスク(スペイサイド)
- グレンスペイ(スペイサイド)
- ストラスミル(スペイサイド)
上記4種を中心に36種類のモルトと6種類のグレーン原酒がブレンドされているようです。
キーモルト1:ノッカンドゥの特徴
香りはフルーティ、フローラルな香り。灰、かすかに湿ったリネンの香り。味わいはライトな飲み口、心地良い甘さが口の中に広がります。
おすすめ:ノッカンドゥ 12年
キーモルト2:オスロスクの特徴
香りはりんごジュースのようなフルーティさ、優しい香りの香水のよう。味わいはかすかに酸味が感じられると同時に心地良い甘さ。シナモン、バタービスケットやがて柔らかな木の味わいがします。
おすすめ:オスロスク 10年 花と動物シリーズ
キーモルト3:グレンスペイの特徴
草やハーブを思わせ、軽くドライな香味。ナッツ、小麦、オークの香り、口当たりは滑らかで、オーク、ハーブ、ヘザーといった草木感にほんのり感じる甘味。余韻はスパイシーなジンジャーやシナモンが特徴です。
おすすめ:グレンスペイ 12年 花と動物シリーズ
キーモルト4:ストラスミルの特徴
草焼いたりんごの香ばしく甘い香りと穀物香、滑らかな口当たり、ハチミツや黒砂糖、バニラクリームのような甘みと黒胡椒のようなスパイス感、ドライな余韻。比較的スパイシーさが強く感じます。
おすすめ:ストラスミル 12年 花と動物シリーズ
J&Bのおすすめポイント
リンゴや洋ナシを思わせるフルーティーな香りと、スムースでバランスがとれ、やや辛口ながらライトでまろやかな味わい。
ハイボールだけでなく、コーラ割り、ジンジャエール割りがオフィシャルでも推奨されています。
J&Bからのおすすめ銘柄
J&Bを飲んでみた方は、同じスペイサイドモルトをキーモルトにしているフェイマスグラウスやカティサーク、そしてブレンデッドモルトならスカリーワグがおすすめです。
また構成原酒のシングルモルトであれば「ノッカンドゥ 12年」が一番入手しやすい価格帯ですかね。花と動物シリーズも気になる方は是非飲んでみてください。
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