日本ではコスパの良い宅飲みハイボールにおすすめされるデュワーズ。甘口だかほのかにスモーキーさも感じられる事で人気です。ここではデュワーズの種類、味の特徴や飲みながら話せるウンチクなどをまとめてみます。
デュワーズの歴史や原酒
元々はワイン&スピリッツ商としてジョン・デュワー&サンズ社が1846年に設立されました。それまで量り売りであったスコッチを初めてボトルに詰めて販売したのがジョン・デュワー氏であると知られています。
1896年にモルト原酒を確保するためアバフェルディ蒸留所を建設。
1906年代に現在ではよく見かけるホワイト・ラベルが誕生、その後アメリカ市場で絶大な人気を得ています。
デュワーズの種類と味の特徴
デュワーズ ホワイトラベル
初代マスターブレンダーのA.J.キャメロンが手掛けた長年愛されるブレンデットスコッチウイスキー。スムースな味わいと華やかな香りはハイボールに最適です。
香りはフローラル、ヘザーやハチミツの香り、味わいはスムースでクリーン、フレッシュバニラ、わずかに洋ナシ、ソフトでフルーティー。
容量700ml、1750ml・アルコール度数40度
デュワーズ 12年
ブレンドした後に再び樽に戻し6か月程度熟成させることによって、より上質でスムース、濃厚で丸みのあるフレーバーをもつ味わいに仕上がっています。
香りはジューシーな種無しブドウ、フレッシュなシトラスとわずかなバニラクリーンを感じる。味わいはハチミツ、トフィーアップル、ファッジ、温かいバターのようでメロウ。
容量700ml・アルコール度数40度
デュワーズ 15年
15年以上熟成させた、選び抜かれたシングルモルトとグレーンウィスキーをブレンド。ブレンドした後に再びオーク樽に戻し、熟成させるダブルエイジング製法により、まろやかな味わいが特徴です。
香りは様々な異国の果物、ゴールデンハニーとキャラメルソースラグジュアリーで複雑感がある。味わいはみずみずしいエキゾチックな南国のフルーツ、ほのかなココナッツやバニラ柑橘等のまろやかな味。
容量700ml・アルコール度数40度
デュワーズ 18年
18年以上の原酒をブレンドの後に再び樽に戻して6か月程度熟成させる伝統的なダブルエイジング製法によってつくり出されています。5つの蒸溜所でつくられたキーモルトの個性がバランス良く調和しスムースかつ上質で洗練された味わいが生み出されています。
香りはフルーツにヘザーハニーをかけたような香り。味わいはマジパンやアーモンド、なめらかなスコッチバターとバニラクリームの味わい。
容量700ml・アルコール度数40度
デュワーズ 25年
25年以上熟成された希少な40種類以上のモルトとグレーンウイスキーをブレンド。さらに、史上初めて英国王室御用達を賜った蒸溜所のモルトウイスキーであるロイヤルブラックラが熟成されていた樽に入れてフィニッシュ。
香りは芳醇でエレガントなフルーティー・フローラル・ハニーの香り。味わいは甘さ、クリーミーさと複雑さが調和されたスムースで深みのある味わい。
容量750ml・アルコール度数40度
デュワーズ ダブルエージェンド16年
空港免税店向けにリリースされたスペシャルエディション。一応ECでも見かけることが出来ますね。
スウィートシェリー樽とスモーキーアイラ樽でフィニッシュ。蜂蜜とシナモンとクローブのスパイスの香りがふりかけられた甘美な熟したアプリコット、香ばしいスパイスと絡み合っています。
容量1000ml・アルコール度数40度
デュワーズ ダブルダブル21年、27年、32年
International Whisky Competitionにて最優秀マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーにも選出された、デュワーズのマスターブレンダーであるステファニー・マクラウドが手掛けたシリーズ。
2020年のInternational Whisky Competitionにて、ウイスキー・オブ・ザ・イヤーと呼ばれる全商品の中からひとつしか選ばれない最高峰の賞を「ダブルダブル32年」が受賞。
- ダブルダブル 21年:オロロッソシェリー樽でフィニッシュ
- ダブルダブル 27年:パロ・コタルド シェリー樽でフィニッシュ
- ダブルダブル 32年:ペドロ・ヒメネス シェリー樽でフィニッシュ
それぞれオロロッソシェリー樽は重厚で甘さが特長で、パロ・コタルド シェリー樽は繊細でドライさが特長。そしてペドロ・ヒメネス シェリー樽は甘さと濃厚さが特長となっています。
カスクフィニッシュシリーズ
デュワーズから様々な特別な樽でフィニッシュをかけた8年熟成のカスクフィニッシュシリーズ。それぞれの特徴を解説したレビュー記事を個別に掲載しています。
- デュワーズカリビアンスムース8年を飲んでみた感想
- デュワーズ イリーガルスムース8年を飲んでみた感想
- デュワーズ ポルトガルスムース8年を飲んでみた感想
- デュワーズ ジャパニーズスムース8年を飲んでみた感想
- デュワーズ フレンチスムース8年を飲んでみた感想
デュワーズのおすすめの飲み方
デュワーズのおすすめの飲み方はやはりハイボールがおすすめ!特にホワイトラベルはハイボールで楽しみましょう。
デュワーズ12年,18年,25年になるとストレートやロックで飲むと非常に美味しいです。
デュワーズの選び方
デュワーズはほんのりとした甘さと微かに感じるスモーキーさが特長じゃ。まず最初に飲むのはやはり安価で入手しやすいデュワーズホワイトラベルがおすすめ。
そこからタテ飲みで12年、18年、25年へと進んでもいいですし、キーモルトであるアバフェルディやクライゲラキ等を飲むのもいいですね。
榎商店 STAFFより
宅飲みに常備したい1本としてもよく取り上げられるデュワーズ。ハイボール用としても非常に重宝します。
やはりおすすめはデュワーズ12年。常飲用として素晴らしくコスパがよく楽しめます。余裕のある方に是非飲んで欲しいのは「ダブルダブルシリーズ」で格段に突き抜けた美味しさが味わえるのは国際的な品評会で獲得した賞をみてもわかりますね。
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