世界で注目を集める富士御殿場蒸溜所でグレーンウイスキー、そして2020年に販売開始されたシングルグレーンウイスキー「富士」。今回は富士の味や特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
富士の歴史と富士御殿場蒸留所
富士御殿場蒸留所は静岡県中部の富士山の南東側、標高620mの御殿場市にあります。
またモルトとグレーンの両方を製造しボトリングまで一貫して行う世界でも非常に稀な蒸留所としても知られています。さらにはモルトだけでなくグレーンにおいても香味のタイプを変えて多彩な原酒造りを行っています。
そうして造られたグレーンウイスキー原酒をブレンドし最高のシングルグレーンウイスキー「富士」が生まれたのです。
富士の味の特徴
公式ティスティングノート
富士公式テイスティングノート
香り:ほんのり甘く豊かな樽熟香(洋梨のタルトや焼き菓子、マロングラッセ、上質なブランデー等を想わせる甘く芳ばしい香り)。白ブドウやオレンジピールを想わせる華やかなフルーツ香が立ち上る中に、微かにシナモンや甘草を想わせる芳香も垣間見えます。
味わい:口当たりは柔らかく、洋梨やリンゴのコンポート、オレンジ・マーマレード、ラズベリージャム、ビターチョコレートなどの風味が複層的に感じられ、ほのかにライ麦パンやシナモンを想わせるスパイシーさも現れます。
余韻:優しくほんのりとした甘さと共に、香木をほのかに感じさせる心地よいウッディ―さやスパイシーさが余韻として心地よく続きます。
様々な樽での熟成で甘く複雑な風味を備え、そしてグレーン由来のウッディさやスパイシーさが魅力ですね。
受賞歴に「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2020」でゴールド受賞。
富士30年
富士の30年熟成の特徴を公式ページより抜粋。
香り:ナッティで黒蜜のような甘く芳ばしい香りの中に、完熟果実やドライフルーツの香りが立ち上ります。
味わい:柔らかく重厚で凝縮した味わいです。ハチミツのような甘さとともに、ビターチョコレートのほろ苦さを感じ、ほどよいウッディさが後味をひきしめます。
余韻:長期熟成グレーン特有の重厚で複雑な香味の余韻が長く続きます。
シングルグレーンの30年物って凄く気になりますね。酒屋スタッフでも飲んだことがないです。
受賞歴に「ワールド・ウイスキー・アワード2020」で、ワールドベスト・グレーンウイスキーを受賞。「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2020」でトロフィー受賞。
富士のおすすめの飲み方
公式で紹介されている楽しみ方はワイングラスに30ml注ぎ、そこに小さな氷をひとかけら入れてスワリング。というのがおすすめだそうです。
榎商店STAFFのおすすめは、飲み口が優しくほんのりとした甘さが特徴の富士もハイボールでバッチリ美味しいです。凄く飲みやすいので飲み過ぎに注意が必要。
富士に期待すること
素晴らしいシングルグレーンウイスキーである「富士」が輝けば輝くほど、今後の富士山麓や陸の進化に期待できます。
美味しいグレーンウイスキーが、ブレンデッドの構成の1つにあるというだけでも、期待してしまいますね。富士山麓・陸の他に新たなブレンデッドウイスキーの誕生も楽しみですね。
えのき商店 STAFFからひとこと
知多を飲んでグレーンウイスキーの美味しさを知ったユーザーなら富士も是非飲んでいただきたいです。
グレーンの甘み、スパイス感などをしっかりと味わえる銘柄となっています。
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