ブレンデッドモルトを何本か飲んだ中で、これは美味しいと思ったボトルがいくつかあります。今回はブレンデッドモルトの解説とおすすめのボトラーズ、そして私が飲んで記憶に残る美味しさの銘柄をいくつか紹介します。
ブレンデッドモルトとは
ウイスキーにはシングルモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーと種類がありますが、ブレンデッドウイスキーの中でモルト原酒のみをブレンドして作ったものがブレンデッドモルトと言われます。
昔はピュアモルトなんて書かれ方もしていましたが、今はブレンデッドモルトが正式な呼び方だったと記憶しています。
比較的新しいものであれば、ジョニーウォーカーのオリジンシリーズ、 ニッカのセッションなんかがブレンデッドモルトです。
ブレンデッドモルト注目メーカー
多くのブレンデッドモルトが出ていますが、注目すべきメーカー、ボトラーズがあります。それを簡単にまとめてみます。
ダグラスレイン
ダグラスレインのブレンデッドモルトといえば、スコッチの6地域毎にボトルがリリースされていて、アイラ「ビッグピート」、スペイサイド「スカリーワグ」、ハイランド「ティモラスビースティ」、アイランズ「ロックアイランド」、ローランド「エピキュリアン」、キャンベルタウン「ゴールドロンズ」
いずれも通年で見かけることができますが、流石にゴールドロンズだけは品薄な気がします。それぞれ凄く特徴が出ていて美味しいです。
ジョニーウォーカー オリジンシリーズ
日本では現在スペイサイドオリジン、アイラオリジンが販売されました。どちらも素晴らしい味わいであっという間に日本市場から消えちゃいましたね。
今後はハイランドオリジンとローランドオリジンも日本で販売されると思いますので、興味がある方は要チェックです。
ハンターレイン ジャーニーシリーズ
ハンターレインもいくつかのブレンデッドモルトをだしていて、これがジャーニーシリーズといいます。
ハイランドジャーニーやアイラジャーニーという風に、地域別の蒸留所の原酒をブレンドして造られています。比較的価格も手頃です。
こちらにもキャンベルタウンのものがありますが、ダグラスレイン同様に品薄ですね。
記憶に残るブレンデッドモルト
美味しさで言えばジョニーウォーカーのスペイサイドオリジン、アイラオリジンも入れたいところですが、最近は日本ではにかけなくなったので、今でも購入できるボトルのみを選出します。
ビッグピート
ビッグピートはアイラの爆発的なスモーキーさが特徴で、構成原酒にアードベッグ、ボウモア、カリラが含まれています。またポートエレンという現在復活建設中の閉鎖前の原酒も入っていることで、話題になりました。
味わいはアルコール感もなく、口の中にスモーク感とピートが広がり、糖蜜のような甘味を感じました。
モンキーショルダー
非常にコスパの良いブレンデッドモルトで、構成原酒はグレンフィディック、バルベニー、キニンヴィで構成されています。
青りんごのような甘く爽やかな味わいが特徴的でグレンフィディック好きの方には間違いなくおすすめのブレンデッドモルトです。
ネイキッドグラウス
シェリーが非常に強く、構成原酒にはマッカランやグレンタレット、グレンロセスなどが含まています。
甘いレーズン、ドライフルーツの香り。バニラのような甘味とほろ苦さ、ビターチョコのような味わいが素晴らしい。
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年
構成原酒にはカリラ、タリスカー、クラガンモア、リンクウッド。
草原のような香りにフレッシュフルーツ、樽香。そして口に含むとわずかなスモーキーさを伴いバニラのような甘味も感じられます。
竹鶴
香りはピート香を感じますね。カンロ飴、柑橘系のピール。味わいは甘味が先行し柿や焼いたバナナのような印象。
微かに感じるスモーキーさとフルーティさの中に渋みのようなものも感じました。バランスが非常によくとても美味しいです。
あとがき
とりあえず今回は概要的な感じでサクッと書きましたが、ブレンデッドモルトは地域や蒸留所の特徴がしっかりと出ていて凄く面白いですね。
特にスコッチは地域の特徴を知るのに凄くおすすめだなぁと思います。様々なシングルモルトを飲んだ後にブレンデッドモルトを飲んで、後でキーモルトの答え合わせをするなど楽しめますね。
本日のおすすめ商品はこちら
榎商店の各店舗はこちら
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています