イタリアで売上No.1シングルモルトといえば「グレングラント」。今回はグレングラントの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
グレングラントとは
1840年にグラント兄弟がスペイ川下流ローゼスに蒸留所を建設。グラント兄弟のジョンはアベラワー蒸留所で蒸留技術を学んだそうです。
この後グレングラント蒸留所は幾度となく合併や所有者が変わります。1952年にはザ・グレンリベットと合併、1972年にはロングモーンも加わります。そして2001年にはペルノ・リカール社、2006年に現所有者であるカンパリ社が買収します。
ポッドスチルは奇妙な形の2タイプが使われていて計8基全てに整留器が取り付けられています。

グレングラントの種類と味の特徴

グレングラント アルボラリス
2021年に販売開始されたグレングラントを最も低価格で楽しめるのがアルボラリスです。価格に対しての味わいが素晴らしい事で非常に好評のボトル。
バーボン樽とシェリー樽で熟成した原酒をヴァッティングしています。
香りはフローラルでフルーティー、乾燥レーズン、スイカズラ、レモンシトラス。味わいはオーク、バタースコッチ、ドライフルーツ、ライトなスパイス。
容量700ml・アルコール度数40度
グレングラント 10年
ライトでやわらかな飲み口で親しみやすく。グレングラントのフラッグシップボトルとして国際的な数々の賞も受賞している。
香りは果樹園の果実のようなフルーティな香り。味わいはフルーティで繊細な甘さがあり柔らかく飲みやすい。
容量700ml・アルコール度数40度
グレングラント 12年
ノンピート大麦麦芽を使用し12年以上熟成の原酒で瓶詰めされています。
香りはハニー、ナシ、リンゴ、アーモンドと柑橘類の香り。味わいはアップルパイクラスト、キャラメル、バニラ。
容量700ml・アルコール度数43度
グレングラント 18年
ノンピート大麦麦芽を使用し18年以上熟成の原酒で瓶詰めされています。
香りはリッチでフローラルな中にオークやスパイシーさも感じられる。味わいは麦芽キャラメル、乾燥レーズン、バニラ。リッチな甘さを華やかさを兼ね備えています。
容量700ml・アルコール度数43度
グレングラント ロセス クロニクルス カスクヘブン
ファーストフィルバーボンとシェリーキャスクのセレクションから抽出されたフルボディのシングルモルト。
バニラとスパイシーなシェリーフルーツの絶妙なバランスが特徴。旅行小売市場向けにリリースされた限定品。
容量1000ml・アルコール度数46度
グレングラントのおすすめの飲み方
グレングラントのおすすめの飲み方はストレート、ロックは全ボトル共通で、グレングラントアルボラリス・グレングラント10年はハイボールが美味しいです。
特にグレングラント18年はロックでじっくりと飲みたいボトルです。

グレングラントをおすすめする方
グレングラントは非常に飲みやすく華やかでフルーティな特徴から初心者の方におすすめされる銘柄です。アルボラリスがリリースされシングルモルトとして非常に入手しやすい価格帯ということも加味すると、宅飲みにまず飲んで欲しい1本と言えるでしょう。
そしてグレングラント18年になると、非常にリッチで重厚感があり華やかさの中にスパイシーや樽感も感じられ複雑な味わいになります。上級者の方でもファンが多いボトルです。
えのき商店 STAFFより
スペイサイドらしい甘く華やかなグレングラントは初心者〜上級者まで多くのファンがいますね。グレンフィディックやザ・グレンリベットが好きな方は親しみやすい銘柄だと思います。
特に2021年春に登場したアルボラリスの影響も凄く「コスパの良いシングルモルト」として多くの方が手にとって飲まれています。甘さの中にある爽やかなフルーティさがハイボールでも感じられ凄く飲みやすいですね。
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