ウルフバーンBatch 155 レビュー

ウルフバーンのスモールバッチシリーズ。ウルフバーン初のポートカスクフィニッシュという事で気になって購入しました。

今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。

ウルフバーンBatch 155の感想

ウルフバーンはレギュラーボトルのノースランドを試飲したことがあるんですが、アイラ産のセカンドフィル・クオーターカスクを使用しているため結構スモーキーなんですよね。

ただ今回のウルフバーンBatch 155はファーストフィルのエクストラバーボンバレルからのポート樽でフィニッシュという事で全然違う風味なんでしょうか。

では早速ですがと飲む前に公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。

公式テイスティングノート

ファーストフィルのエクストラバーボンバレルで4年10か月熟成された原酒を6か月ポ ートホグスヘッドで熟成した5年4か月熟成。

ドライフルーツとポートのニュアンス。これにバニラの香りとコーヒー。口に含むと豊かなポートが全面に出てトフィーとバニラが感じられます。フィニッシュはフルーツと蜂蜜のフレーバーを感じバランスよく仕上がっております。
引用元:ウルフバーン バッチ155 46%

では実際に飲んでみた感想を書いてみます。

ウルフバーンBatch 155 ストレート

ウルフバーンBatch 155 ストレート

まずは香りですが、ポートの香りとドライフルーツ、バニラの甘い香りが感じられます。香りは凄く甘く完熟ぶどうのような甘酸っぱい印象も受けました。

口に含むとポートの甘味が強く、開栓直後なので少しアルコールのピリつきは感じたものの素晴らしく美味しいです。ワイン好きの方に喜ばれそうな香りと味わいですね。

余韻はフルーツ感とバニラ・蜂蜜のフレバーが伸びます。凄く余韻が長いわけではないですが軽く飲みやすい印象を受けました。

ウルフバーンBatch 155 ロック

ウルフバーンBatch 155 ロック

ロックで飲んみると香りはそこそこ甘さを感じるものの、甘味は結構抑えられて、タンニンのような渋味とビターさが若干現れます。美味しくないという事は無いんですが、ストレートを飲んだ時のような感動はないですね。

熟成期間が5年ちょいだからか、なんだか平たい印象を持ちました。

ウルフバーンBatch 155 ハイボール

ウルフバーンBatch 155 ハイボール

やる前から結果はなんとなく分かってましたが、一応ハイボールでも飲んでみました。やはりロックと同じで渋味が出ますね。それ自体は悪くないんですが、少し物足りない印象を受けました。

ちょっと濃い目で作った方がよかったかな。こちらもストレートほどの感動はなかったです。

最後に私的総評

ウルフバーンBatch 155は私的には完全にストレートもしくはトワイスアップ用だと思います。

ストレートで飲んだ時のポートとドライフルーツの甘い香りに、それを裏切らない甘いポートの味わいからのバニラや蜂蜜の余韻が上質な大人のスイーツのような最高の食後酒です。

ロック・ハイボールには向かないかもしれませんが、ストレートでこれだけ美味しければ問題ないですね。おそらくストレートがあまり得意ではないという方でも飲めちゃうくらい飲みやすく楽しめると思います。

ウルフバーン バッチNo. 155 スモールバッチ 46度 700ml

 

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