バスカー シングルグレーン レビュー

大人気となったアイリッシュウイスキー「THE BUSKER」を構成する原酒の1つをシングルグレーンでリリースした「THE BUSKER シングルグレーン」。ボトルも新たになっています。

今回も飲んでみた感想や旧ボトルとの比較も含めレビューしていきたいと思います。

THE BUSKER シングルグレーンの感想

シングルコレクションの3種が今回新ボトルに変更されました。流通量も多く入手された方も多いのかなと思います。

シングルグレーンは少し見かけにくいボトルではありますが、流通量は少なくはないと思います。

では早速ですがと飲む前に公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。

公式テイスティングノート(新ボトル)

アメリカ産のバーボン樽とシチリアの歴史あるカンティーナ・フローリオ1833の希少なマルサラワイン樽で熟成。

甘いキャラメル、バニラ、オークの豊かな層が広がります。一口ごとにほのかな干し草のようなエッセンスが感じられ、満足感のある甘い余韻が長く続きます。
引用元:シングルコレクション

では実際に飲んでみた感想を書いてみます。

THE BUSKER シングルグレーン ストレート

バスカー シングルグレーン ストレート

少し甘みのある香ばしさと干し草のような香り。凄く柔らかい香りでほんのりと広がる甘い香りが心地よいですね。若干のフローラルさも感じられます。

口に含むとピリッとした少しスパイシーな味わいに、バニラや蜂蜜の甘味、キャラメルのような香りが広がり長く続きます。余韻には若干のビターさが現れますが、甘味と微かなスパイスが伸びていきます。

結構飲みごたえを感じる味わいですね。「そうコレコレ」といった感じでグレーンの美味しさに気付かされます。

THE BUSKER シングルグレーン ロック

バスカー シングルグレーン ロック

次にロックで飲んでみます。

冷やされて直ぐから甘味がとても前に出てきて、シロップのような甘味から、フィニッシュは結構ほろ苦さを感じますね。少し革っぽいニュアンスもあるかと思います。

これは美味しい!とても飲みごたえがあっていいですね。

氷が溶けてくると、甘味はそのままで滑らかになり、ほろ苦さもあるんですが、ペッパーのようなスパイスのようにも感じるようになりました。

THE BUSKER シングルグレーン ハイボール

バスカー シングルグレーン ハイボール

最後にハイボールで飲んでみます。
優しい甘さとビターなフィニッシュが心地よいハイボールです。グレーンの甘味がぐっと感じられ、炭酸で割ることでの爽快さもあり、ハイボール初心者の方でも飲みやすいと思います。

軽い感じではなく、しっかりと濃い味わいが楽しめるので、飲みごたえもあり愉しめますね。

ちょっと水割りで飲んでみたくなる味わいですね。きっと水割りも美味しいと思います。

THE BUSKER シングルグレーン 新旧ボトルの味わいを比較

バスカー シングルグレーン 新旧ボトル比較

単体で新ボトルを飲んだときには、シングルグレーンはほぼ味わいに変化はないのかなと思ってましたが、飲み比べて見ると結構違いを感じました。

新ボトルのほうが香りに蜂蜜やシロップのような甘味が強く、旧ボトルのほうが干し草のような香りを感じやすい。

飲んでみると新ボトルのほうが甘味もスパイスも強めな気がします。もちろん開栓時期の違いによる部分もあるかとは思いますが、結構味わいの変化がクッキリしているのが新ボトルといった印象を受けました。

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル)の感想

こちらは以前に流通していた旧ボトルのレビューになります。参考までに残しておきます。

公式テイスティングノート(旧ボトル)

甘いキャラメルのアロマから始まり、ソフトなバニラとオークの香りへと続きます。味わいはマルサラワイン樽由来のキャラメルの味わいにバニラ、オーク、僅かに干し草のニュアンスも感じられます。フィニッシュは長く、ドライで甘い。キャラメルやバニラの甘味が心地よい軽やかなボディのシングルグレーンです。

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ストレート

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ストレート

香りは柔らかいバニラの甘い香りとオークの香りが後からしっかりと感じられます。グレーンウイスキーらしいと言っていいのかはわかりませんが、香りは強くなくふわっと香る感じがします。

口に含むと香りからは想像つかないほど甘味が強く、少しのスパイスが後から現れますが、最後まで甘味がじわーっと伸びていく感じです。思った以上に濃い味わいでキャラメル感も味わいにはしっかりと現れ、バニラ、オーク、少し草っぽさを感じました。

余韻は若干ビターさがでますが、それ以上にまろやかな甘味が続く感じです。

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ロック

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ロック

ロックにすると苦みが若干強くなった気がします。しかしコクと言うか味わいの中に厚みが出たような、このほろ苦さと甘味のバランスがまたいいですね。

氷が溶けてくると滑らかな甘味が増して、そこからフィニッシュはビターなテイスト。これはこれでとても美味しいと思いました。

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ハイボール

THE BUSKER シングルグレーン(旧ボトル) ハイボール

ハイボールでは優しくて甘いハイボールですね。本当に優しい味わいでかといって物足りないでもなく、優しい甘さが丁度良いですね。

食中酒としては和食に合わせやすい気がします。例えば魚の煮付けとかにも良さそうですし、晩酌時の常飲酒としても活躍しそうな味わいです。

THE BUSKER シングルグレーン 個人的評価

実は私グレーンウイスキーを侮ってました。これまでそれほど飲んだことはないのですが、手軽に購入できるものを買って飲んでみたところ、物足りなさを感じていたのでスルーしちゃってたんですよね。

しかし今回のバスカー シングルグレーンを飲んでみたら、とても優しい甘さなんですが、物足りなさもなく凄く美味しいんです。

これはシングルグレーンの私が持ってた固定概念をくつがされました。ちょっと他のシングルグレーンも飲みたくなりますね。

まだシングルモルトばかりでシングルグレーンは手が出せてない方はバスカーのシングルグレーンから始めてみても良いかと思います。

バスカー シングルグレーン

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