ポートシャーロットOLC:01 2010を飲んでみた感想

ポートシャーロットの限定品であるポートシャーロットOLC:01 2010をレビューしてみようと思います。ポートシャーロットは私の中では5本指に入るくらい好きな銘柄です。

ポートシャーロットOLC:01 2010の感想

ポートシャーロットOLC01 2010のOLCの意味はオロロソシェリーカスクの頭文字を取っています。ファーストフィルバーボン樽やヴァン・ドゥ・ナチュレル樽、そしてセカンドフィル・シラー樽といった様々な樽で熟成された原酒をヴァッティング。

その後ファーストフィル・オロロソシェリー・ホグスヘッド樽で18ヶ月間熟成しているようです。

これまでMRC、OLC、PACがリリースされ第2弾がOLCですね。私は最後の入手になりました。MRC、PACに付いては記事の最後にリンクを載せておきます。

では公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。

公式テイスティングノート

原酒の30%をファーストフィル・アメリカンウイスキー樽、40%をセセカンドフィル・アメリカンウイスキー樽、25%をヴァン・ドゥ・ナチュレル樽、残り5%をセカンドフィル・シラー樽で熟成。

その原酒をヴァッティングして18ヶ月間、ファーストフィル・オロロソシェリー・ホグスヘッド樽で熟成。

まず土っぽいピートスモークとダークフルーツ、次にイチジクが鼻腔を満たし、トフィーが続く。アロマが開き始めるにつれ、柔らかな桃と蜂蜜が現れ、やがてナッツヌガーの香りが道筋を定めていく。
唇に触れた瞬間に柔らかでオイリーなテクスチャーを感じ、ウイスキーが舌を包み込むと現れるかすかにドライな風味が、味わいを変化させる。最初に広がるオロロソ・シェリー樽由来のフレーバーとピートスモークが、このウイスキーの個性をくっきりと際立たせる。

フィニッシュを飾るのは、ドライで土っぽいピートスモークに、ライムとイチジク。

引用元：PORT CHARLOTTE OLC : 01 2010 -レミーコアントロー-

ポートシャーロットOLC:01 2010 ストレート

香りはピートそしてドライフルーツ。スモーキーさの中に甘いチョコレートとナッツの香ばしさを感じます。昔あった甘いコーヒー味のガムのような甘くほろ苦いコーヒー豆。そこに若干の柑橘っぽさも感じました。

飲んでみるとオイリーな印象。思ったよりもドライですがレーズン、桃、オレンジのフルーティさとピート。そして余韻になるにつれウッディさと胡椒のようなスパイス。ビターチョコの味わいが長く続きます。

甘すぎずほろ苦さもあり、フルーティさとスパイシーさそしてピートスモークがそれぞれバランスよく絡み合っているような感覚。凄く美味しいです。

ポートシャーロットOLC:01 2010 ロック

ロックで飲んでみたところ甘味が強まった気がします。特に余韻の部分でレーズン感とチョコレートの甘さがストレートよりもハッキリと感じられますね。

ちょっと甘めで飲みたい時にはロックで飲むといいですね。ロックにしても素晴らしく美味しいです。

ポートシャーロットOLC:01 2010 ハイボール

ハイボールにするとドライフルーツ、レーズンを感じながらも乾いた灰のようなスモーキーさ、そして若干柑橘感が強まった気がしました。

余韻にも甘味を感じますがスッキリとビターで非常に美味しい。ただ勿体ないですよね。飲みやすいのであっという間に無くなっちゃいそうです。

ポートシャーロットOLC:01 2010の個人評価

今回のポートシャーロットOLC:01 2010でとりあえずMRC・OLC・PACと飲み終えたわけですが、私は一番OLCが好みでしたね。

甘さだけを言えばPACが一番甘口でしたが、OLCは甘さと渋みであったりほろ苦さが重なり合って感じられる深みを感じました。

ポートシャーロットOLC:01 2010の私のおすすめの飲み方はストレートかロックですね。普段はストレートで飲んで甘味を強めたい時には少量の加水をしたり、ロックで飲むというのがいいと思います。

ポートシャーロットのこの限定シリーズは、いずれも熟成樽の特徴を感じられ凄く美味しくて甲乙はつけがたいですね。好みを言えばOLCなんですが、全部美味しいです。アイラモルト好きの方ならもし見かけたら購入しても後悔はしないボトルだと強くおすすめします。

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