
実は世界で何百万本も売れているのに日本ではあまり知られていない、めちゃくちゃ”使えるスコッチ”があるんです。
それが「ウィリアム・ピール(William Peel)」。今回はこのブランドの魅力を、ウイスキー初心者の方にもわかるように紹介します!
フランスで堂々の売上No.1!なのに日本では無名?
ウィリアム・ピールは、年間約260万ケース(9リットル換算)も売れている、世界第6位の販売量を誇るブレンデッド・スコッチウイスキーです。しかも、ヨーロッパ最大のウイスキー消費国であるフランスでは、なんと売上ランキング第1位。
2023年はインフレの影響で多くのスコッチブランドが販売量を落とした中、プラス成長を記録した数少ないブランドのひとつでもあります。フランスのスーパーで一番売れてるウイスキーが、日本ではほとんど知られていないというのが面白いですよね。
理由は、このブランドが最初から「フランス人の好み」に合わせて設計されているから。スコッチウイスキーの世界では珍しい、フランス発のブランドなんです。
実はフランス生まれ。創業者は市場を読んだ起業家
ウィリアム・ピールが生まれたのは1964年。フランスの実業家、ベルナール・マグレが立ち上げました。
マグレは「フランス人はウイスキーを食前酒や食後酒として楽しむけど、スモーキーで重いものより、まろやかでフルーティーなものを求めている」と見抜いていたんです。そこでスコットランドから厳選した原酒を輸入して、フランス人の味覚に合わせたブレンドを作り上げました。
現在はフランスの老舗酒類企業、マリー・ブリザール・ワイン・アンド・スピリッツ(MBWS)が所有しています。MBWSの歴史は1755年にまで遡り、アニスリキュール(アニゼット)で名を馳せた会社。数百年分のお酒造りのノウハウが、このブランドを支えています。
あれ、スコッチなのにフランスで瓶詰め?
スコットランドで蒸留・熟成・ブレンドを完了させてから、大きなタンカーでフランスへ。現地で度数調整とボトリングを行う。このおかげで、輸送コストが劇的に下がり、スーパーで1リットル16〜20ユーロ台という圧倒的なコスパが実現しているわけです。
どんな味?「18種類のモルトをブレンド」の凄み

「ブレンデッドウイスキー」って、なんか安易なイメージがありませんか?実はそれ、大きな誤解です。
ウィリアム・ピールは、スペイサイド地方とハイランド地方から選び抜いた18種類のシングルモルトと、ローランドのグレーンウイスキーを組み合わせて作られています。
スペイサイドのモルトは蜂蜜やリンゴ、洋梨のような甘い香りを、ハイランドのモルトはほんのりスパイシーなニュアンスを加えます。そしてグレーンウイスキーがそれらを滑らかにつないで、全体をまとめ上げる。マスターブレンダーの技術が光る一本です。
スタンダードボトルの味わいをざっくり言うと:
香り:クッキーや蜂蜜の甘い香り、ドライフルーツ、かすかな木の香り
味わい:丸くて軽快。バニラ、モルトの香ばしさ、フルーツの甘み
余韻:スパイシーで温かく、すっきり短め
「余韻が短い」のを弱点という人もいますが、これがカクテルのベースとして超優秀な理由でもあります。
ウィリアム・ピールの製品ラインナップは意外と豊富
スタンダードの他にも、こんな種類があります。
ダブル・マチュレーション:オーク樽で熟成後、バーボン樽でさらに後熟。バニラとカラメルが深まったリッチな一本。
ハニー(蜂蜜リキュール):ウイスキーベースに天然蜂蜜をブレンド。アルコール度数も35%に抑えられていて、ウイスキー初心者や甘いお酒が好きな方に◎
デリシャス・コーヒー:コーヒーリキュールタイプ。チョコレート、バニラ、コーヒーの苦みと甘みが混ざって、食後にちょっと飲むのが最高です。
どうやって飲むのがオススメ?
ストレートを強要しなくていいのが、このブランドの素晴らしいところ。
ハイボール:ウイスキー1に対して炭酸水3〜4が基本。レモンの皮を絞り入れると、スペイサイドモルトの柑橘系の香りが引き立ちます。
コーラ割り・ジンジャーエール割りコーラのカラメル風味がバニラ香と相性抜群。ジンジャーエールのスパイシーさが、ウィリアム・ピールの短い余韻を補ってくれます。初心者が一番試しやすいのはこれかも。
アップル・スカイ(公式カクテル)ウイスキー40mlにアップルジュース80ml、ライム1/4個、ブラウンシュガーひとつまみ。材料を混ぜてマドリングするだけで、フルーティーで飲みやすいカクテルが完成。自宅でも超簡単に作れます!
モーニング・フィズ(ハニー使用)ハニーリキュール60ml、ライムジュース半個分、ジンジャーエール80ml。甘さをライムの酸味が引き締めてくれて、ブランチタイムやパーティーのウェルカムドリンクにぴったり。
榎商店スタッフより:ウイスキー入門に最適な一本
ウィリアム・ピールの魅力をひと言で言うなら、「何とでも合う、間口の広いスコッチ」。
権威主義的な愛好家のルールに縛られず、コーラで割っても、アップルジュースと混ぜても、蜂蜜フレーバーを選んでもいい。一緒に飲む人と楽しく「シェアする」ことを大切にしているブランドなんです。
フランスで半世紀以上愛され続けて世界第6位の販売量を誇る理由、少し見えてきたんじゃないでしょうか。まずは気軽にハイボールから試してみてください!
関連商品
本日のおすすめ商品はこちら
榎商店の各店舗はこちら
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています


















