人気のアードベッグのラインナップの中から今回は「アードベッグ コリーヴレッカン」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
アードベッグ コアラインナップからの立ち位置
現在アードベッグのコアラインナップはこちらです。
- アードベッグ 5年 ウィー・ビースティー
- アードベッグTEN(10年)
- アードベッグ アンオー(日本終売)
- アードベッグ ウーガダール
- アードベッグ コリーヴレッカン
- アードベッグ25年
アードベッグ コリーヴレッカンはアードベッグのコアラインナップの中では価格的に最上位のボトルとなります。その分飲みごたえは抜群でスパイシーで力強い味わいが特徴です。
TENとウーガダールが素晴らしすぎるせいか若干話題にならない感がありますが、飲んでみるととても美味しく素晴らしいボトルです。
熟成樽や熟成年数
熟成樽はアメリカンオーク(元バーボン)樽、フレンチオーク新樽で熟成した原酒を組み合わせています。熟成年数は非公開ですね。
アルコール度数:57.1度とフラッグシップのアードベッグのコアラインナップの中では最も高い度数です。
公式テイスティングノート
香り:恍惚とするほど強烈で力強い香りの渦に引き込まれる。タールロープとクレオソートの香りの奔流に圧倒されるうちに、ダークチョコレート、カシス、黒糖の香りに続いて熟したチェリーや松葉の香りが渦の底から湧き上がる。グラスが暖まると、さらにカイエンヌ・ペッパーのかかったステーキやペッパーソースで蒸し焼きにした牡蠣、潮や海草、スモーキーなベーコンの刺激的な香りに、甘いバニラやクローブ、ブルーベリーのニュアンスが加わる。
味わい:ペッパーステーキのようなスパイシーで強烈な第一印象。さらに飲み進むと、エスプレッソコーヒー、とろけるようなダークフルーツ(カシス、ブルーベリー、チェリー)やアーモンド、アニスの味わいに変化する。
フィニッシュ:香ばしいブラックコーヒー、チョコレートでコーティングしたチェリー、ペッパーソースの余韻が長く続く。
出典:商品紹介 | 世界が熱望するアイラモルト ARDBEG
アードベッグ コリーヴレッカンのここが素晴らしい
アードベッグ コリーヴレッカンを飲んでみると、しっかりと感じるピートスモークの中に黒糖やベーコンを焼いたようなミーティさとペッパーのスパイスを感じます。また刺々しさだけでなくカシスのようなフルーティさも感じられ複雑な香りです。
アルコール度数が高いのでドッシリと飲みごたえある味わい。ペッパーステーキのようなミーティさに絡むピートスモークが抜群のバランス。また黒糖やチョコの甘味とダークフルーツのフルーティさが心地よい。
挽きたてのコーヒーやダークチョコレートのコクとペッパーステーキ、そして灰になったピートスモークの余韻が長く続きます。
フラッグシップとの比較
フラッグシップボトルであるアードベッグTEN(10年)と比較してみると、アードベッグTENはライトで口当たりがよく飲みやすいのに対し、コリーヴレッカンは濃厚な香りと味わいで、初めて飲む方は少し驚くかもしれません。
コリーヴレッカンは何杯も飲むという感じではなく、渾身の1杯を楽しむと言った感じですね。締めの1杯としてとても優秀なボトルだと思います。
その分フラッグシップのTENはハイボールで飲んだりと、減りが早い飲み方なのかな。
アードベッグ コリーヴレッカンのおすすめの飲み方
アードベッグ コリーヴレッカンのおすすめの飲み方はストレートですね。
アルコール度数がアードベッグのコアラインナップで最も高いですが、やはり完成されたコリーヴレッカンの味わいをストレートで楽しんでいただきたい。ほんの数滴たらして加水するとフルーティさがさらに開いてきますね。
ロックやハイボールにしてもアルコール度数が高いのでしっかりと飲みごたえがありますが、やはりコリーヴレッカンの複雑で甘臭い味わいはストレートが一番美味しく楽しめますね。
アードベッグ コリーヴレッカンの総評
飲みごたえ抜群のアードベッグコリーヴレッカン。アイラモルトを好きな方は一度は飲むべき良酒だと思いますし、自信を持っておすすめできます。
ただこのコリーヴレッカンは価格だけでなく、味わいに関しても上級者向けのボトルで飲みにくいというのではなく、様々なアイラモルトを飲んで慣れた方のほうがより多くの香りや味わいを感じられると思います。
例えば甘臭いを取るとウーガダールの方がハッキリと感じられると思いますし、ピートスモークを強く感じたいならTENの方が感じられると思います。
ただコリーヴレッカンは様々な風味が非常に複雑に絡み合ってバランスが取れているので、様々なウイスキーを飲んだけど次は何に手を出そうかと言う方に手にとって欲しいですね。
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