人気のアードベッグのラインナップの中から今回は最も熟成年数が長い「アードベッグ 25年」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
アードベッグ コアラインナップからの立ち位置
現在アードベッグのコアラインナップはこちらです。
- アードベッグ 5年 ウィー・ビースティー
- アードベッグTEN(10年)
- アードベッグ アンオー(日本終売)
- アードベッグ ウーガダール
- アードベッグ コリーヴレッカン
- アードベッグ25年
アードベッグ 25年はアードベッグのコアラインナップの中では一番熟成年数が長いボトルで、1997年にグレンモーレンジィ社の手が加わったとするならば、熟成年数から考えるとそれ以前の原酒が使われている事になります。(リリース2021年)
アードベッグ自体は以前と蒸留などの方法は変わっていないと言われていますが、やはり興味深いですね。
熟成樽や熟成年数
熟成樽の情報はオフィシャル他海外の様々なサイトを見ましたが公表されておらず、熟成年数は勿論25年以上熟成された原酒が使用されています。
アルコール度数:46度とフラッグシップのアードベッグTENと同じ数値となっています。
公式テイスティングノート
香り:Ardbegの古典的なフェンネルと松の樹脂を使った、スモーククリーム、ペパーミント、タフィーの刺激的なバースト。遠い素朴な焚き火は、香りのよいキャンドルワックスとともに、ハーブとフルーティー(バナナとトロピカル)のノートと混ざり合っています。
味わい:非常に活気に満ちた、ホットペッパーの口当たりは、シャーベットレモンの甘さ(砂糖漬けのリンゴ、梨、オレンジ)、炭酸石鹸とタールのヒント、よりクリーミーなタフィー、アニス、チリペッパーのバーストにつながります。
フィニッシュ:クリーム、ファッジ、繊細な防腐剤のノートがたくさん入った、長く、まろやかで、長引く後味。Ardbegのエレガントでなだめるようなスタイル。
アードベッグ 25年のここが素晴らしい
アードベッグ 25年は他の長期熟成のアイラモルトに比べ、熟成期間が長くなると角が取れスモーキーさが和らぐ傾向がある中、しっかりと感じられるピートスモークが熟成感と相まって素晴らしい香味を広げてくれます。
そして長期熟成による甘味とフルーティさがより熟したフルーツを感じさせ、アードベッグの特徴でもある柑橘感にも甘味を帯びた柑橘のニュアンスを感じさせます。甘味と一緒に感じるクリーミーな味わいがピートスモークと現れる事での素晴らしいハーモニーが楽しめるでしょう。
フラッグシップボトルであるアードベッグTEN(10年)と比較してみると、ライトな味わいでパンチのあるピートスモークに対して、25年も衰えないピートスモークの刺激と甘くフルーティな味わい、クリーミーさと熟成からくるコクやスパイスが素晴らしくリッチな味わいです。
オフィシャルのテイスティングノートにもあるように、スモーククリームの香りであったり、クリーミーなタフィーの味わい、フィニッシュのたくさんのクリームといった熟成感が得られるアードベッグはアードベッグ25年に限りますね。
アードベッグ 25年のおすすめの飲み方
アードベッグ 25年のおすすめの飲み方はストレートですね。
勿論ボトルを購入された方はいろんな飲み方を楽しんで欲しいですが、やはり飲むとしてもBARになると思うのでやはりストレートで飲むことをおすすめします。
1ショットでいくら位になるのかも想像つきませんが、最初はそのまま飲んで、その後ほんの数滴加水してもらって味わいの変化を楽しんでください。
アードベッグ 25年の総評
アードベッグ25年の香りや味わいの特別さはもちろんですが、やはり一度生産がストップした時代のアードベッグ原酒が使われているという歴史と時間が飲んでみたくなりますよね。
今後アードベッグ25年が再度リリースされたにしても、それは現体制後のアードベッグの原酒かもしれませんし確実に過去のアードベッグ原酒といえるのは25年熟成だと現行のボトルのみとなります。
そういった事も踏まえてかなり贅沢ですがBARで愉しまれてみてはいかがでしょうか。
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