タリスカー蒸留所のシングルモルトの中から今回はフラッグシップボトルである「タリスカー10年」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
タリスカー コアラインナップからの立ち位置
現在タリスカーのコアラインナップはこちらです。
- タリスカー 10年
- タリスカー スカイ
- タリスカー ストーム
- タリスカー ポートリー
- タリスカー 18年
- タリスカー 25年
- タリスカー 30年
タリスカー10年はラインナップの中でも通年販売されるフラッグシップボトルに位置します。日本でも非常に人気の銘柄でタリソーとかタリスカースパイシーハイボールと呼ばれる、胡椒や山椒をふりかけた飲み方でも知られています。
多くのラインナップのタリスカーの中でも一番人気がこのタリスカー10年。常飲酒として愛飲されてる方も多いボトルです。
熟成樽や熟成年数
熟成樽はアメリカンオークのバーボン樽とヨーロピアンオークのシェリー樽で最低10年以上熟成の原酒を使用しています。これは推測ですが2021年にラベルの変更がありましたが、その時に構成比率が若干変わったのではないかと思っています。
アルコール度数:45.8度。
公式テイスティングノート
香り:ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り。
味わい:煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる。
フィニッシュ:食欲をそそる甘みを伴った、広大な、長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ。
タリスカーの最大の特徴はスパイシーさとほのかなスモーキーさだと思います。スモーキーさはアイラ島のシングルモルトほどではないので、スモーキーな銘柄の初心者向けとしてもおすすめされています。
タリスカー10年のここが素晴らしい
タリスカー10年の素晴らしいところは沢山ありますが、やはり5000円を切る価格帯で少し贅沢ではありますが、食中ハイボール用として素晴らしい美味しさです。
特にBBQのような肉や魚を焼いた時のタリスカー10年の相性は最高ですね。
2021年にラベルの変更があり、旧ラベルに比べ若干マイルドでライトになった印象は確かにありますが、風味の方向性が大きく変わったわけでもなく、多くの方はもう慣れっちゃったのではないでしょうか。現在も食中用のシングルモルトとして一番活躍しています。
今思えば旧ラベルよりもとっつきやすくなったのかなとも思います。
フラッグシップとしてのおすすめポイント
タリスカーは非常にラインナップが豊富なんですが、やはりタリスカー10年がフラッグシップとなるだけあって、スパイシーさやピートスモークの基準となるボトルですね。
熟成年数が増すとさらに角が取れたようなマイルドな味わいになり、ノンエイジのものは更に突出したスパイシーさが感じられるものもあります。
価格的にもタリスカーを飲み始めるなら、まずはタリスカー10年を購入して、ストレート、ロック、ハイボールをお試しください。
タリスカー10年のおすすめの飲み方
タリスカー10年のおすすめの飲み方はストレート、ロック、ハイボールといずれで飲んでも美味しいですね。
ストレートで飲むとやはり全ての味わいが濃いので、しっかりとタリスカー10年の本来の味わいが感じられます。意外とドライフルーツのフルーティさが感じられのもストレートですね。
ロックでは氷が溶けてくるともっとバニラのようなマイルドな甘味が感じられます。しかしスパイスも若干軽減します。ハイボールではしっかりとスパイスとピートスモークが感じられる飲み方です。
飲み方を変えてオールラウンドで楽しめますね。やはりタリスカースパイシーハイボールが人気ですが、ナッツを酒肴にストレートでゆっくりと楽しむのも本当に美味しいです。
タリスカー10年の総評
タリスカーは非常にオフィシャルラインナップが豊富な銘柄で、長期熟成もリリースされています。そしてタリスカーはボトラーズリリースがあまりないので、選択肢がオフィシャルからになりますね。
そんな中でもフラッグシップのタリスカー10年は非常に人気のボトルで、ツイートもよく見かける銘柄です。
1年間を通して様々な飲み方で活躍するタリスカー10年、スモーキーなウイスキーの最初の1本としてもおすすめですし、通年常飲するボトルに選んでも良いボトルだと思います。
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