厚岸蒸留所より二十四節気シリーズ 第10弾 「厚岸シングルモルトウイスキー 啓蟄(けいちつ)」が、 販売開始となります。
1月30日から充填作業がはじまっており、2月10日まで出荷に向けた準備が進んでいます。
販売は、2023年2月下旬から順次、全国で販売されるとのことです。
厚岸蒸留所とは
堅展実業が北海道釧路に構える蒸留所で、2016年に蒸溜を開始しました。
海霧が発生しやすく、霧に覆われていることの多い厚岸町。蒸留所の北東には湿原が広がり、アイラに似た環境となっています。
北海道産の大麦を使ったり、北海道のミズナラを使った樽で熟成させるなど、厚岸蒸留所ならではの取り組みにも積極的です。
二十四節気シリーズの一部は、「ワールド・ウイスキー・アワード2022」や「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2022」を受賞するなど、世界的にも認められるウイスキーを製造しています。
啓蟄とは
啓蟄とは、大地が温まり、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味で、春の気配を感じて、虫たちが活動を開始する頃を表しています。
啓には「開く」「開放する」などの意味があり、蟄には「虫などが土の中に隠れて閉じこもる」という意味があります。
啓蟄は毎年3月6日頃~3月20日頃にあたりますが、日付が固定されているわけではありません。
2023年の啓蟄は、3月6日~3月20日です。
厚岸シングルモルトウイスキー啓蟄の特長
「啓蟄(けいちつ)」は、同蒸溜所二十四節気シリーズ第10弾。前作「大雪」に続くシングルモルトです。
北海道産大麦を使い、厚岸で蒸留した原酒を、北海道産ミズナラやバーボン樽などで熟成した厚岸モルトがキーモルトとなっています。
今回は、ピート感強め。厚岸特有の熟成環境が作り出すピート感や塩味が反映された、熟成4年ものがメインの味の厚みが出ているシングルモルトに仕上がっています。
箱のデザインは、冬眠から目覚めたクマとチョウとなっています。
凛としばれる季節は、木花の芽も緩む春へと歩みを進めます。
厳寒の時を越えた蛹が麗しい蝶に変わっていくように、厚岸モルトもまた、深沈たる風味を重ねたことでしょう。
柔らかな日差し舞い降りる春の一時を、優しい甘みとピーティな風味を湛えた厚岸ウイスキーでお慶びください。堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 プレスリリースより
ティスティングノート
だいだい、はっさく 、みかん、黒糖,みたらし団子、オレンジ、レモン様の甘みと酸味。
ホワイトペッパー、紅茶、塩レモン、カラメル様の苦みと甘味。
アルコール度数 55度、容量700ml
榎商店STAFFより
今回は前回の「大雪」に続き、シングルモルトでのリリースです。
4年熟成のピート感強めのシングルモルトということで、ラフロイグやアードベッグなどのピーティーなウイスキーが好きな方にもオススメです。
春のほろ苦い味わいを、心地よい季節の中で楽しめる1本となっています。