ベンロマック 50年の特徴を解説

ベンロマック蒸留所がオフィシャルで「ベンロマック 50年」を公開しています。半世紀に渡る熟成期間を経た一度閉鎖された以前の原酒がボトリングされています。

今回はこのベンロマック 50年はどんなウイスキーかご紹介いたします。

ベンロマックについて

ベンロマック蒸留所は1898年にフォレスに創業しますが1983年に閉鎖します。その後1993年にゴードン&マクフィル社がオーナーとなり創業100周年となる1998年に生産を再開しています。

上質なスコットランド産の大麦と湧き水を使用し経験豊かなディスティラーが作るベンロマックはその殆どがバーボン樽とオロロソシェリー樽を使って熟成されています。またソレラ方式を採用していることでも知られています。

ベンロマックのフラッグシップボトルである「ベンロマック10年」は深いシェリーの香り、フルーツとナッツのチョコレート、繊細なスパイス、青りんご、かすかにピートと煙。味わいは果汁たっぷりのラズベリー、シェリー、クリーミーな麦芽、ほのかにピート香が感じられます。

ベンロマック 50年の特徴

ベンロマック 50年

最高級のシェリー樽で50年間熟成された原酒をカスクストレングスで僅か248本のボトリング数。

1972年当時のリフィルシェリーカスクから、ファーストフィルシェリーホグスヘッドでの2年間の熟成だそうです。

テイスティングノート

煮込みフルーツとオレンジの皮、続いてイチゴとフルーツケーキの風味。フィニッシュは長くて、割れた黒コショウとベンロマックのシグネチャースモークの微かなヒント。

おすすめの飲み方

おすすめの飲み方はストレートや少量の加水がおすすめ。

フルーティかつスパイシーさは50年もの熟成で丸みを帯びた柔らかさと濃いシェリー樽由来の特徴が反映されています。

ロックでは甘くフルーティな味わいが楽しめると思いますが、ハイボールでは渋みを感じるかもしれませんね。

デカンタ

ベンロマック50年のボトルは英国で最もエキサイティングなホットガラススタジオの1つである高級ガラスのパイオニアGLASTORMで手作りされたデカンタ。

「バトゥート」という高難度の技法が用いられ、砥ぎ目の深さを変えることで魚の鱗や打ち出し細工のような質感を生み、光の影と反射によって魅惑的なボトルとなっています。

榎商店STAFFより

今回のリリースはわずか248本という事で、日本への流通量も価格も相応の価格となり入手は非常に困難となります。

ただやはりこうした50年熟成のリリースは夢がありますよね。こうしたウイスキーがどのようなデザインのボトルに詰められて、どのようなテイスティングノートに仕上がっているかを知るのも楽しいですね。

オフィシャルのリンクを掲載しておきますので、興味がある方は是非ご覧になってみてください。

オフィシャル

Aged 50 Years

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