ポートシャーロットSC:01 2012 レビュー

ポートシャーロットの限定品であるポートシャーロットSC:01 2012をレビューしてみようと思います。ポートシャーロットは私の中では5本指に入るくらい好きな銘柄です。

ポートシャーロットSC:01 2012の感想

ポートシャーロットSC:01 2012のSCの意味はソーテルヌカスクの頭文字を取っています。

シェリーバットで熟成後ファーストフィルソーテルヌカスクで追加熟成した原酒、セカンドフィルアメリカンウイスキー樽で熟成後セカンドフィルソーテルヌカスクで追加熟成した原酒、ファーストフィル、セカンドフィルのアメリカンウイスキー樽で熟成した原酒を組み合わせ、ファーストフィルソーテルヌカスクで追加熟成。

これらの3パターンの原酒をヴァッティングして出来上がっています。

しかも今回のポートシャーロットSC:01 2012は、このカスクシリーズで初となる100%アイラ栽培の大麦で作られているというのも注目点ですね。

では公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。

公式テイスティングノート

Port Charlottle SC:01は、Cask Explorationシリーズの5番目のリリースであり、100%アイラ栽培の大麦を使用した最初のリリースです。以前のリリースMRC:01、MC:01、OLC:01、PAC:01に続いて、このシングルモルトの複雑さは、あなたが知っているようにアイラシングルモルトの最外限界を押し広げます。

香り:甘い石の果実とシロップ、ドライアプリコット、蜂蜜メロン、熟したパイナップルの桃のヒントと鼻に繊細な花の香水。ブラウンシュガー、バニラファッジ、キャラメル、マジパンの後には、スイカズラとヘザーのヘーディなノートが続きます。泥炭の煙と暖かいトーストオークは、ドラムに深みと複雑さをもたらすために少しの時間で通過します。
味わい:このドラムの暖かさとしなやかな質感は、口蓋をエレガントにコーティングし、軽い泥炭の煙と熟した果物のバランスをもたらします。別の一口は、繊細な煙の下に革とブーツポリッシュの素朴なノートが来るので、美しい粘度と味の深さの両方を確認します。オークは、果物の波を補完するために強さと甘いバニラ、チョコレート、柑橘類をもたらします。
フィニッシュ:素晴らしいマリンノートと素朴なピートスモークは柑橘類のタングで口蓋に残ります。
引用元:Port Charlotte SC: 01 2012 Islay Single Malt Scotch Whisky– Bruichladdich Distillery

注意:翻訳にはGoogle翻訳を使っているので、若干の違いはあるかもしれません。

では実際に飲んだ感想を書いていきます。

ポートシャーロットOLC:01 2010 ストレート

ポートシャーロットSC:01 2012 ストレート

香りはまずポートシャーロットのしっかりとした甘いピートスモークが感じられます。よく嗅いでみると確かにメロンの香りが拾えますね。南国系の甘い果実、蜂蜜といった甘さがふわっと全体を覆うような香りで、そしてフローラルな印象も持ちました。

飲んでみると完熟フルーツの甘さが感じられ、そしてスモーキーさが膨らむような印象を受けました。そして微かに柑橘感もあり甘くフレッシュなキャンディっぽい甘さもありますね。余韻にチョコレートのようなコクと甘味、そしてビターさが感じられます。長く続く甘いスモークが心地よいですね。

バニラよりは蜂蜜・フルーツの甘さが強く、ほんのりと広がる煙がいいですね。とても美味しいです。

ポートシャーロット SC:01 2012 ロック

ポートシャーロットSC:01 2012 ロック

ロックで飲んでみてもしっかりと甘さが感じられます。より甘さがストレートよりも強まったかもしれません。煙はストレートよりも乾いた感じの印象を受けます。

少し薄まってくるとチョコレートの甘味からフィニッシュにはビターな印象が感じられますね。

アルコール度数が55.2度ですので、ストレートでは強いと感じた方はロックで飲んでも甘くスモーキーな味わいを楽しめると思います。

ポートシャーロットSC:01 2012 ハイボール

ポートシャーロットSC:01 2012 ハイボール

ハイボールにすると乾いた灰のようなドライスモークな印象のハイボールですね。甘さは若干は残りますが、スモークが前面に現れる飲み方です。

スモーキーハイボールとしてはとても美味しいんですが、このSC:01でする必要性は全く感じませんでした。購入されたら一度は試してみてもいいかもという感じですね。

ポートシャーロットSC:01 2012の個人評価

今回のポートシャーロットSC:01 2012は蜂蜜やシロップ、僅かに酸味のある完熟フルーツの甘さが際立つボトルですね。ストレートや少量の加水、そしてロックでとても美味しく楽しめます。

因みにこのSC:01はTWSC2023で最高金賞に輝いています。まぁ私の場合はポートシャーロットが好きなので、毎年このシリーズを購入しているのですが、今回のSCはなかなかお財布事情で買えなくて先日たまたま購入できたんですよね。ブルックラディオフィシャルでは次のリリースが始まってます。

SC:01の評価としてはこれまでのシリーズの中では少し味わいに薄っぺらさを感じました。これはソーテルヌカスクの特徴なのかもしれませんね。甘さは一層強いですけどね。

甘いウイスキー好きの方、私のように甘臭いウイスキーが好きな方にはこの「ポートシャーロット SC:01 2012」はうってつけのボトルですね。まだオンライン販売されているところもあるかと思うので、興味がある方は是非購入して飲んでみてください。

アイラ初心者にも物凄くおすすめの1本だと思います。

ポートシャーロット SC:01 2012 55.2度 700ml

 

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