タリスカー蒸留所のシングルモルトの中から今回はタリスカーのコアラインナップで最も長期熟成の「タリスカー 30年」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
タリスカー コアラインナップからの立ち位置
現在タリスカーのコアラインナップはこちらです。
- タリスカー 10年
- タリスカー スカイ
- タリスカー ストーム
- タリスカー ポートリー
- タリスカー 18年
- タリスカー 25年
- タリスカー 30年
タリスカー 30年は2022年5月18日に日本でも数量限定で販売開始されました。ボトリングの本数は世界生産数量3,200本で日本にどれだけ入ってきたのでしょうね。
当然またたく間に売り切れ現在ECでは見かけることはないですが、ラインナップには入っているので不定期ながらまた販売されるでしょうね。因みに前回は4年前だったので、そのあたりの周期を予想しておくのもいいかもしれません。
熟成樽や熟成年数
熟成樽は調べてみましたが不明で、他のタリスカーから考えてもアメリカンオークバーボン樽とヨーロピアンオークシェリー樽で熟成した原酒が使用されていると思います。30年以上熟成された原酒が使われています。
アルコール度数:45.8度。
公式テイスティングノート
オフィシャルに書かれたテイスティングノートはタリスカー 25年と同じ内容でしたので、他で調べてみたところ
香り:エレガントなスモークは、赤い果物や沿岸のピートと混ざり合います。
味わい:ふっくらとしたフルーツと唐辛子の刺激に甘さが微調整されたバランス。
フィニッシュ:塩っ気とスモークが続きます。
タリスカー 30年は香り高く。蜂蜜、オーク、革、マジパンのようなふっくらとした甘味と唐辛子のようなスパイシーな刺激のバランスが非常にとれた味わい。余韻にはブリニーさとスモーキーさが広がり続きます。
フルーツ香がとてもよく感じられ、非常に穏やかなのに刺激的な味わいだと言われています。
タリスカー 30年のここが素晴らしい
タリスカー30年は英国の有名なウイスキー評論家であるジム・マレー氏のウイスキーバイブル2023で93.5点の高評価を得ています。
落ち着いたコショウ、ドライオークと革でバランスのとれた素晴らしい黄色と赤のフルーツの香りにスモークとオークそしてほんのりとした甘味がある味わい。フィニッシュはやはり軽い塩辛さと信じられないほど長持ちする温かみのある煙が好評のようです。
その希少価値もさることながら、確かな評価と飲まれた方の評判を見る限り素晴らしいボトルに間違いなさそうです。
フラッグシップとの比較
フラッグシップボトルであるタリスカー10年と比較してみると、やはり10年はライトで30年はリッチ。その飲みごたえは格段の差があるかと思われます。
しかしながら熟成年数が長いほど美味しいのか、好みに合うのかと言われると、これがウイスキーの面白いところで熟成期間が若いほうが好きという方も多いんです。それも銘柄によっても変わってきますし、奥が深いですね。
やはり荒々しさをタリスカーに求めるならフラッグシップの10年がお手頃で、どうしてもタリスカー30年を飲みたいという方はBARで聞いてみましょう。
タリスカー 30年のおすすめの飲み方
タリスカー 30年のおすすめの飲み方はストレートがおすすめ。本来の味わいをストレートでゆっくりチェイサーを挟みながら心から楽しみましょう。
BARでワンショットいくらかも想像つきませんが、タリスカー好きなら至福の時間となるでしょうね。
もし購入された方は一度はロックやハイボールを試してみて欲しいです。ちょっとその味わいは想像もつかず未知数ではありますが、新しい発見も体験出来ると思います。
タリスカー 30年の総評
ちょっと購入は現実味がないボトルですね。BARなら置いているのかと言われると、やはり希少なボトルですし全てのBARにあるとは思えません。
ただバーテンダーさんに聞いてみてあれば、その時にお財布が許せるのなら是非飲んでみたいものです。そう何度も出会えるボトルではないとおもいますしタリスカー30年を飲んだという経験はウイスキーファンにとってかけがえのない経験だと思います。
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