Uisge-beatha(ウシュクベーハー)はゲール語で命の水という意味でもよく知られている「ウシュクベ」。ウシュクベ リザーブを飲まれたことがある方も多いと思います。今回はウシュクベを構成するキーモルト(原酒)の解説をしていきます。
この記事はブレンデッドウイスキーのキーモルトを知ることで好みのウイスキーをより深く知ると共に、次に飲んでみるシングルモルト選びにも役立つ企画です。
ウシュクベの特徴とキーモルト
ウシュクベのキーモルトは基本公表はされていませんが、最高級品のブルーフラゴンのキーモルトの一部は公開されています。
- インチガワー(スペイサイド)
- ベンリネス(スペイサイド)
- クレイゲラキ(スペイサイド)
- グレンゴイン(ハイランド)
- ダルユーイン(スペイサイド)
- ブレアアソール(ハイランド)
- オスロスク(スペイサイド)
上記7つの他にもブルーフラゴンには全部でモルト原酒18種を使用しているそうです。
キーモルト1:インチガワーの特徴
重厚なスモーキーさがありオイリーな香り。非常に穏やかでマイルド、甘さから複雑味に富む味わいが特徴。潮っぽさも感じられます。
おすすめ:インチガワー 14年 花と動物シリーズ
キーモルト2:ベンリネスの特徴
ややスモーキー、焦がしたタフィー、フローラル、シェリー香。丸みを帯びたボディ、アニスやバニラの良い甘さが特徴でスパイス感のある香りや蜂蜜のような濃密さバニラ感そして徐々にスパイシーさが顔を出します。
おすすめ:ベンリネス 15年 花と動物シリーズ
キーモルト3:クレイゲラキの特徴
オレンジトフィーやナッツの香り。芳醇なハチミツのようなまろやかさとフルーティーな味わい。スパイスとほのかなスモーキーさが感じられる後味。
おすすめ:クライゲラキ13年
キーモルト4:グレンゴインの特徴
レモンゼスト、トフィーアップル、そしてココナッツの香り。 口当たりは若干辛口だが飲みやすい甘味、トフィー、クリーミーな味わいが特徴。
おすすめ:グレンゴイン 10年
キーモルト5:ダルユーインの特徴
シェリー感とコニャックのような甘く若干酸味のある香り。オーク、穀物の甘い香り。シェリー樽の特徴がしっかりと感じられる味わいで、甘味とナッツそしてかすかにスモークも感じられる味わいが特徴です。
おすすめ:ダルユーイン 16年 花と動物シリーズ
キーモルト6:ブレアアソールの特徴
香りはフレッシュかつフルーティさ、それでいて穏やかで優しい甘い香りを感じることが出来ます。味わいはシェリー樽由来の甘いキャンディのような甘味、そこから段々とスパイシーさが感じられます。フィニッシュはドライですね。
おすすめ:ブレアアソール 12年 花と動物シリーズ
キーモルト7:オスロスクの特徴
香りはりんごジュースのようなフルーティさ、優しい香りの香水のよう。味わいはかすかに酸味が感じられると同時に心地良い甘さ。シナモン、バタービスケットやがて柔らかな木の味わいがします。
おすすめ:オスロスク 10年 花と動物シリーズ
ウシュクベリザーブのおすすめポイント
ここではキーモルトが公開されているウシュクベブルーフラゴンではなく、購入しやすい「ウシュクベリザーブ」のご紹介をします 。
ベリー系の甘味を伴う香りと麦芽の香りフルーティでとろみのある甘み、熟した果実、焦げたカラメルの香りが時間とともに、様々な香りが重なり合いながら広がりを見せる。
ストレート、ロック、ハイボールと飲み方を選ばず愉しめます。
ウシュクベからのおすすめ銘柄
ウシュクベを飲まれる方はまずは「ウシュクベ リザーブ」がいいですね。ウシュクベのスタンダードで価格的にも購入しやすいです。
ウシュクベリザーブの飲んで気に入った方は、やはりウシュクベブルーフラゴンを飲んでみてほしいですね。正式な名前は「ウシュクベ アン・アルド・リ・カスクストレングス ブルーフラゴン」でカスクストレングスで最高峰といっていいでしょう。
そしてウシュクベ好きが飲んでいくシングルモルトは、やはりキーモルトにも使われているスペイサイドやハイランドの銘柄がおすすめ。ブレアアソールやグレンゴイン、オスロスクあたりから飲んでいくといいでしょう。
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