グレンリベット12年

ザ・グレンリベット蒸留所のシングルモルトの中から今回はフラッグシップボトルである「ザ・グレンリベット12年」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。

この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。

ザ・グレンリベット コアラインナップからの立ち位置

現在ザ・グレンリベットのコアラインナップはこちらです。

  • ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブ
  • ザ・グレンリベット カリビアンリザーブ
  • ザ・グレンリベット 12年
  • ザ・グレンリベット キャプテンズリザーブ
  • ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクション
  • ザ・グレンリベット 15年
  • ザ・グレンリベット 18年
  • ザ・グレンリベット 21年
  • ザ・グレンリベット 25年

ザ・グレンリベット12年はラインナップの中でも通年販売されるフラッグシップボトルに位置します。そしてグレンリベット蒸留所はスコットランド政府の公認第一号の蒸留所ということもありますし、その味わいはスコッチ自体のフラッグシップと言えるかもしれません。

そうした事からスコッチ初心者の方に一番におすすめされるのがザ・グレンリベット 12年だと言っても過言ではないでしょう。

熟成樽や熟成年数

熟成樽にはアメリカンオークとヨーロピアンオークが使用され最低12年以上熟成の原酒を使用しています。

アルコール度数:40度。

公式テイスティングノート

香り:フルーティ。
味わい:ザ・グレンリベット特有のバニラ、 はちみつの甘さを伴う芳醇でソフトな風味。
フィニッシュ:長くクリーミーで滑らかな余韻。

出典:ザ・グレンリベット12年

ザ・グレンリベットの最大の特徴はスムースで、バランスの取れた、フルーティーな味わいと滑らかなバニラや蜂蜜の風味。これらがバランス良くクセがないので非常に飲みやすいスコッチです。

まさしくザ・スコッチといった印象じゃな。他にもハイランドのグレンモーレンジィなんかもそうなんじゃが、まずこれらを飲んでウイスキーを知るのがいいんじゃよ。
えのき先生
えのき先生

ザ・グレンリベット12年のここが素晴らしい

グレンリベット12年

ザ・グレンリベット12年はシングルモルトスコッチとしてはリーズナブルな価格でコスパがよく、どんな飲み方でも美味しくいただけるオールラウンドさにあります。

ストレート、ロック、ハイボールでも華やかさとフルーティさが感じられ、宅飲みに持ってこいのボトルですね。

ウイスキーの基本となる味わいが詰まったザ・グレンリベット12年は蜂蜜香・バニラ香といった甘い香りと味わいにりんごのフルーティさ、そしてわずかに感じるスパイシーさとおよそバーボン樽熟成で感じられるニュアンスがしっかりと現れます。

アプリコットやパイナップル、柑橘の花、トーストしたティーケーキの香りにバターとバニラ、明るいフルーツノートを感じる味わい。そしてフィニッシュにはオークのスパイスと麦芽の香ばしさ、そしてリンゴのフルーティさが続きます。

安心できる味わいというか、ブレない基本的な美味しさがザ・グレンリベット 12年にはあるのぉ。このほどよい味わいは飽きがこないし、飲み疲れもしないんじゃ。
えのき先生
えのき先生

フラッグシップとしてのおすすめポイント

ザ・グレンリベットは非常にラインナップが豊富で熟成年数の違い、熟成樽の違いと楽しめるラインナップで基本的な12年を飲んで、さらに長期熟成での味わいの違いを楽しんだり、熟成樽の影響での味わいの変化も感じやすいです。

こうした熟成年数、熟成樽での香りや味わいの変化はフラッグシップであるザ・グレンリベット12年を飲んでいるからこそ感じ取れるもので、このザ・グレンリベット12年が基準となり変化を学ぶことが出来るようになります。

シンプルな分、余計に感じやすいのもいいですね。そしてスコッチのフラッグシップとして考えると、ここからもっとフルーティさが味わいたい時はシェリー樽やワイン樽で熟成された銘柄を飲んでみるとか、もっと癖のあるスコッチらしいスモーキーさが欲しい方はピートを炊き込んだアイラ島などの銘柄を飲むといいですね。

よくおすすめウイスキーでは殿堂入りしているというか、当たり前過ぎて省略される事も増えてきたんじゃが、やはりザ・グレンリベット 12年はまず飲んでおくべきボトルと言えるじゃろう。
えのき先生
えのき先生

ザ・グレンリベット12年のおすすめの飲み方

ザ・グレンリベット12年のおすすめの飲み方は上記のとおりストレート、ロック、ハイボールといったいずれの飲み方でも美味しく楽しめます。

ストレートで飲むと初心者の方はアルコール感を感じるかもしれません。少し水を足して飲むと華やかな甘味とりんごのフルーティな香りが感じられます。そのままの方が当然味わいは濃いので、慣れたらそのままか1,2滴の加水で飲んでみましょう。

ロックでもフルーティな味わいはそのままで甘味を感じますが、余韻は少しビターな苦味が出てきます。ハイボールにしても爽やかな甘さとフルーティさを感じられ、余韻はビターでスッと消えていきます。

ハイボールは少し甘めですが食中にも使える味わいでスッキリ甘い。この甘さが少し気になる方は食前酒に最適ですね。

ザ・グレンリベット12年 40度 700ml

ザ・グレンリベット12年の総評

ザ・グレンリベット12年はザ・グレンリベットのフラッグシップであり、スコッチのど真ん中のボトルだと思います。ここから自分の好みで多くの銘柄を飲み進めていくと思いますが、そういう時に「ザ・グレンリベットじゃ物足りなさを感じる」と思われる方も出てくるかもしれません。

しかし面白いのがそこを超えると、初めて飲んだ時よりもさらにザ・グレンリベットの美味しさに気づくんですよね。こういう方は結構多いと思います。

クセがなく飲みやすい初心者向けで、かつウイスキーを飲み慣れるほどにまた評価が上がるボトルなのではないかと感じています。

 

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