ビリー・ウオーカーに見いだされ2017年より本格的なシングルモルトの販売を開始した『グレンアラヒー』。濃厚な甘さのコアレンジと様々な樽熟成の限定リリースで人気ですね。
ここではグレンアラヒーの種類やその味、オススメの飲み方から蒸留所の情報までご紹介します。
グレンアラヒーの歴史と蒸留所
創業は1967年。その後所有者は移り変わり2017年にビリー・ウオーカー氏がオーナーとなった。かつてはブレンド用であったグレンアラヒーですが、現在では自社ラベルのシングルモルトの販売に注力している。
グレンアラヒーはゲール語で「岩だらけの谷」という意味。ベン・リネスの北東2マイル先のダムから引き出される仕込み水を使用。
年間400万リットルの生産量が出来るにも関わらず、生産量を100万リットルに削減し量よりも質を優先。また熟成時にはビリー・ウォーカーと彼の専門家チームによって細心の注意を払って監視していて、ウイスキーが最適な状態で瓶詰めされるようにしています。
グレンアラヒーの種類と味の特徴
グレンアラヒー 8年
ペドロ・ヒメネスとオロロソ・シェリー・パンションと少量のバージンオーク樽と赤ワインの樽の組み合わせ。
香り:ヘザーハニー、バタースコッチ、シナモン、続いて生姜、トーストアーモンド、モカの波。
味わい:トレクル、ドライサルタナ、バタースコッチのラッシング、シナモン、ペパーミント、ハニカム。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンアラヒー 10年 カスクストレングス
ペドロ・ヒメネス、オロロソ、赤ワイン、バージンオーク樽で熟成。
香り:濃厚なモカ、ヘザーハニー、シナモンパンケーキ、キャラメリゼしたブラウンシュガー、梨、ジンジャースナップ。
味わい:ダークチョコレート、トーストしたハニカムと糖蜜、続いて熟したプラム、ヘーゼルナッツ、生姜、赤い果実。
容量700ml・アルコール度数 バッチにより異なります
グレンアラヒー 12年
グレンアラヒーのフラッグシップボトル。
香り:ダークチョコレート、トレークル、ヘザーハニーのヒント、背景にシナモン、エスプレッソ、粘着性のあるレーズン。
味わい:マジパンと果樹園のフルーツのトーン、続いて温めたモカ、バタースコッチ、すりおろしたナツメグ。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンアラヒー 15年
最高水準のシェリーウッドで熟成。
香り:ダークチェリー、ゴールデンシロップ、甘いスパイス、タフィー、イチジク、ヘーゼルナッツのヒント。
味わい:ヘザーハニー、オレンジピール、ココア、ジンジャー、仕上げにキャラメリゼしたブラウンシュガー。
容量700ml・アルコール度数46度
なかなか購入機会に恵まれずようやくグレンアラヒー15年を入手しました。Twitterのフォロワーさんの評価も高く凄く気になってたボトルです。 では早速テイスティングノートを参考にしながらレビューしていきたいと思います。 …
グレンアラヒー 18年
18年間最高級のオーク樽で熟成。
香り:トフィーソース、シナモンスパイス、新鮮なバニラポッド、ココア、ハニカム、チェリー。
味わい:マジパン、サルタナ、濃厚なダークチョコレート、野生の蜂蜜、マラスキーノチェリー、バタークリーム。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンアラヒー 21年 カスクストレングス
スペインから巧みに調達された優れたペドロヒメネスとオロロソ樽で熟成。
香り:ブランデーのハニカム、糖蜜のタルト、スパイスブラッドオレンジ、ココア、ブラックウィンタートリュフ、カラメルブラウンシュガー。
味わい:リッチなチョコレート、温かいベーキングスパイス、クレメンタインの皮、糖蜜、果樹園の果物、結晶化した生姜、仕上げにブラックチェリーとレーズンバター。
容量700ml・アルコール度数 バッチにより異なります
グレンアラヒー 30年 カスクストレングス
3つのペドロ・ヒメネスと2つのオロロソ樽ヴァッティング。
香り:ダークチョコレート、ハニカム、レーズンバター、ムスコバドシュガー、プラムシロップ、グレーズアーモンド。
味わい:豊富なココア、ヘザーハニー、チョコレートレーズン、スパイスと糖蜜、黒い森のガトー、ブドウのマスト、果樹園の果実のノート。
容量700ml・アルコール度数 バッチにより異なります。
シェリーシリーズ
グレンアラヒー9年のシェリーシリーズが限定品でリリースされています。こちらは個別に記事に記事にしていますので、興味がある方はリンク先から確認してください。
- グレンアラヒー 9年 アモンティリャードシェリーカスクフィニッシュの味やおすすめの飲み方をご紹介
- グレンアラヒー 9年 オロロソシェリーカスクフィニッシュの味やおすすめの飲み方をご紹介
- グレンアラヒー 9年 フィノシェリーカスクフィニッシュの味やおすすめの飲み方をご紹介
グレンアラヒーのおすすめの飲み方
グレンアラヒーはしっかりとした酒質と、奥行きのある香り、味わいを活かすためにトワイスアップやロックがおすすめ。
現行ボトルのグレンアラヒー12年、15年、18年はアルコール度数が46度ですので、ストレートでも飲みやすく濃厚な味わいが楽しめます。またロックにしても薄まりにくいので美味しく愉しめますね。
グレンアラヒーの選び方
グレンアラヒーの選び方としては、まずはフラッグシップのグレンアラヒー12年。そこからグレンアラヒー15年や18年というのが王道ルート。
ただ様々な限定カスクもリリースされているので、通常のグレンアラヒーとはまた違った味わいのアラヒーを飲んでいくのもいいですね。
榎商店STAFFより
初心者にはちょっとお高い印象。ただ何年もウイスキーを飲んできて、まだ飲んだことがないという中・上級者におすすめしたい銘柄です。
コアレンジの種類も非常に多いだけでなく、カスクストレングスや限定カスクなど愉しめる要素が多いんですよね。こうした意味でも中・上級者向けかなと思います。
最後に今回紹介したグレンアラヒーをもっと知りたい方、そして文字を読むの面倒な方は当店スタッフがアップしているグレンアラヒーの解説動画を御覧ください。
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