ジョニーウォーカー ブルーラベルは言わずとしれたジョニーウォーカーの最上級カラーシリーズですが、その限定品として『ゴースト&レアシリーズ』というのがあります。
今回は『ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レアシリーズ』にスポットをあてて解説・おすすめポイントなどをまとめていきます。
この記事は銘柄の中でも限定品であったり、少し特別なボトルにスポットを当てて何が特別なのかを解説していく記事になります。
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レアシリーズとは
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レアシリーズとは、閉鎖された蒸留所の原酒をキーモルトとして加えているシリーズで、この記事を公開する現時点では第四弾までリリースされています。
これまでリリースされているボトルに使用された閉鎖蒸留所の原酒は、ブローラ、ポートエレン、グレンユーリー、ピティヴァイクとなっています。
さらにブルーラベルという一万樽に一樽しか存在しない、極めて希少性の高い熟成の頂点に達した原酒のみを使用している事からもブレンデッドの最高峰であることには間違いないですね。
では第一弾から特徴をまとめていきましょう。
ゴースト&レア 第1弾 ブローラ
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ブローラはカンバス、ピティヴァイク、ハイランドシングルモルト、ブローラの3つの”ゴースト”ウイスキーを含む8つの貴重なスコッチウイスキーの豊かでビロードのような滑らかなブレンドです。
香りと味わいはパイナップルのフルーティーな甘さ、ヘーゼルナッツとダークチョコレートの豊富なノートと繊細で、素晴らしく滑らかなスコッチ。軽いピートと洗練された微妙な甘さが特徴です。
その他に使われているキーモルトはロイヤル・ロッホナガー、クライヌリッシュ、グレンキンチー、グレンロッシー、キャメロンブリッジが使用されています。
ブローラ蒸留所について
その後ブローラと改名されるんじゃが、1983年にウイスキー不況のため閉鎖してしまっている。
ここでクライヌリッシュという名前から、現在のクライヌリッシュ14年の味わいを思い浮かべてしまいそうですが、ライトリーピーテッドの原酒を主に造っていたそうですが、一時はカリラ等のブレンデッド原酒の不足を補うためヘビリーピーテッドの原酒も生産していたようです。
ゴースト&レア 第2弾 ポート・エレン
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポート・エレンは現在再建が進められるポート・エレン蒸溜所のモルト原酒をキーモルトに、同じく閉鎖された蒸留所のカースブリッジ蒸溜所とカレドニアン蒸溜所のグレーン原酒を使用。
その他に使われているキーモルトはモートラック、ダルユーイン、クラガンモア、ブレア・アソール、オーバンのモルト原酒が使用されています。
ポート・エレン蒸留所について
閉鎖後も数量限定で長期熟成のシングルモルトが販売され話題になった事もある。またダグラスレインのビッグピートにポートエレンの原酒が使われている事でも有名じゃな。
アイラモルトの特徴がしっかりと感じられるスモーキー&ピーティな風味の中に甘さや華やかな風味も感じられる銘酒です。
ゴースト&レア 第3弾 グレンユーリー
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア グレンユーリーは1985年に閉鎖されたハイランドのシングルモルト『グレンユーリーロイヤル』がキーモルトに使われています。
香りと味わいの特徴は滑らかでナッツのたくさんはいったダークチョコレート、バニラ、ヘザーハニー、ドライフルーツ、そしてクリーミーなタフィーとバタースコッチの香り。
その他に使われているキーモルトはピティヴァイク、グレンエルギン、インチガワー、グレンロッシー、グレンキンチー、キャメロンブリッジ、カンバスが使用されています。
グレンユーリー・ロイヤル蒸留所について
> をつけることを許されるんじゃ。蒸留所名にロイヤルがつけられているのはグレンユーリー・ロイヤル以外ではロイヤル・ロッホナガーとロイヤル・ブラックラだけなんじゃよ。
しかし1985年に閉鎖されてしまうんじゃ。
素晴らしくフレッシュな味わいを持ち、伝統的なウイスキーの見本とも言われる味わい。アロマよりもさらに複雑で飲み応えのある逸品。
ゴースト&レア 第4弾 ピティヴァイク
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ピティヴァイクはピティヴァイク、ポートダンダス、カースブリッジといった3つの閉鎖蒸留所のモルト原酒が使われています。
香りと味わいの特徴は林檎のようなフレッシュな甘さに加え、繊細な蜂蜜のような甘さと薫り高い木樽がバランスよく調和し、さくらんぼやベリーのような香りや、バタースコッチキャンディー、果物のコンポート、さらにほんの少しのシナモンを思わせる香りが続きます。
その他に使われているキーモルトはマノックモア、オスロスク、クラガンモア、ストラスミル、ロイヤル ロッホナガーが使用されています。
ピティヴァイク蒸留所について
ダフタウン蒸留所と寸分違わぬポッドスチルで設備も熟成庫もほぼ共通なんじゃが、全く性質が異なるウィスキーになったんじゃよ。
特徴はスイートでシェリーのような香りに、コクがあり舌にピリピリくるスパイシーさがある酒質。
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レアのボトル
ボトルだけでなくカートンも凄く秀逸で、飾っておきたくなる神秘さが感じられます。この高級感は贈答用として利用すれば間違いなく喜ばれますね。
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レアの総評
2022年3月に第4弾の「ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ピティヴァイク」が販売開始されましたが、これまでのシリーズを通して閉鎖蒸留所の原酒が味わえるというのは素晴らしいコンセプトですね。
シングルモルトで飲んでみたい気持ちも勿論ありますが、ジョニーウォーカーの素晴らしいブレンド技術と、ブルーラベルの1万樽に1樽の厳選されたモルト原酒を考えると高額ですが一度は購入してみたいですね。
ジョニーウォーカーファンだけでなく、ウイスキー好きの方ならもしかすると行き着く先にあるのがジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア シリーズなのかなと考えさせられました。
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