ちょっと変わった銘柄を飲んでみたいと言うことで購入したのが「ザ・シックスアイルズ ボイジャー」。スコットランドの6つの島のモルトのみをブレンドしたブレンデッドモルト。
それでは今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。
ザ・シックス・アイルズ ボイジャーの感想
このシックスアイルズはウイリアム・マックスウェル社からのリリースですが、ボトリングはイアン・マクラウド社が行っているそうですね。
6つの島とはアイラ・ジュラ・スカイ・マル・オークニー・アランにある蒸留所のモルト原酒が使われており、蒸留所名は公表されていませんがアイラとオークニーのみが謎となっています。
著名なウイスキー評論家であるジム・マーレー氏やマイケル・ジャクソン氏の評価も非常に高いボトルとしても知られていますね。
では公式のテイスティングノートを参考にしてみましょう。
公式テイスティングノート
今回イアン・マクラウド社のオフィシャルページよりテイスティングノートを引用していきたいと思います。
香り：新鮮な泥炭の煙、沿岸のほぼ砂、軽いバニラ、ライムとイチゴのボタニカル。
味わい：豊かで強力な煙、強烈で口のコーティングですが、繊細な甘さ、グースベリーと甘い柑橘類、塩味と花。
フィニッシュ：長いピーティ仕上げのフルーティーとウッディノート。
引用元：Ian Macleod Distillers
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では実際に飲んだ感想を書いていきます。
ザ・シックス・アイルズ ボイジャー ストレート
香りは強すぎないピートスモーク、レモンやライムといった柑橘系の香りに微かにバニラの甘さとモルトの香ばしさ、そして潮っ気を感じますね。
ピートは強いヨード感ではないですね。他の島々の原酒との比率もわからないので、一概には言えませんがやはり「カリラ」なんでしょうか。
飲んでみると、しっかりとスモーキーさがあり、柑橘系のフルーティさと蜂蜜やバニラの甘さがあります。そしてやはり島らしい潮っ気ですね。思った以上にフルーティな味わいでそしてスモークも飲めばしっかり感じます。
確かに評価の高いボトルだけあってめちゃくちゃ美味しい。アイランズという括りで飲んでしまうと、アイラのスモークの強さに驚かされるかもしれません。
ザ・シックス・アイルズ ボイジャー ロック
ロックにするとスモーキーさがより感じられますね。フルーティさとかは結構落ち着いちゃう感じがします。少しモルトの甘味は残りますが、少し勿体ない気がします。
アルコールのアタックは全く無くなりますね。少しクリーミーな口当たりになったような感じがしました。
ザ・シックス・アイルズ ボイジャー ハイボール
ハイボールは柑橘感とドライでスモーキーな味わいです。そもそもアイラのピートスモークが強いのでハイボールにしてもしっかりとスモーキーで美味しいですね。
食中酒としては抜群に使えるボトルですね。ただ価格的に考えると食中酒用としては勿体ないかな。
ザ・シックス・アイルズ ボイジャーの個人評価
ヘザハニーの甘さ、ピートスモーク、柑橘類のフルーティさ、潮っ気とまさにアイラとアイランズのモルトを組み合わせた味わいですね。
そして「これはタリスカーでしょ」っていうスパイシーさも感じられて楽しめるボトルです。おすすめはストレートですね。ゆっくりとナッツ類なんかとのペアリングを楽しむのが良いと思います。
潮っ気を感じる島々の様々な特徴のモルト原酒を組み合わせたらどうなるのかを体験できる面白いブレンデッドモルトですね。
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