2013年に復活を遂げたハイランド最北端の蒸留所「ウルフバーン」。今回はそんなウルフバーンの種類や味の特徴をご紹介します。
ウルフバーン蒸留所
1821年にウィリアム・スミスによってサーソーの郊外に建設された蒸留所「ウルフバーン蒸留所」。名前の由来は近くを流れる川の名前を取って付けられました。
そして1860年代には蒸留所は閉鎖、それから時が流れ2013年ウルフバーンが新たに創業を開始されました。現在の蒸留所の建物は古い敷地から海の方へ300mほどの場所に建てられているそうです。
ウルフバーンの製造は長時間の発酵と穏やかな蒸留、そして最良のオーク樽で熟成されているからこその、滑らかで温かみのある味わいを生んでいるのだそうです。
ウルフバーンの種類と味の特徴
ウルフバーン 10年
厳選されたスパニッシュオーク材のセカンドフィル・オロロソシェリー樽で熟成。
柔らかなシェリーの甘さがイチジクとレーズンと溶け合い、バニラとオークが香る。チョコレートとダークフルーツの豊潤で深い味わい。キャラメルとバニラ、ナツメグとオークの穏やかな香りを伴う味わい。シルキーなタンニンが美しいテクスチャーを織りなす。ドライフルーツやキャラメルの甘い風味が余韻として残る。
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン ノースランド
熟成にアイラ産のセカンドフィル・クオーターカスクを使用し微かに樽由来のピートのニュアンスとともに果実とモルティな香りが重なり合う。
ピート、軽いスモーキーさ、フレッシュなリンゴの果実香。オイリーで柔らかい口当たり、ナッツ、塩、スパイス。フィニッシュはドライ
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン オーロラ
1stフィルのアメリカンオークのEXバーボン樽と、1stフィルのオロロソ・シェリー・ホッグスヘッド樽の3年熟成だが上質な滑らかさを持つ。
ドライフルーツ、麦芽のアロマ、柔らかな甘いシェリー香、トロピカルフルーツの甘い香り。 オイリーでクリーミー、スパイス、温かなシェリーのニュアンス、秋の果物やナッツ 、麦芽の甘さが続く
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン モーヴェン
ピーテッド・モルトを使用した、ウルフバーン蒸留所オフィシャル第3弾。
やわらかいピート香が広がり、レモン、ハチミツ、熟したリンゴを感じる。
ミディアムボディでオイリー。シロップの甘さ、心地よいピート香が広がる。ほのかにスパイシーでバランスがよい。
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン ラングスキップ
ファーストフィル・バーボンカスク熟成原酒を58度でボトリングしたハイプルーフ。
果実の花がドライ・アップルと軽やかなオークの香りとレーズンとデーツを混ぜたフルーツケーキのリッチな香り。メープルシロップ、ダークチョコレート、アーモンド、レーズンなどの豊かな甘さ。フィニッシュは、バニラと温かなキャラメルの甘さが優しくゆっくりと伸びていく。
容量700ml・アルコール度数58度
ウルフバーン Batch No.375
スモールバッチシリーズ。第3熟成庫の75列目で熟成された100リットルの１stフィル・バーボン・バレルと、2ndフィル・シェ リー・バットをマリッジさせてボトリング。
ホワイトチョコレート、バナナ、フルーティーで甘い香り。バニラ、蜂蜜、麦芽の甘さが広がる。心地よい樽香とスパイシーさ、ほのかにフルーツ香。
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン Batch No.204
スモールバッチシリーズ。最初にファーストフィルのEXバーボン樽で5年間熟成後、ファーストフィルのマディラホグスヘッドで6か月間後熟。
バーボンとマディラのアロマが広がる。麦芽、焦がしたシュガーの甘さ、バニラ、ヘーゼルナッツ、オレンジの柑橘香が広がります。蜂蜜とバタースコッチの心地よい余韻が長く続く。
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン Batch No.155
スモールバッチシリーズ。ファーストフィルのエクストラバーボンバレルで4年10か月熟成された原酒を6か月ポ ートホグスヘッドで熟成した5年4か月熟成。
ドライフルーツとポートのニュアンス、バニラの香りとコーヒー。豊かなポートが全面に出てトフィーとバニラが感じられる。余韻はフルーツと蜂蜜のフレーバー。
容量700ml・アルコール度数46度
ウルフバーン ジャパン エクスクルーシヴ4 カスク No.699
ジャパンエクスクルーシヴシリーズの第4弾。日本の伝統文化の象徴である歌舞伎をモチーフに。
白桃、ラムレーズン、金柑のような柑橘系。ドライフルーツ、ナッツ、ぬくもりの中に心地よい塩っぽさを感じる。蜂蜜、バナナ、バタースコッチ。
容量700ml・アルコール度数50度
ウルフバーンのおすすめの飲み方
ウルフバーンのおすすめの飲み方はストレートもしくはロックがおすすめ。
ウルフバーンは若いながらも滑らかで飲みやすいのでストーレートがおすすめです。レギュラーボトルのウルフバーン ラングスキップはカスクストレングスタイプなのでロックで非常に美味しいですね。
えのき商店STAFFの意見
今回紹介したものの中でもバッチシリーズも無くなれば終了ですし、ウルフバーンはThe BRAVESといった日本向けに会員クラブも用意しており、会員だけが購入できるボトルも用意されています。
まずはレギュラー5本の中から1本飲んで、気に入ったらバッチシリーズや日本向けシリーズ、さらにはThe BRAVES会員になって会員限定ボトルを購入してみてはいかがでしょうか。
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