現存する最古の蒸留所「グレンタレット」にスポットを当てて紹介します。今回はグレンタレットの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
ザ グレンタレット蒸留所について
創業は1775年で現存する蒸留所としては最古の蒸留所であるグレンタレット蒸留所。密造酒時代から換算すれば1717年からウイスキーを造っていた記録があるそうです。
もう一つグレンタレット蒸留所にまつわる話で有名なのは、ウイスキーキャットの「タウザー」。生涯で2万8899匹のネズミを捕まえギネスブックに載った事でも有名。
グレンタレットは人気のブレンデッドウイスキー「フェイマスグラウス」のキーモルトになっています。
ザ グレンタレットの種類と味の特徴
ザ グレンタレット 12年
ノンピート原酒をアメリカンオークのシェリー樽で12年以上熟成。フルーティーで、クラシックなシングルモルトです。
深みあるオレンジの香り、その後にトフィーと赤いリンゴ、最後にバニラへと続く。ほのかにモ ルティーで蜂蜜の甘い香りが印象的。軽い樽由来の香り。味わいは甘くスパイシーで、ジンジャーやシナモンが甘いバニラや果実の中にうまく溶け込んでいます。
容量700ml・アルコール度数43度
ザ グレンタレット シェリーカスク エディション
ヨーロピアンオークのシェリー樽原酒のみを使用、非常に複雑で リッチな風味を持つシングルモルトです。
印象的でクリーミィなバニラ。柔らかいトフィーやキャラメルから、煮詰めた赤いりんごへと香りが変化していきます。味わいは樽由来のスパイシーさが前面に出ており、温もりある感覚とわずかな黒胡椒、そして果物の甘みが口中にあふれます。
容量700ml・アルコール度数43度
ザ グレンタレット トリプルウッド エディション
ヨーロピアンオークとアメリカンオークのシェリー樽、そしてバーボ ン樽で熟成した 3 種のノンピート原酒をヴァッティング。
豊かで、シャープともいえる柑橘のアタックが、フレッシュな樽由来の香りと混ざり合い、次第に甘く豊かなアロマへと繋がります。シナモンやレモンケーキのヒントもあり。味わいはフルーティーかつ甘めで柔らかく、赤りんごやオレンジ、シナモンやウッドスパイスの後にメローな樽由来の甘みが残ります。
容量700ml・アルコール度数43度
ザ グレンタレット 10年 ピートスモークド
ヘビリーピーテッドタイプのシングルモルトです。同蒸溜所の特徴であるフルー ティーさに、スモーキーで、軽めのスパイシーさが加わりました。
ピートスモークと濃厚なフルーツが複雑に絡み合い感覚を刺激します。明確な煙の香りとそれを 包むトフィー。軽いバニラとスパイスが後を追います。口に含むと、濃厚で甘いバニラと熟した フルーツが印象的で、軽めのスモーキーさは時間の経過とともに増していきます。樽由来の味わ いは非常に柔らかく、ピートモルトの重要さをはっきりと示すシングルモルトです。
容量700ml・アルコール度数43度
ザ グレンタレットのおすすめの飲み方
ザ グレンタレットはストレートやロックで柑橘系の香りとハチミツ甘い味わいでとても美味しいです。ハイボールの場合は甘みが抑え気味になる分、スッキリと味わえます。
おすすめはやはりストレートがおすすめです。苦手な方は若干加水してのんでみましょう。
ザ グレンタレットをおすすめする方
ハイランドらしさと言えばそうなんですが、柑橘系の爽やかな酸味、そしてハチミツの甘みが好きな方におすすめで、例えば色んな飲み方でマルチに楽しみたい方に重宝すると思います。
さらには10年熟成、シェリー、ピーテッド、トリプルカスクとそれぞれ特徴のあるラインナップで飲み比べをしても凄く楽しめると思います。
えのき商店 STAFFより
しっかりとした甘み、爽やかな香りと思った以上にオイリーさと厚めのボディで満足感が得られるシングルモルトです。ライトなウイスキーを普段飲んでいる方でも飲みやすい風味でオイリーさを心地よく感じるでしょう。
なかなか入手がし難い銘柄ではありますが、もし見かけた方でハイランドモルトをよく飲むという方は要チェックです。
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