シェリー樽熟成ウイスキー好きの方の中でもダルモアが好きという方も多いのではないでしょうか。そんなダルモアのラインナップの中でも熟成樽で話題になったボトルがあります。
今回は『ダルモア キングアレクサンダー3世』にスポットをあてて解説・おすすめポイントなどをまとめていきます。
この記事は銘柄の中でも限定品であったり、少し特別なボトルにスポットを当てて何が特別なのかを解説していく記事になります。
ダルモア キングアレクサンダー3世とは
ダルモア キングアレクサンダー3世は6種類の樽で熟成させたモルト原酒を使用したダルモアの中ではハイエンドにラインナップされるボトル。
このボトルの凄さとは6種類もの樽で熟成されたボトルをヴァッティングしているにも関わらず、バランスが凄く良いことがあげられます。
ダルモア キングアレクサンダー3世の6種類の樽
6種類の樽はどのような樽が使われているのかというと、カベルネ・ソーヴィニヨン樽(赤ワイン)、マルサラ樽、マディラ樽、ポート樽、オロロソシェリー樽、バーボン樽。
樽のラインナップだけでも飲んでみたくなりますね。
公式テイスティングノート
ダルモア蒸留所のオフィシャルで紹介されているテイスティングノートを引用します。
香りはレッドベリーフルーツとパッションフルーツのヒント。味わいはシトラスの皮、バニラポッド、クレームキャラメル、砕いたアーモンド。余韻はシナモン、ナツメグ、生姜。
引用元:King Alexander III | The Dalmore
※Google翻訳を使用して掲載しています。
ダルモア キングアレクサンダー3世の受賞歴
香港国際ワイン&スピリッツコンペティション 2015
IWSC 2015 GOLD
国際的にも評価されているのがわかります。
ダルモア キングアレクサンダー3世の味わい
甘くそして香ばしさも感じる香り。レーズンのフルーティさが心地よく香ります。そして様々な樽の特徴がふわっと現れる複雑さも併せ持っています。
味わいは甘味が強く、レーズンやベリー系の甘味と酸味、ふと感じるワイン樽の味わいが心地よく、余韻は少しビターを感じるものの蜂蜜のような甘味が伸びていきます。
どしっと感じるシェリー感からやはりオロロソシェリー樽の比率が高いのでしょうか。
ダルモア キングアレクサンダー3世の総評
ダルモア キングアレクサンダー3世は年数表記はないものの、しっかりとした熟成感が感じられるボトルで、様々な酒精強化ワインの割ると赤ワイン樽、そしてバーボン樽の特徴が見事に調和がとれています。
ダルモアファンはもちろんですが、シェリー樽やワイン樽熟成のモルトファンは一度は飲んでみても損はないボトルですね。
ダルモアの中ではハイエンドに入りますが、何かの記念や自分へのご褒美、または大事な方への贈り物としても凄く喜ばれる1本です。
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