人気のアードベッグのラインナップの中から今回は「アードベッグ アン・オー」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
アードベッグ コアラインナップからの立ち位置
現在アードベッグのコアラインナップはこちらです。
- アードベッグ 5年 ウィー・ビースティー
- アードベッグTEN(10年)
- アードベッグ アンオー(日本終売)
- アードベッグ ウーガダール
- アードベッグ コリーヴレッカン
- アードベッグ25年
アードベッグ アン・オーは残念ながら日本では終売したボトルとなります。ただ日本での販売が終了しただけで、海外では購入できますね。最近では並行輸入品も稀に見かけることもあります。
アードベッグのコアラインナップの中では価格的にはちょうど中間に位置します。
熟成樽や熟成年数
熟成樽はペドロ・ヒメネス樽、焦がしたバージンオーク樽、元バーボン樽などの樽で熟成した原酒を組み合わせています。
アルコール度数:46.6度とフラッグシップのアードベッグTENよりも若干高く設定されています。
公式テイスティングノート
香り:丸みを帯びたスモーキー – 燃えるアップルウッドのように – クリーミーなタフィー、アニス、トレクル、デーツ。桃やバナナなどのジューシーな果物。一滴の加水で、Ardbegの古典的な香りを思い出させる – ライム、松樹脂、フェンネル、サドルソープ、タール。香り高いキャンドルワックスのような優しいワックスと、スモークハーブのヒント。
味わい:滑らかでクリーミーな口当たり、シロップのような甘さ、ミルクチョコレート、トレクルタフィー、アニス、オレンジ、スモーキー風味につながります。穏やかで甘いスパイス(ナツメグ&シナモン)、葉巻の煙、そしてグリルアーティチョークの非常に珍しい風味。穏やかにナッツ。フローラルなオーバートーン、ミントタフィー、優しいモルティビスケットノートのロングで甘い仕上がり。
※翻訳はブラウザの翻訳機能を利用しています。
アードベッグ アン・オーのここが素晴らしい
アードベッグ アン・オーを飲んでみると、まろやかな甘さとスモークがとても心地よいですね。糖蜜のような甘さと微かにスパイス、そして優しいスモークが広がります。
これが滑らかでクリーミーな口当たりで入ってくるので、どんどん飲めちゃいますね。
意外とオールラウンダーでストレート、ロック、ハイボールのいずれでも楽しめるのもおすすめポイントですね。
アードベッグの中では一番甘口で飲みやすいというのがアン・オーのおすすめポイントでしょうか。
フラッグシップとの比較
フラッグシップボトルであるアードベッグTEN(10年)と比較してみると、アードベッグのインパクトに重点を置いている方にとっては、アン・オーは少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
アン・オーというネーミングのとおり丸みを帯びているアードベッグなので、非常にまろやかな味わいですね。優しいスモークは食後にストレートやロックで飲むと素晴らしいんですが、食中酒文化の日本では少々ウケが悪かったのかも。
アードベッグ アン・オーのおすすめの飲み方
アードベッグ アン・オーのおすすめの飲み方はストレートもしくはロックですね。
ストレートで飲んでもアルコールの刺激はなく滑らかでクリーミーな口当たりで優しい甘さが広がり心地よいスモークが膨らみます。ロックではさらに甘味が強く食後酒として重宝します。
ハイボールにしても美味しいですが、やはりシェリー系の樽で熟成した特徴が僅かですが感じられ、少しエグみといいますかビターさが強まる印象です。
ハイボールで食中酒として飲むよりもストレートやロックで食後酒で飲むことをおすすめします。
アードベッグ アン・オーの総評
甘味が膨らむスモーキーなボトルとしてファンも多かったとは思うのですが、日本では終売となり入手難易度は高くなっています。
食中酒を楽しむ文化としてハイボールが根付いているから、少し日本人のニーズと合わなかったところもあるのかもしれませんね。ただ食後にストレートやロックで楽しむアードベッグ アン・オーはデザート感覚のスモーキーウイスキーとして手に取る方も少なくはなかったと思います。
少し入手が難しいという事もあり、アードベッグウーガダールやアードベッグ 5年 ウィービースティを代わりに飲むのが現状でしょうか。
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