現存ずるハイランドの蒸留所では3番目の古さのバルブレア蒸留所。ここでバルブレアの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
バルブレア蒸留所について
1790年にジョン・ロスがエダートン村の外れに建てた蒸留所。バルブレアはゲール語で平地の集落という意味。
かつてはバランタインの主要原酒の一つで入手が難しかった時期もあったようですが、96年にインバーハウス社がオーナーになってから入手しやすくなったようです。
バルブレアの種類と味の特徴
バルブレア 12年
アメリカンオークの元バーボンと二重焼成のアメリカンオーク樽で熟成され、エレガントな複雑さと暖かさをもたらします。
香り:クリーミーなバニラとさわやかな青リンゴを重ねたエレガントで明るいレモンの皮。
味わい:ハチミツの甘さに包まれた挽いたスパイスとドライオレンジのスライス。
フィニッシュ:クリーミーでレザーのような甘いバニラの香り
容量700ml・アルコール度数46度
バルブレア 15年
最初はアメリカンオークの元バーボン樽で熟成され、その後、ファーストフィルスパニッシュオークにて後熟。
香り:レザーウッドハニーとスパイシーなジンジャーブレッドに続いて、ジューシーなプルーンと新鮮なレモンの皮。
味わい:ビロードのような食感で、ダークチョコレート、トロピカルフルーツ、スパイスであふれています。
フィニッシュ:長くまろやかで、クリーミーなバニラと柑橘類の香りがする。
容量700ml・アルコール度数46度
バルブレア 18年
アメリカンオークのバーボン樽にて熟成された後スペインのファーストフィルのシェリー樽にて後熟されました。
香り:豊かなタフィーと焼き梨、新しい革のエレガントな香り。
味わい:ジューシーなアプリコット、味付けしたオーク、バニラカスタードの見事なバランス。
フィニッシュ:長く温かい新鮮なスパイスとレーズン。
容量700ml・アルコール度数46度
バルブレア 21年
アメリカンオークの元バーボンとダブルファイアのアメリカンオーク樽で熟成。さらにスパニッシュオークのオロロソシェリー樽で後熟。
香り:パイナップルとアプリコット、香り高いシナモンとナツメグが絡み合い、続いてタフィーアップルとハチミツ。
味わい:マンゴーとパイナップルのトロピカルフレーバーにクローブとジンジャーの温かい香り。
フィニッシュ:ダークチョコレートとトロピカルフルーツのノートが長く残る。
容量700ml・アルコール度数46度
バルブレア 25年
アメリカンオークのバーボン樽で熟成後、スパニッシュオーク樽で年月をかけて熟成。
香り:贅沢な熟したアプリコットとダークリコリス、磨かれたオークとサドルワックスのタッチ。
味わい:オイリーな柑橘類、チョコレートプラリネ、新鮮なタバコの葉のほのかな香りがたっぷり。
フィニッシュ:滑らかなチョコレートとブラッドオレンジ。
容量700ml・アルコール度数46度
バルブレアのおすすめの飲み方
ノンピートで、とてもフルーティーな味わいが特長のバルブレアはストレートがおすすめ。加水をするなら常温の水で少量加水して調整しましょう。
バルブレアをおすすめする方
ハイランドのフルーティなノンピートがお好きな方におすすめのバルブレア。シェリー樽系の味わいが好きな方は15年や18年を選ぶといいでしょう。
バーボン樽熟成の蜂蜜やバニラ感が好きな方は12年や25年がおすすめです。
クセがなくフルーティな味わいは熟成年数や使用する樽の特徴を感じやすく、食後にゆったりと味わえる銘柄です。
榎商店 STAFFより
バルブレアは熟成年数表記のシリーズの他にバルブレア 2005(2017ボトリング)やバルブレア 2006 シングルカスクといったシリーズも販売されています。
こうしたシリーズの人気が高まっておりますが、まずは通常ラインナップである12年や15年そしてさらに長期熟成を飲んでみるといいでしょう。
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