組成の75%以上がイタリアワインで造られるイタリアン・ヴェルモットの中でも有名なのが「マンチーノ・ヴェルモット」。今回はマンチーノ・ヴェルモットの種類と味や特徴、そしておすすめの飲み方をご紹介。
マンチーノ・ヴェルモットとは
世界的に有名なイタリア人バーテンダー ジャンカルロ・マンチーノが2011年に作ったヴェルモットで、その製法はスピリッツに温水を加え度数を30%にし、粉砕したボタニカルを加熱・加圧しながら15日間漬込みます。
そこで出来上がった濃縮液にDOCトレッビアーノ・ディ・ロマーニャ・ワイン、砂糖、水を加え冷却濾過、常温濾過を経てステンレス・タンクで6ヶ月間熟成。
マンチーノ・ヴェルモットの種類と味の特徴
マンチーノ・ヴェルモット セコ
21種類のボタニカルを使用したドライ・ヴェルモット。
香りはセージ、マジョラム、オレガノといった地中海沿岸のハーブが広がり、続いて繊細さを持つレモングラス、野バラ、アヤメの香りを感じる。味わいはドライさのなかにピメントやナツメグ、そしてわずかに苦味を伴うシトラスのフィニッシュ。
容量750ml・アルコール度数18度
マンチーノ・ヴェルモット ビアンコ
37種類のボタニカルを使用、深みのある黄色。
香りはアンジェリカ、カモミール、エルダフラワー、リンドウといった高山植物の香りが広がる。味わいは甘さのあるオレンジ、ジンジャー、ピンクグレープフルーツ・ピールを感じ、フィニッシュにカルダモンとリコリスとともに強いキニーネがくる。
容量750ml・アルコール度数16度
マンチーノ・ヴェルモット ロッソ
38種類のボタニカルを使用、輝きのあるダークレッド。
香りはバニラ、ルバーブ、ジュニパーベリー、軽く焼いた木材、或はクローブ、シナモンバークやドライオレンジといったクリスマスの飾りに使われるスパイスのしっかりとした骨格。味わいは甘さと苦さのバランスは特筆すべきで、薬草根のフィニッシュも印象的。
容量750ml・アルコール度数16度
マンチーノ・ヴェルモット ヴェッキオ
ロッソをチャーの弱いイタリアン・オークの新樽で1年間熟成させたヴィンテージ・ヴェルモット。
香りはナッツ、チェリー、ハチミツ、レーズン、ダークチョコ、バニラ。ロッソの持つクリスマスの飾りに使われるスパイスのしっかりとした骨格に樽由来のスパイスが加わる。味わいは甘さと苦さのバランスがさらに磨かれ、熟成感のある薬草根のフィニッシュも印象的。
容量750ml・アルコール度数16度
マンチーノ・ヴェルモット キナート
セコ、ビアンコ、ロッソ3種の濃縮液に更にキナとレッド・バルベラ・ドゥ・アスティDOCGを加えた。
香りはバイオレット、リッチな赤ワインを思わせる。味わいはセコ、ビアンコ、ロッソ3種のコンビネーションとキナのフィニッシュはとても印象的。
容量500ml・アルコール度数18度
マンチーノ・ヴェルモット サクラ
キナートをベースにバーのテーマであり日本の花サクラ、そしてイタリア人が最も好むスミレをブレンド。
香りはサクラ、バイオレット、チェリー、ほのかな柑橘。味わいは軽やかな甘さと苦さ、そしてキナによる落ち着きのあるフィニッシュはおどろき。
容量500ml・アルコール度数18度
マンチーノ・ヴェルモットの美味しい飲み方
マンチーノ・ヴェルモットはそれぞれ特徴がありおすすめの飲み方も変わってきます。
セコはドライなジン・マティーニ、また冷やして食前酒に、ビアンコはオレンジ・ピールを添えてオンザロックやスプリッツァー。ロッソならネグローニ、マンハッタンそしてオンザロックがおすすめです。
マンチーノ・ヴェルモットをおすすめする方
ヴェルモットを使ったカクテルを作ってみたい方には最適ではないでしょうか。またいずれも甘く爽やかですし、アルコール度数も20度以下なので、ソーダなんかで割って飲んでも美味しいです。
ちょっと甘口でフルーティ、そしてボタニカルがしっかりと感じられるので、そういったお酒が好きな方におすすめですね。
えのき商店 STAFFより
今回マンチーノ・ヴェルモットで欠かせないのが「アペリティフ」という単語。意味は食前酒という意味なんですが、カクテルベースで使われてきたヴェルモットが、いま食前酒としてロンドンを中心に注目を集めているそうです。
食前酒にはソーダ・アップ、トニック・アップといった飲み方で飲まれているそうです。
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