タリスカー蒸留所のシングルモルトの中から今回はタリスカージャパンに掲載されていない「タリスカー スカイ」にスポットを当てて、このボトルの凄さやおすすめポイントなどを解説しようと思います。
この記事は銘柄のコアラインナップの中で、このボトルがどういう立ち位置なのか、またおすすめポイントなどをフカボリしていきます。
タリスカー コアラインナップからの立ち位置
現在タリスカーのコアラインナップはこちらです。
- タリスカー 10年
- タリスカー スカイ
- タリスカー ストーム
- タリスカー ポートリー
- タリスカー 18年
- タリスカー 25年
- タリスカー 30年
タリスカー スカイは2015年に追加されたのですが、日本のタリスカーオンラインには掲載されていないボトルです。名前の由来はタリスカー蒸留所があるスカイ島から名付けられています。
伝統的なタリスカーの海の香りにバランスのとれた甘いフレーバーをもたらしています。
熟成樽や熟成年数
熟成樽はアメリカンオークのリフィル樽とトーストしたアメリカンオーク樽が使用されています。トーストした樽の割合がわずかに高くなっています。熟成年数は非公開です。
アルコール度数:45.8度。
公式テイスティングノート
香り:新鮮なオレンジの最初の輝かしい柑橘類の甘さは、柔らかいマンゴーに発展します。海藻、流木、塩を含む海の空気が続いています。
味わい:最初は柔らかくて甘く、コーティングと舌のチクチク、軽い煙。ホットな辛さですぐに辛味と風味が高まります。
フィニッシュ:ドライ、長持ちする滑らかな後味で、軽い泥炭の焦げた残り火を見つけることができます。
出典:タリスカー スカイ
※翻訳はブラウザの翻訳機能を利用しています。
タリスカー スカイはトーストしたアメリカンオーク樽の割合が高いとの事で、樽の風味が熟成によって反映されやすくなっています。因みに樽を焦がすチャーとトーストの違いは、チャーは直火で焦がし、トーストは遠火の遠赤外線で熱します。
タリスカースカイのここが素晴らしい
タリスカースカイは潮の香りに柑橘、そして焦げたウッディさが強く、そしてブラックペッパーのスパイスをよく感じます。非常にサッパリとした味わいで楽しめますね。
トーストしたアメリカンオーク樽からくる甘みが心地よく、ふわっと広がり消えていきます。ピリッとしたスパイスはその後にやってくるのですが、口当たりの柔らかい甘さのおかげで飲みやすさを感じます。ピートスモークは強すぎず、フィニッシュで感じる程度。ドライでスーッと消えていくような感覚です。
フラッグシップとの比較
フラッグシップボトルであるタリスカー10年と比較してみると、タリスカー10年よりもスッキリとした印象を受けます。スカイの方が、オレンジの香りが強くスパイシーさも強い気がしました。タリスカー10年の方が奥行きを感じるように思います。
ハイボールだけで言えばタリスカースカイの方がビターでドライ。さらにスパイスをより感じるのでサッパリと食中酒として合いそうです。
タリスカースパイシーハイボールにするとガツンとくるスパイシーさが楽しめそうなボトルです。
タリスカー スカイのおすすめの飲み方
タリスカースカイのおすすめの飲み方はハイボール。
勿論ストレートやロックで飲んでも非常に美味しいですが、このスパイシーさや柑橘感はハイボールでさらに楽しめる味わいだと思います。爽快なハイボールが黒胡椒のミルをしなくても楽しめる味わいですね。
逆にストレートは飲みやすさからのスパイスがとても面白く、ロックでは甘みが前に若干出てきますが、フィニッシュはほろ苦い味わいです。
タリスカー スカイの総評
タリスカースカイは潮っ気、オレンジのような柑橘感、強いブラックペッパーのスパイシーさ、ほんのりと広がるピートスモークにトーストしたアメリカンオーク樽からくる甘みやウッディさが特徴の銘柄です。
ストレートやロックでも美味しいですがおすすめはハイボール。スッキリ爽快でスパイシーなハイボールで食中酒として活躍します。
興味が湧いた方はタリスカー10年と価格も近いので一度飲み比べをしてみてください。
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