ハイランドモルトとしては異色と言われる「アードモア」。アードモアはなぜ異色と呼ばれるのでしょうか。ここではアードモアの種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
アードモアの歴史と蒸留所
1898年スペイサイドと東ハイランドの境界線あたりに、自社のブレンデッド原酒を確保するため、ウイリアム・ティーチャー&サンズ社が建てた蒸留所です。
その後2度の拡張工事を行いポッドスチルは8基まで増設。東ハイランドでは最大級の蒸留所になりました。
2005年にはアメリカのビーム・グローバル社が買収し現在はビームサントリー社が保有しています。
アードモアの種類と味の特徴
アードモア レガシー
ハイランドらしさを感じる甘い味わいの中に繊細なピート香・やわらかなスモーキーさが感じられる。アードモア レガシーには80%のピーテッド麦芽と20%のノンピーテッド麦芽が使用されています。
香り:シナモンとタフィーボンボンのヒントを持つヘザーハニー。
味わい:クリーミーなバニラスパイス、甘い蜂蜜とスパイスの風味、ふわりと感じるピートスモーク。
フィニッシュ:フルボディで滑らか、ドライでピリッとした余韻。
容量700ml・アルコール度数40度
アードモア ポートウッド フィニッシュ
アメリカンホワイトオークバーボンバレルとヨーロッパのハーフポートパイプで熟成。フルーティーでスモーキーなノートのバランスでライトで甘いウイスキー。
香り:イチゴと夏の果物、コショウ。焦げたオレンジとシナモンのスパイス。赤いリンゴとクランベリーの豊かなフルーツの香、甘い蜂蜜と微妙なスパイス。
味わい:甘い赤いリンゴと蜂蜜、木炭のスモーク。
フィニッシュ:滑らかで長い余韻。ドライなアードモアらしさ。
容量700ml・アルコール度数46度
アードモア トリプルウッド
アメリカンオーク樽、クォーターカスク、パンチョンでトリプル熟成。伝統的なハイランドピートスモークノートが豊富。
香り:ビスケットシリアルノートとバナナの香り、生姜、焦げた砂糖、チェリー、蜂蜜、シナモン、柔らかなピートスモーク、ジンジャースナップビスケット。
味わい:カラメル砂糖、トーストした大麦、ピートスモーク、甘いバニラカスタード、ドライフルーツ。
フィニッシュ:柔らかいピートスモーク、長引くコショウ、トーストしたアーモンド。
容量700ml・アルコール度数46度
アードモア トラディション
オーク樽で熟成し、より小さなクォーターキャスクで熟成。ハイランドピートスモーク風味が特徴。
香り:スパイシーでクリーミー。
味わい:クリーミーなピートタングと柔らかで優しいバニラ。甘い熟した果実、ピートスモーク。
フィニッシュ:ジューシーで長い余韻。
容量700ml・アルコール度数46度
アードモアのおすすめの飲み方
アードモアのおすすめの飲み方はハイボール。ハイランドらしい甘さとピーテッドモルトのピート香そしてスモーキーさがとても美味しいです。
アードモアの選び方
アードモアレガシーは非常にコスパのよい価格設定になっているので、ハイランド好きでピート香・スモーキーに興味がある方におすすめ。
アードモアレガシーにハマった方は「アードモア ポートウッド フィニッシュ」も試してみましょう。トリプルウッドとトラディションはトラベルリテール専用となっていますので、並行輸入などでの入手となりますね。
榎商店STAFFより
アードモアレガシーは上記にもありますが、非常にコスパがよくおすすめされるシングルモルトです。ハイランドらしい飲みやすさの中にピート香・スモーキーさのバランス良い刺激が感じられます。
ハイランド銘柄を幾つか飲んでみた方は試してみてはいかがでしょうか。また違ったハイランドの味わいに出会えると思います。
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