シェリー樽特有の深みのある香りが特徴的な『グレンドロナック』。最近SNSでもよく見かける人気のスコッチです。
ここではグレンドロナックの種類やその味、オススメの飲み方からウンチクまでご紹介します。
グレンドロナックの歴史と蒸留所
グレンドロナックはゲール語で「ブラックベリーの谷」という意味でグレンドロナック蒸留所はハイランドとスペイサイドの境にあります。
1826年に建てられたものの、1837年に火事で消失。その後再建され1960年にウイリアム・ティーチャー&サンズ社に買収され「ティーチャーズ」の原酒として使われてきました。現在は2016年にブラウンフォーマン社が買収しオーナーとなっています。
スコットランドの中では最後まで石炭を使用した直火焚きにこだわった蒸留所としても知られている。
現在ポットスチルは初留2基、再留2基の計4基でスチームによる間接焚きになっている。
グレンドロナックの種類と味の特徴
グレンドロナック 12年 (新ラベル)
グレンドロナックのスタンダード。最高級のスペインのペドロ・ヒメネスとオロロソのシェリー樽の組み合わせ。
香り:シェリーの秋の果物、滑らかなチョコレートプラリネ、ジンジャーブレッド、天日干しレーズン。
味わい:キャラメルブランブル、シルキーオレンジ、スルタナエンベロープ、温かみのあるスパイス。
容量700ml・アルコール度数43度
グレンドロナック 12年 オリジナル (旧ラベル)
最高級のスペインのペドロ・ヒメネスとオロロソのシェリー樽の組み合わせ。
香り:甘くてクリーミーなバニラ、生姜の香り。スパイスのグリューワインと梨。
味わい:リッチでクリーミー、絹のように滑らか。豊かなオークとシェリーの甘さ、レーズンと柔らかい果物。
容量700ml・アルコール度数43度
量り売りでちょっと飲んで感動しフルボトルで購入した「グレンドロナック12 年」。グレンドロナックが人気の銘柄なのがすごくわかります。 今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。 グレ …
グレンドロナック15年 (新旧ラベル共通)
ダークフルーツ、濃厚なチョコレート、マヌカハニーの豪華なノートが特徴。
香り:オレンジビターズとクルミリキュール、マラスキーノチェリー、熟したブランブル、ダークチョコレートミント。
味わい:アプリコットと熟したイチジク、ブラックチェリー、アンジェリカ、ムスコバド。ダークマヌカハニー、ハーブビターズ、ダークチョコレートで長く包み込むフィニッシュ。
容量700ml・アルコール度数46度
グレンドロナック18年 (新旧ラベル共通)
最高級のスペインのオロロソシェリー樽でのみ熟成。
香り:ファッジとマスコバドシュガーの甘い香り。フルーツコンポートとモレロチェリー。
味わい:豊かで、暗く、魅惑的。煮込んだフルーツとオールスパイス、古典的な熟成オロロソとトーストしたクルミパンとチョコレートオレンジとマリッジ。
容量700ml・アルコール度数46度
そろそろ18年熟成のボトルも買っていきたいなぁという事で「グレンドロナック18年」を購入してみました。ストレートでシェリー感を存分に味わいたいと思います。 今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみ …
グレンドロナック 21年 パーラメント
最高級のオロロソとペドロ・ヒメネスのシェリー樽の組み合わせ。
香り:熟した秋の果物、ブラックベリーと赤いプラム。リッチなオロロソシェリーと砂糖漬けのオレンジ。スパイスオートミールビスケットとトーストオークの香り。
味わい:プラムプディング、上質なオロロソシェリーとビターチョコレートソース。シナモン、オールスパイス、ナツメグ。滑らかなタンニンでフルボディ。
容量700ml・アルコール度数48度
トラベルリテール ラインナップ
コアレンジとは別に旅行小売店向けに販売されているボトルは個別に記事にしていますので、リンク先をチェックしてみてください。
その他の限定リリース
コアレンジやトラベルリテールの他にも限定ボトルも数多くリリースされています。個別記事で紹介しているものの中で、現在購入できるものをまとめました。
またトラディショナリーピーテッドはレビュー記事も書いていますので、合わせて御覧ください。
大好きなグレンドロナックのピーテッド原酒を使用した銘柄という事で凄く期待して購入しました。果たしてピートはほんのり香る程度なのか、それとも… では今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思い …
グレンドロナックのおすすめの飲み方
グレンドロナックは食後にトワイスアップやロックがおすすめ。シェリー樽の甘い香りを楽しみながらゆっくりと飲む感じですね。
味わいを深く楽しみたい方はストレートで。
もっと香りを楽しみたいはトワイスアップ、味わい重視の方はストレートという感じじゃ。
グレンドロナックの選び方
グレンドロナックの選び方としては、やはり最初はスタンダードのグレンドロナック12年。そして15年・18年・21年と試してみましょう。15年はドライフルーツやビターチョコの風味が、そして18年はさらに複雑に長い余韻が楽しめます。
熟成年数の長いものは入手が非常に難しい気がします。
じゃが現在人気で入手が難しいのでシェリー樽熟成の他の銘柄も覚えておくといい。
このブログで以前に「シェリー樽で熟成されたウイスキーのおすすめ銘柄12選」を記事にしているので合わせて見てみるんじゃ
榎商店STAFFより
グレンドロナックはシェリー樽での熟成と赤みがかった琥珀色から甘そうな印象を持ちますが、甘い香りのわりにスッキリとドライな後味が飲みやすいです。
最近はSNSでも非常によく見かける銘柄だけにグレンドロナックの15年以降の長期熟成は枯渇気味の傾向。見つけたらお早めの購入がおすすめです。
品切れになりやすい銘柄ですので、再入荷通知や各ショップメルマガ、Twitter(@enokishouten)のフォローして頂けますと入荷情報等もアップしています。
最後にグレンドロナックの解説動画を当店スタッフが解説動画をYoutubeにアップしています。是非御覧になってください。
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