スプリングバンク蒸留所で造られるヘビリーピーテッド「ロングロウ」。今回はロングロウの味や特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
ロングロウの歴史と蒸留所
詳細は以前スプリングバンクの紹介で掲載していますので割愛してざっくりと紹介します。
スプリングバンク蒸留所は1828年に創業されたキャンベルタウンにある蒸留所です。キャンベルタウンには現在3箇所の蒸留所が稼働しておりスプリングバンク蒸留所、グレンスコシア蒸留所、グレンガイル蒸留所となっています。
スプリングバンク蒸留所ではピートレベルの異なる3つの銘柄がりりーすされていて、フェノール値が50ppmのロングロウ、12~15ppmのスプリングバンク、0ppmのヘーゼルバーンです。
ロングロウの種類と味の特徴
ロングロウ ピーテッド
香りはとてもクリーミー。バニラカスタード、スモークが徐々に広がっていく。トーストしたマシュマロ、ハーブ、芳醇な果実。
味わいは信じられないほどバランスが良い。リッチでクリーミー。かすかに薬品。キルンのスモークのように舌の上を煙の波がうねる。
容量700ml・アルコール度数46度
ロングロウ レッド
香りはレッドカラント、ブラックベリー、レッドコーラのノート。
味わいは甘くてフルーティー、赤い果物、蜂蜜の釉薬、ブランデーバスケットのノートがバーベキュー肉のスモーキーなノートとうまくバランスが取れています。ピートは仕上げに現れ、塩辛いナッツのノート、ルバーブカスタードとローストアーモンドのノート。
容量700ml・アルコール度数57.5度
ロングロウ 18年
香りは甘いバーベキューポークと革製本のノート。ネクタリンとメントールのノートと共にピート。
味わいは蜂蜜、バタースコッチ、パルマバイオレットのノート。オレンジピールのヒント。微妙なピート。
容量700ml・アルコール度数46度
ロングロウ 21年
ロングロウ21年はシェリー樽熟成の原酒を60%、バーボン樽熟成の原酒を40%使用。日本には300本の限定入荷。
香りは香りは芳醇で、ビーフジャーキー、イベリコハムに、トフィー、ポップコーン、ハネデューメロン。
味わいはプラム、クリーム、アーモンドビスケット、ココナッツ。アクセントにフェンネル、松、スパイスが加わります。フィニッシュはスムースで、オレンジと心地よいスモークが広がります。
容量700ml・アルコール度数46度
ロングロウ 21年 ラムカスク
香りはバナナやパイナップルといったフルーティなアロマとバニラビスケットが広がり、柔らかなスモーキーさ。
味わいはピートスモークと共にアプリコットキャンディ、熟したプラム、トフィー。
容量700ml、アルコール度数40.2度
ロングロウのおすすめの飲み方
ロングロウのおすすめの飲み方はストレート、ロックがおすすめです。
ロングロウ18年、21年は是非ストレートで飲んでみて他の飲み方を試してみてください。
ロングロウのノンヴィンテージはハイボールも美味しいですが、スモーキーさが前面に出て果実っぽさはかなり薄れる印象です。
ロングロウをおすすめする方
ロングロウをおすすめする方は、スプリングバンクを飲んでさらにピーティなものを試してみたいという方がおすすめです。
スプリングバンクに比べ塩っ気は軽減されますが、その分スモーキーさであったりピートが感じられます。ヘビリーピーテッドですが、ピート感は強すぎずバランスが取れています。
最初はロングロウのノンヴィンテージを飲んでみて気に入ったらロングロウ18年を狙うのがいいでしょう。ロングロウ 21年は希少なので、入手は難しいですね。
えのき商店 STAFFより
スプリングバンク同様にロングロウも非常に需要が高く、販売開始後即売り切れてしまう銘柄となっています。もし見つけたら即買いしても後悔しないボトルですね。
ただスモーキー系やピーティ(薬品香)のするウイスキーは余り好きじゃないという方は同蒸留所であればヘーゼルバーンをおすすめします。
スプリングバンク蒸留所のスモーキータイプという事で一度は飲んでみて欲しい銘柄の一つですね。
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