輝くような黄金色のオークニー諸島の蒸留所「スキャパ」。今回はスキャパの種類や味の特徴、そしてどんなウイスキーなのかをご紹介。
スキャパ蒸留所
創業1885年スキャパ湾を望む高台に建てられたスキャパ蒸留所。ノース語で「貝床」という意味だそうです。中硬水の仕込み水はハイランドパーク同様。
ローモンドスチルを初留釜に使い2基のポッドスチルだけを使っています。
1994年以来操業停止もありましたが2005年にペルノリカール社が所有し2007年に生産再開。現在の生産能力は年間130万Lです。

スキャパの種類と味の特徴

スキャパ スキレン
新鮮な洋ナシやパイナップル、トロピカルフルーツを思わせる香りと、花(ヘザー)のような甘い香り。ハニーデューメロンのような爽やかさ。バニラのような甘さのある味わい。爽やかな甘さが長く続きます。
容量700ml・アルコール度数40度
スキャパ 10年
香り:新鮮なパイナップルスライスとマンゴーアイスクリームのノート、モレッシュクリームブリュレ、蜂蜜をトッピングしたパンケーキ、柑橘類の皮。
味わい:温かいスパイス、煮込んだリンゴ、バニラカスタード、バナナ、焦げたオーク、ミルクチョコレート。
アメリカンオーク樽で熟成
容量700ml・アルコール度数48度
スキャパ 16年
香り:ジューシーなマンゴーと香り高い高級レザーのノート、バニラクリーム、クレメンタインピール。
味わい:スパイスの効いたアップルパイ、バニラファッジ、スムースオーク、グリュースパイスで焼いたパイナップル、シルキーでクリーミーな口当たり。
アメリカンオーク樽で熟成
容量700ml・アルコール度数48度
スキャパ 21年
香り:アプリコットジャムに新鮮なラズベリー、熟したバナナとホイップクリーム。香り高いオークと微妙なナツメグのヒント。
味わい:パレット バニラクリームとコンデンスミルクに包まれた新鮮な桃とマンゴーのノート、カルダモンとシナモンで味付けしたショートブレッド。
アメリカンオーク樽で熟成
容量700ml・アルコール度数48度
スキャパのおすすめの飲み方
スキャパスキレンのおすすめの飲み方はハイボールやロックです。ハイボールにするとスキャパの特徴である爽やかな甘味を引き出し、ロックにするとダイナミックにスキャパ本来の味わいを感じることができます。
年数表記のスキャパはトロピカルなフルーティさと甘さが特徴的で、ストレートやハイボールがおすすめ。フルーティでさっぱりとしたハイボールが愉しめます。

スキャパをおすすめする方
アイランズモルトを色々と飲んでいる方でもスキャパを後回しにしている方も多いかと思います。それはスキャパ自体が様々なラインナップがあるわけでなく、オフィシャルではスキャパ スキレンのみだったというのもあるでしょう。
スキャパはアイランズの特徴もありながら爽やかな甘さ、ヘザーを感じることが出来るのでおすすめです。またバランタイン17年のキーモルトの一つにもなっているので、バランタイン好きの方が飲むシングルモルトとしてもいいでしょう。
また年数表記のスキャパもオフィシャルから発表がありましたので、今後10年あたりはよく見かけるようになるかもしれません。
榎商店 STAFFより
スキャパのボトルは背が高く、威厳と優美さを併せ持っています。シンプルながらもオークニーの風景の鮮やかな海と空が連想できるラベルデザインもいいですよね。ちなみにスキレンとはノース語で「光り輝く空」という意味だそうです。
また新たにリリースされた10年から21年は大きくボトルデザインが変わり凄くカッコよくなっています。
特徴は非常に甘く華やかさがあり、オークニーのヘザー感も感じられます。ハイランドパークと飲み比べてみても面白いですね。
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