ウイスキーを飲み始めたばかりの方向けに、スコットランドのアイランズ(アイラ島以外の島々)にある蒸留所のまず飲んでみて欲しいボトルをまとめてみます。
地域別の蒸留所でオフィシャルリリースされているのボトルの中からフラッグシップボトルを紹介していく企画です。
フラッグシップボトルとは
フラッグシップの意味を調べてみると、「そのグループの中で、最も重要なものや優秀なもの。主力商品など」という事で、ここではオフィシャルリリースの中で(もちろん通年販売)、最も購入されているであろう主力商品という形で紹介します。
アイランズの銘柄の特徴
アイランズの銘柄は島々特有の潮風を感じる特徴がありますが、各蒸留所によって様々な個性が感じられます。
各々の個性は力強いものから華やかなものまで多岐に渡りますが、それは島々で点在するため島によっての個性が表れているのかもしれませんね。
特に人気で有名な銘柄にタリスカー、ハイランドパーク、アランがありますが、これらを比べてみてもかなり特徴は異なるモルトだとわかります。
アイランズ フラッグシップボトル
では早速アイランズの蒸留所で造られるオフィシャルボトルの中で、通年で購入できて、初めての方がまず購入すべきボトルを紹介していきます。(蒸留所名で50音順)
アイル・オブ・ジュラ10年(アイルオブジュラ蒸留所)
バーボン樽熟成によってもたらされるバニラやリンゴの香りが、グラスの中で広がります。初めは柔らかいピート香、コーンフレーク、ネクタリン、豊かなバニラと柑橘の香り
アビンジャラク(アビンジャラク蒸留所)
ピートレベルは35-40ppm。現在リリースされているものはほぼニューメイクに近いもの。
スキャパスキレン(スキャパ蒸留所)
新鮮な洋ナシやパイナップル、トロピカルフルーツを思わせる香りと、花(ヘザー)のような甘い香り。ハニーデューメロンのような爽やかさ。バニラのような甘さのある味わい。爽やかな甘さが長く続きます。
タリスカー10年(タリスカー蒸留所)
香りはほのかな海水の塩、生ガキ、そして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り。味わいは煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。
トバモリー12年(トバモリー蒸留所)
香りは潮、バニラ、シトラス、ミント。そしてカカオのビターな香りが特徴。味わいはかなりドライでスパイシー。柑橘系とオレンジピールのようなビターさが感じられる。
レダイグ10年(トバモリー蒸留所)
香りはワクシーでピーティー。潮と磯感のあるスモークとレモンピール。シダ、腐葉土のような土っぽさと松ヤニ。味わいはアルコールの刺激がスモーク香とともに一気に広がりレモンの柑橘系、シトラスとミント、後からバニラアイスやクッキーの甘味。余韻にはクローブのスパイシーさも。
ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナー(ハイランドパーク蒸留所)
香りは特有の甘いヘザーのハチミツの香りと、スモーキーなピート香。味わいはオークニー独特の香り高いピートとシェリー樽がもたらす、穏やかなスモーキー&ハニー。
アラン10年(ロックランザ蒸留所)
香りはリッチなバニラ、キウィ、バナナ、マスクメロン、ココアパウダー。味わいはシナモン、シトラス、シリアル、甘いオーク材、シロップ。
榎商店STAFFから一言
アイランズの銘柄のフラッグシップボトルは比較的流通量も多く入手しやすいですね。しかし限定品や長期熟成となると人気銘柄であるタリスカー、アランは特に入手が難しくなります。
この中でまずウイスキー初心者に飲んでみてほしいのは、SNSでの人気の通りでタリスカー、アラン、ハイランドパークですね。
それぞれストレート、ロック、ハイボールと飲み方を選ばず美味しく楽しめるシングルモルトです。
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