ウイスキーを慣れ親しんだ中・上級者向けにアイランズ(アイラ島以外の島々)の蒸留所からオフィシャルでリリースされていて、通年で購入できる贅沢なボトルをまとめてみます。
地域別の蒸留所でオフィシャルリリースされているのボトルの中からハイエンドボトルを紹介していく企画です。
ハイエンドボトルとは
ハイエンドボトルを考えた時にとにかく一番高いものを紹介してもよかったんですが、現実的に入手しやすく年一回リリースされるものは含めようと思います。
例えばアードベッグのアードベッグデーのボトルなんかは除外して、という感じです。
アイランズの銘柄の特徴
アイランズの銘柄は島々特有の潮風を感じる特徴がありますが、各蒸留所によって様々な個性が感じられます。
各々の個性は力強いものから華やかなものまで多岐に渡りますが、それは島々で点在するため島によっての個性が表れているのかもしれませんね。
特に人気で有名な銘柄にタリスカー、ハイランドパーク、アランがありますが、これらを比べてみてもかなり特徴は異なるモルトだとわかります。
アイランズ ハイエンドボトル
では早速アイランズ(アイラ島以外の島々)の蒸留所で造られるオフィシャルボトルの中で、通年で購入できて、そこそこの値段のおすすめボトルをまとめていきます。(蒸留所名で50音順)
アイル・オブ・ジュラ16年(アイルオブジュラ蒸留所)
14年間アメリカンオーク樽で熟成後、2年間オロロソシェリー樽で熟成。芳香な香りとコクに優しい口当たりで非常に飲みやすく、潮の香りを感じます。
アビンジャラク(アビンジャラク蒸留所)
ピートレベルは35-40ppm。現在リリースされているものはほぼニューメイクに近いもの。
スキャパグランサ(スキャパ蒸留所)
ヘザーハニーのほのかな甘い香りと優しくやわらかなフルーティさが前面で感じられ、奥からスモーキーでピーティな風味が現れます。
タリスカー18年(タリスカー蒸留所)
香りは豊かでフルーティ。オレンジの皮、スモモ、背景にスモーキーさ。味わいは前面に甘みが広がり、その後、かすかなスモーキーさを伴ったより主張の強い味わいへと変化する。全体的に暖かみのある味。
トバモリー12年(トバモリー蒸留所)
香りはりんご、バニラ、フローラル、樽香。味わいはアプリコット、バニラ、キャラメル、そしてシナモンのようなスパイシーさも感じられる。
レダイグ18年(トバモリー蒸留所)
香りはオイリーなスモークさとピート香。微かにベリーと奥にハチミツ、メープルシロップ。味わいは、ピートとスモーク、甘くフローラル、海塩。余韻はスパイシーさが長く続く。
ハイランドパーク18年 ヴァイキング・プライド(ハイランドパーク蒸留所)
ピート香・モーキーなフレーバーの中にオレンジやマーマレードの甘い香り、味わいはヘザーハニーの特徴とオレンジの柑橘感、チョコレートといった甘味とスモーキーさがまろやかに溶け合っています。
アラン21年(ロックランザ蒸留所)
香りは芳醇で甘美。アランらしいシトラスや麦の甘いアロマ、シェリー樽らしいダークチョコレートにアクセントにジンジャーが香ります。味わいはローストしたヘーゼルナッツ、マーマレードジャム、アプリコットが広がり、フィニッシュにはオークの味わいと共にダークフルーツやクローブの余韻が続きます。
榎商店STAFFから一言
今回は中・上級者向けにアイランズの蒸留所オフィシャルでリリースされているボトルの中からハイエンドなボトルに絞ってまとめてみました。
アイランズで人気の銘柄と言えばタリスカー、アラン、ハイランドパークが突出している印象があります。特に最近のアランはリリース後直ぐに売り切れるので注意が必要です。
まずはフラッグシップのボトルを飲んで、気に入った銘柄のハイエンドを購入してみるのをおすすめします。
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