ウイスキーの飲み頃「開栓直後と数日経過したもので風味が変わる?」

評価の高いウイスキー購入し開栓して直ぐに飲んでみて「こんなもの?」って感じる方も多いと思います。

勿論美味しいのは美味しいですが、皆が絶賛する意味がわからないという経験はないですか?そこで今回ウイスキーの飲み頃について書いてみます。

ウイスキーの開栓直後と数日経過した状態の変化

色々とウイスキーを飲んでいくうちに、開栓直後にティスティングをしてみてよく言われている香りや味わいが感じられない事ってありますよね。

アルコールの刺激をグッと感じてみたり、アルコール臭がしてみたりそこそこのシングルモルトでも感じることってあります。

一説には樽から瓶詰めされた状態のウイスキーは風味が縮こまった状態で、数日かけて空気に触れることで本来の風味のポテンシャルを発揮しだすようなんです。

確かに初めて購入したウイスキー銘柄を開栓して直ぐに飲んだ時よりも、翌週に香りを嗅いだり口に含んだ時の味わいは、刺激が収まり「まろやか」という表現が良いのかはわかりませんが、より複雑な風味を感じる事ができるようになります。

よく見るグラスを回す行為の意味

ストレート カクテル

よくテイスティンググラスにウイスキーを30ml(シングル)入れてグラスを回していますよね。

これはウイスキーの香りをグラスの窪みに滞留させて香りを感じやすくするという意味なんですが、実はこれ以外にウイスキーは空気に触れた瞬間から変化が現れ始めます。

そういった変化を与えることで、1口目、2口目と本当にほんの少しですが風味に変化が現れています。

そしてアルコールは常温で気化する揮発性なので、最初はアルコールがキツイと感じても時間をかけて回しながら飲むことで、初心者でも飲みやすく変化していくわけです。

これは当然ボトル内でも同様な事が起こっています。

例えば瓶の中のウイスキーを半分くらい飲んでしまった場合は、ウイスキー自体が空気と触れる面積は瓶の口径と同じで広くなっています。

それだけウイスキーはどんどん変化をしていってる状態という事なんです。

ウイスキーの飲み頃

では開栓したウイスキーをいつ飲むのが良いのかと考えてみたところ、勿論開栓直後に少し飲んでウイスキーの風味を確かめます。

ただこの時はこれを本来の味とは思わないようにして、次回飲む際の楽しみを感じます。

そして1週間後、2週間後と飲む時にはアルコール刺激はグッと落ち着いて飲みやすくなる印象があります。

さらに1ヶ月後ともなるとおそらく開栓直後と比べかなり風味が変わってるのかなと思います。

こうした変化を開栓直後から回数を重ねて楽しむことが出来るのもウイスキーの楽しみ方ではないでしょうか。

私個人の印象としては2週間後〜1ヶ月くらいが美味しいと思っています。

もちろん体調や季節、飲み方でも大きく変わってきます。

あとがき-飲み切る目安-

あとはウイスキー自体には消費期限はないのですが、風味は開栓後から確実に変化していきます。これはアルコールが揮発性であるという事もふまえて仕方がないことなんですが、よく言われているのが「大体6ヶ月以内に飲み切る」というのが目安だそうです。

ただウイスキーってコレクション要素もありますし、飲んでみたい探究心もくすぐられます。自分の飲むペースをふまえて計画的なボトル購入も大切ですね。

それこそ、5000円程度のボトルを1ヶ月買わずに資金を残して次に買うタイミングで1万円クラスの長期熟成という方法もありますし、あれこれ考えるとワクワクしちゃうのが、ウイスキー沼ってやつなんでしょうね。

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