スコットランドで造られるウイスキー(スコッチ)の中でアイラ島以外の島々で造られるものを『アイランズウイスキー』・『アイランズモルト』等と呼ばれます。
この記事ではアイランズウイスキーの特徴や歴史、そしておすすめの銘柄をご紹介していきます。
アイランズウイスキーの産地『スコットランドの島々』と歴史
スコットランドの各諸島にある蒸留所の中でよく聞く名前と言えば「スカイ島」ではないでしょうか。
スカイ島にはあの「タリスカー蒸留所」があります。ただ最近スカイ島が話題になるのはスカイ島の南東部に新しく出来た「トラベイグ蒸留所」しかも、この蒸留所で造られるウイスキーがもうすぐ3年になるようです。
3年というのはスコッチを名乗る上で熟成年数が3年以上という事で、スコッチの要件を満たした「トラベイグ」が若いながらもお目見えするようです。
他にもスコットランド北部のオークニー諸島・ジュラ島・アラン島といったそれぞれが個性的な特徴を持つスコッチを排出しています。アイランズという括りにするには各銘柄の個性が際立ちますが、海岸的な性格が唯一の共通点かもしれません。
アイラ以上に違った個性を楽しめるのも良い。
アイランズウイスキーの特徴
アイランズウイスキーを一括の特徴とするには凄く難しく、共通点とすればそれは『潮風』かもしれません。熟成時に潮風にさらされる事での潮の香りは島々らしさが伺えます。
その他については非常にそれぞれの銘柄が個性的。力強いパワーを感じる銘柄もあれば、とてもスイートな銘柄もあります。
ただやはり海岸に建てられる蒸留所の特徴として潮風は外せないんじゃ。
アイランズウイスキーおすすめ銘柄
タリスカー10年 (700ml・40度)
スカイ島が誇る、金色の蒸留酒。手強いシングルモルトウイスキーであり、まさに男性的なモルトです。
潮の風味と爆発するような黒胡椒の刺激は、正にスカイ島に襲い掛かる嵐(ストーム)のようなタリスカーらしい力強い味わいです。
アランモルト 10年 (750ml・46度)
ノンピート麦芽を使用し小型の蒸留器で少しずつ蒸留。麦芽の自然な甘さと香ばしさ、フレッシュでいてなめらか。
10年熟成とは思えないやわらかさとなめらかさが特徴で、冷却ろ過、カラーリングを施さず、自然な状態でボトリングしています。 シトラスフルーツの香りと麦芽の自然な甘さは時間や場所を選ばずお楽しみいただけます。
ハイランドパーク 12年 ヴァイキング・オナー (700ml・40度)
オークニー独特の香り高いピートとシェリー樽がもたらす、穏やかな“スモーキー&ハニー”。情熱的で勇敢な人々が讃えるシングルモルトです。
ハイランドパークの12年は蒸留所の特徴をバランスよく表現し、スモーキーさの中にヘザーハニーの甘いピートの香りが感じられる。口当たりはドライで、優しいスモーキーな風味がいつまでも余韻となって残ります。
アイル・オブ・ジュラ10年(700ml・40度)
柔らかいピート香や、蜂蜜や木のような香りといった特徴は出ていますが、それらがとても穏やかなのでアイル オブ ジュラの入門編としてピッタリです。
バーボン樽熟成によってもたらされるバニラやリンゴの香りが、グラスの中で広がります。初めは柔らかいピート香、コーンフレーク、ネクタリン、豊かなバニラと柑橘の香り。
スキャパ スキレン (700ml・40度)
味は香りほど甘さを感じない。塩気とスパイシーさが特徴的。バランタインの原酒の1つでもある。
麦芽の甘い香りと草っぽい香り。パンケーキのように甘く後味には麦。クリームの香りが最後に鼻を抜ける。
アイランズウイスキーの選び方
では、ざっくりと仕分けしてみようかのぉ
まずは上記で紹介した中で簡単に仕分けをすると、オーウランダーとして飲めるのが「ハイランドパーク」。
スモーキーさやスパイシーさは「タリスカー」。
柔らかくなめらかな飲み口は「アランモルト」「アイル・オブ・ジュラ」。
ちょっとパワフルな味わいが欲しい時にはハイランドパークやタリスカー、柔らかな少し甘めとなるとアランモルトやアイル・オブ・ジュラを選ぶと良い。
ただ島が近いものほどその特徴は近くなる傾向じゃな。
最近SNSでよく見かけるのがアランモルトを見かけます。この記事を作成している秋になったからでしょうか。
逆に夏場でハイボールが欲しいような季節はタリスカーが良く見かけますね。あとはどんな時にも使えるオールラウンダーなハイランドパーク。特にSNSではこの3つが人気でよく見られます。
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